森林保全型農業事業 – 特定非営利活動法人パルシック(PARCIC) https://www.parcic.org 東ティモール、スリランカ、マレーシア、パレスチナ、トルコ・レバノン(シリア難民支援)でフェアトレードを含めた「民際協力」活動を展開するNGO。プロジェクト紹介、フェアトレード商品販売など。 Thu, 20 Apr 2017 09:23:11 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.4.1 農業生産性向上を目指して ~事業3年目 等高線栽培の取り組み開始~ https://www.parcic.org/report/timor-leste/timor_forest_conservation/6531/ Tue, 18 Nov 2014 08:56:39 +0000 https://www.parcic.org/?p=6531 2014年9月より、森林保全型農業の支援事業は開始3年目となり、新たに等高線栽培の導入を始めました。

事業地マウベシでは、主要換金作物のコーヒーを中心に、主穀物トウモロコシや特産品であるインゲン豆を栽培し、余剰分を市場で販売して生計を立てている農家が大半を占めています。山に囲まれた当地では、日本で見るような平坦な土地に畑がある農家はごくわずかで、その多くが山の斜面を開墾して利用しています。

マウベシでは、草木を焼いた灰を作物の肥料分として用いる「焼畑農法」を伝統的に行っています。昔は人口もそれほど多くなく、無理せず作物生産が行える規模で循環していました。しかし、人口増加に加えて、独立した2002年以降急激に進む地域開発の影響もうけ、森林伐採などが拍車をかけ、過去の循環構造は崩壊の一途を辿っています。

その結果、乾季は水不足に陥り、土が地割れを起こす反面、雨季は断続的な降雨と、時に発生するスコールによって、傾斜地の土砂は川へ流されてしまいます。土壌中の貴重な有機物が流されてしまうため、作物の生長を阻害するだけでなく、時には植え付けた作物をすべて流してしまい、過去には食糧不足に陥ったこともあります。

私たちが始めた等高線栽培は、傾斜地の土壌流失を防ぎ、有機物を土地に蓄える役割を持っています。手法は、比較的簡易なものから石を積み上げる重労働なものまで様々です。現在では世界各地で実践されており、特にフィリピンなど山岳の多い地帯では、高い成果を挙げています。東ティモール国内でも、既に外国のNGO団体などによっていくつかの地域で実施されており、マウベシで始めるにあたってスタッフが視察へも行きました。

 

従来は草木を燃やして畑を綺麗にする。灰(黒い部分)が貴重な肥料分となる。

従来は草木を燃やして畑を綺麗にする。灰(黒い部分)が貴重な肥料分となる

住民に対して、資料を使いながら等高線栽培の説明をするスタッフ

住民に対して、資料を使いながら等高線栽培の説明をするスタッフ

 

これまでの経験から、簡易であまり重労働にならない手法を選んで、チーム内で情報を共有したのち、各集落でのトレーニングを実施しました。

まず、エーフレーム(A-frame)と呼ばれる道具を作成して、土地の等高線を測り、等間隔に杭を打っていきます。杭の場所と、杭と杭の間に、約50cm間隔で比較的生長の早い木の苗木を植えます。等高線に沿って木を植えることで、その木の根が張って土砂の流出を防いでくれます。植える木の種類は、作物の生長に必要不可欠な窒素を空気中から取り込むことが出来る樹種(窒素固定樹種)を選びました。有機物の流出防止に加えて、窒素を土壌中に取り入れて、作物生産性向上を目指すのが目的です。

 

等高線を測る道具、エーフレーム。石が中心に来た場所が等高線を示す。

等高線を測る道具、エーフレーム。石が中心に来た場所が等高線を示す

TL_prj_20141118_d

等高線を測り、杭を打ち付けていく

TL_prj_20141118_e

杭打ち後の畑

 

苗木は、運搬の手間を省くために各集落で苗床を作成、管理することにしました。今後も地域内でこの技術を普及できるよう、住民主体で管理していくよう、話し合いました。

 

TL_prj_20141118_f

苗床を、管理しやすいよう、家と水場の近くを選んで作成

TL_prj_20141118_g

苗床に種を播いたあと、バナナの枯葉で覆いをして、子どもや動物に 悪戯されないよう木の枝を上に置いて完成

 

スタッフが、集落へトレーニングに行った時の事です。

トレーニングでは通常、始めに等高線栽培の有用性を住民に対して説明します。しかし、マウベシの人々は、従来行ってきた「草木を焼く」ことをしないことが、なぜ作物生産性の向上に繋がるのか、理解することが難しいようです。

そこでスタッフは住民に問いかけました。

「集落内には川が流れていて、その川は北の稲作地帯へとつながっています。マウベシの豊かな土は、雨で川に流され、その栄養分が稲作地帯の増収につながっています。ですが、ここでは土に栄養が少なくなってしまうので、トウモロコシやインゲン豆も十分な生産量を得ることができていません。もし、肥えた土を畑にとどめることが出来れば、今よりも作物の生産性が上がるでしょう。」と話すと、農家の一人が「確かにそうかもしれない。そんな風に考えたことはなかった。」と答えました。

もう11月も半ばを過ぎ、雨期に入ってもいい頃なのですが、まだ2、3日サーっと雨が降っただけで、作物の植え付けに十分な水は確保できていません。本格的に雨が降り、トウモロコシなどの作付けが始まる頃に合わせて、各集落で選抜したプロモーター農家をモニタリングして、地域内に広めていく予定です。

国民の約80%が農業に従事しているといわれる‘農業国’東ティモールの明るい未来を共に築いていくために、時間はかかるかもしれませんが、我慢強く続けていきたいと思います。
(東ティモール事務所 宮田悠史)

]]>
現金収入源としての「養豚」を目指して https://www.parcic.org/report/timor-leste/timor_forest_conservation/6310/ Fri, 19 Sep 2014 06:04:51 +0000 https://www.parcic.org/?p=6310 東ティモールは赤道南下にあるため、日本とは季節が真逆で、現在は寒い冬の時期(乾季)にあたります。朝晩に吹く風が肌寒いので、市場の古着売り場で暖かい上着探しをすることが、現地スタッフとの楽しみの一つとなっています。

現在、活動地マウベシでは、主要換金作物であるコーヒーの収穫時期を迎えています。赤く熟したコーヒーの実(コーヒーチェリー)や、摘み取った実の皮を取り除いたパーチメントを乾燥させている光景は、寒暖の差が激しい山間部のコーヒー産地特有の画になる風景です。

コーヒー以外からの現金収入源確保を目指し、その一つの方法として「畜産による現金収入」に取り組んでいます。今回は、養豚にスポットを当てて、昨年の活動の成果を紹介したいと思います。

1. エサの火入れをして消化を良くし、豚の肉付きを良くする

やはり畜産を実現する為にまず解決しなければならないのが、エサの確保です。山間部では人間の食料生産も厳しい中、人間と食べるものが競合する豚にどうやって餌を与えていくかは大きな課題です。雨季はトウモロコシなどを植えていますが、乾期は雨が降らないため、天水に依存している当地では限られた作物しか栽培することが出来ません。そのため、十分な量のエサを確保できず、ほとんどの世帯で0~2頭しか飼育されていません。この豚も、冠婚葬祭への貢物として懐から出て行ってしまうため、現金は手元に入りません。

そこで限られた食糧を有効に使って、豚の生育向上を目指すべく、給餌改善トレーニングを実施し、以下の2つの方法を提示しました。

  1. エサに火を加えて消化を良くし、豚の肉付きを良くする。
  2. 食べ物を小さく切り、火が通りやすく、また子豚でも食べやすくする

従来は、畑から掘ってきた芋などを生のまま与えることがあり、豚が食べても消化に時間がかかり、肉がついて体が大きくなるのにも時間を要しました。消化しやすくしたことで、これまでよりも短い期間で豚の体を大きくすることが出来るようになりました。また、子豚は消化器官が十分に発達していないため、食べても口から出してしまうなどとても食べにくそうでしたが、エサを小さく切り、食べやすくすることで、子豚もしっかりエサをとることが出来るようになりました。

火入れの際には、薪の使用量を削減する為に配布したロケットストーブを利用している世帯が多く、参加者からも好評を得ています。

ロケットストーブを使って、火入れしている所

ロケットストーブを使って、火入れしている所

火入れしたエサを食べる豚

火入れしたエサを食べる豚

2. 畑の肥料分として鶏糞を調達・配布し、トウモロコシやイモ類の生産量を高める

東ティモール国内の養鶏場から鶏糞を調達、配布(40㎏×2袋/世帯)し、農地の肥沃度向上を図りました。養豚のエサとなる作物の収量改善として鶏糞を利用することで、トウモロコシやイモ類の生産量を高めることを目的としています。

鶏糞の配布

鶏糞の配布

各集落へ鶏糞配布後、トウモロコシの収穫時期(雨季2~3月頃)に合わせて、収量調査を行いました。

TL_prj_201400919_d

(左)鶏糞未散布畑のトウモロコシ / (右)鶏糞散布畑のトウモロコシ

調査の結果、鶏糞を散布した畑では、トウモロコシで1反(10a)当たりこれまでの約2倍の収量増加を実現することが出来ました。
サンプルとして収穫したトウモロコシの乾燥重量(1本あたり。子実のみ)を比較してみると、鶏糞未散布は47gであったのに対し、鶏糞散布区は92gでした。

TL_prj_201400919_e

左:鶏糞散布区域のトウモロコシサンプル / 右:鶏糞未散布区域のトウモロコシサンプル

トウモロコシの粒の色が混じっているのは、もともと当地で栽培されて、自家採取をしていたためです。色の揃ったトウモロコシは、東ティモール中央政府を通じて、Seeds of Life(東ティモール農業省とオーストラリア政府の共同事業。URL : http://seedsoflifetimor.org/)の推奨する高収量品種の種が地域内で試験的に栽培されているためです。

今回の鶏糞配布は、一時的なものであり、根本的にエサ問題を解決できてはいません。今後は、既に設置したバイオガスプラントの副産物として発生する液肥や、馬糞などの未利用有機資源の有効活用を行う計画です。
(東ティモール事務所 宮田悠史)

]]>
バイオガス設置進む ~薪使用量を減らし森林保全へ~ https://www.parcic.org/report/timor-leste/timor_forest_conservation/6176/ Fri, 27 Jun 2014 02:41:51 +0000 https://www.parcic.org/?p=6176 「山間部農民の生計向上事業(2年次)」(外務省ホームページ)では、薪に代わる調理用のエネルギーとして、バイオガスの導入を始めています。家畜の糞を原料としてメタンガスを得るバイオガスですが、導入当初は、発酵槽を設置するためにかなり大きな穴を掘らなければならないなどの重労働や、原料となる家畜の糞を定期的に確保しなければならないことがハードルとなり、設置に対して消極的な参加者が見られました。

そこで、私たちは他集落で既に稼働しているモデルプラントの見学会を実施したり、バイオガスの有用性を説明するなどして参加者の理解が得られるよう努め、現在までに3集落で合計30基を設置しました。設置後は、適切に管理しているか、正常に稼働しているかなど担当スタッフがモニタリングを行い、その結果既に設置したプラントの半数以上からガスが発生し、調理に利用することができています。また、副産物として液肥も生成することができるため、その液肥を使って野菜栽培に利用する予定です。

バイオガスモデルプラントの見学会

バイオガスモデルプラントの見学会

 

原料投入後約1ヶ月で、ガスが発生し、調理に利用することが出来る

原料投入後約1ヶ月で、ガスが発生し、調理に利用することが出来る

 

副産物として生成される液肥。貴重な肥料分として、野菜栽培への利用を勧めていきたい

副産物として生成される液肥。貴重な肥料分として、野菜栽培への利用を勧めていきたい

2014年5月22日、マウベシ郡役所や農業改良普及員、コミュニティーラジオを招いて、バイオガスの見学会を開催しました。設置者の一人シルビーノさんは、「パルシックとともにバイオガスを設置し、薪を使う量を減らすことができた。雨の日でも薪が濡れる心配をする必要がなく、いつでも調理できる。薪を使うと煙がひどいが、バイオガスの火は煙が出ないので、とてもいい。」と、招待者へ伝えました。

バイオガス見学会の様子

バイオガス見学会の様子

 

招待者へバイオガスの効果を伝えるシルビーノさん

招待者へバイオガスの効果を伝えるシルビーノさん

2002年の独立以降、東ティモール国内の他の場所でもバイオガスを設置していますが、その多くが稼動を止めています。色々な理由があると思いますが、その一つとしてバイオガスプラントの規模が大きすぎることが考えられます。

現在、パルシックが設置を進めているのは、1世帯向けの小規模で簡易なものであり、材料はプラスチックを利用しているため、安価に作成することが出来ます。作成費用は、東ティモールの物価で約2万円程度です。しかし、大規模プラントはコンクリートを材料とするため、プラスチック製に比べて容量にして約3倍、建設費用にすると約10倍もの規模になります。そして、管理、修理が難しいというのも理由の一つと考えられ、簡易式バイオガスを稼働させるのに、1日に投入する原料は、牛糞だと牛1頭分で4人家族が1日生活するのに必要なガスを得ることが出来ますが、規模が大きければ原料もそれにあわせて必要となります。

原料の家畜糞を運ぶ手伝いをする子供たち

原料の家畜糞を運ぶ手伝いをする子供たち

携帯電話が急速に普及し、これまで無料だった電気代に対してメーターの設置が進み、電気料金の支払いがはじまるなど、マウベシの状況も日々変化しています。しかし、当事業で取り組んでいる森林保全型農業と農民の生計向上は、いまだ重要課題です。バイオガスの設置を進めることで、薪の使用を減らし、森林保全につなげていきたいと思います。

(東ティモール事務所 宮田悠史)

]]>
農業チームの現場から ~森林保全型農業の支援事業 進行状況~ https://www.parcic.org/report/timor-leste/timor_forest_conservation/5216/ Tue, 24 Dec 2013 03:01:33 +0000 https://www.parcic.org/?p=5216 2013年9月1日より、森林保全型農業の支援事業の2年目が始まりました。

現在東ティモールは雨季に入り、 活動地マウベシでは毎日のように雨が降り続いています。これまであまり活動内容に触れることができなかったので、マウベシでの活動についてまとめてご紹介したいと思います。

1.養蜂

養蜂1年目は、東ティモールに生息する「オオミツバチ」と「アジアミツバチ」の2種類のミツバチについて、日本の養蜂家の方を招いて生態調査やハチミツの元となる蜜源植物の調査を行いました。また木材を使った巣箱(重箱式巣箱)を作成し、集落内で養蜂を行うのに適すると思われる場所に設置しました。 2年目はさらなる生態調査として、分蜂(巣別れ)の時期を特定して出来るだけ多くの蜂群を手に入れ、巣箱を設置することを目標として活動しています。

分蜂とは、新しい女王蜂が生まれる直前に、元の女王バチが働きバチを半分連れて新しい住処へ移る行動のことです。雨季に入り、餌となる花や作物が芽吹きだし、ミツバチの活動も活発になってきています。餌が十分にあると、ミツバチは分蜂の準備を始めるので、私たちも分蜂群を手に入れるべく、新しい住処となりうる巣箱の設置を進めています。

10月には再度日本の養蜂家を招いて、生態調査と丸太を使った分蜂群捕獲用待ち箱(ブンコ)の作成・設置を行いました。訪問したエルメラ県サココ集落では、ブンコ1基と重箱式巣箱1基を設置し、ミツバチの分蜂群の入居を待っています。 マウベシでは、自然巣を住民に探してもらい、発見後、土地の持ち主と交渉したうえで巣箱の設置を行っています。これまでにポサダマウベシ(宿泊施設)に3個、ハトゥカデ集落で7個、ルスラウ集落で3個の巣箱を設置しました。

ルスラウ集落にて。近くに自然巣があり、ブンコと重箱式巣箱を1基 ずつ設置。

ポサダマウベシの一角に設置した巣箱

 

ルスラウ集落にて。近くに自然巣があり、ブンコと重箱式巣箱を1基 ずつ設置。

ルスラウ集落にて。近くに自然巣があり、ブンコと重箱式巣箱を1基ずつ設置

2.養豚

養豚1年目は、放し飼いではなく、つがいでの飼育により、子豚を肥育・販売して現金収入を得ることに重点を置いた近代的養豚の紹介と、これに適した豚舎の建設を対象集落で実施しました。 2年目は、新しい豚舎での飼育方法、給餌方法、病気対策や販売に関する情報提供についてのワークショップを4集落で実施しました。

近代的畜産経営について、参加者に説明する東ティモール人スタッフの Adelino

近代的畜産経営について、参加者に説明する東ティモール人スタッフのAdelino

特に餌に関しては、山間部では人間の食料生産も厳しい中、人間と食べるものが競合する豚にどうやって餌を与えていくかは大きな課題です。そこで私たちは、

  1. 餌の火入れをして消化を良くし、豚の肉付きを良くする
  2. 畑の肥料分として鶏糞を調達・配布し、これの利用によりトウモロコシやイモ類の生産量を高める

方法を提示し、説明しました。

給餌改善トレーニングの風景。食べ物は小さく切って、火が通りやす くする。右は東ティモール人スタッフのCrispin

給餌改善トレーニングの風景。食べ物は小さく切って、火が通りやすくする。右は東ティモール人スタッフのCrispin

また、自己資金によるマイクロクレジットを導入し、対象者へ子豚2頭(オス1頭、メス1頭)の購入資金として$120の貸与を実施しています。1年後に出産、さらにその半年後に子豚を販売することを計画し、年10%の利息を付けて$138の返還で契約を交わしました。仮に病気等で購入した豚が死んでしまった場合、借入金$120のみの返還を契約書に記載しています。

マイクロクレジットの契約風景

マイクロクレジットの契約風景

3.バイオガス

1年目は、植林と、薪使用量削減を目指したロケットストーブの導入および薪小屋建設を行いました。2年目は、薪を使わずに調理できる「バイオガス」の導入に向けて、各集落で試験的に1基設置を行い、その後住民へ技術を移転させていきたいと考えています。

家畜の糞尿を原料としたバイオガスは東ティモール国内でも実践されていますが、継続して使用できている例がかなり少ないといわれています。原料となる糞尿の収集・投入が、これまでの薪拾いと比べて労力が軽減されれば浸透も早まるはずです。落ち枝を拾ったり、木を切ったりすれば薪は容易に手に入りますが、マウベシの集落では牛を飼っている人が少なく、豚も2頭前後で放し飼いにしている世帯が多いことから、バイオガスの原料収集には相当な労力が必要になると考えられます。

これまでの生活からガラッと変わったシステムを導入しようとするわけですから、様々な困難があるのは理解してもらわなければなりません。どのように住民に伝え、そしてどのようにバイオガスを継続利用できるようにしていくか、今後計画している住民対象のバイオガスワークショップのやり方も含めて模索していきたいと思います。2年目の活動と並行して、1年目の活動がきちんと現地に定着するようモニタリングも行いながら、参加住民と意見交換を進めています。

ハトゥカデ集落にて。原料を入れる発酵槽設置のための穴掘り

ハトゥカデ集落にて。原料を入れる発酵槽設置のための穴掘り

 

牛糞を水と混ぜて、発酵槽へ投入。この後、子供たちも手伝ってくれました

牛糞を水と混ぜて、発酵槽へ投入。この後、子供たちも手伝ってくれました

 

原料投入後のバイオガスプラント。順調に発酵が進めば約1か月 後にガスが発生する予定

原料投入後のバイオガスプラント。順調に発酵が進めば約1か月後にガスが発生する予定

一つ一つの活動がマウベシの人々の生計向上に繋がっていくよう、今後も事業を続けていきたいと思います。
(東ティモール事務所 宮田悠史)

]]>
新規プロジェクト1年目の歩み 生活改善~かまど、薪編~ その1 https://www.parcic.org/report/timor-leste/timor_forest_conservation/4306/ Sat, 13 Jul 2013 06:19:25 +0000 https://www.parcic.org/?p=4306 東ティモールでは、石を3つ並べただけのかまどを使って日々の煮炊きを行っています。このかまどは隙間部分が大きいため、そこから火が逃げてしまい燃焼効率が悪いです。それに伴い、薪を燃やした時に出る煙が家の中に充満し、その煙を吸って呼吸器系疾患を患う人が後を絶ちません。毎日煮炊きをする女性はもちろん、小さい子供のいる家庭ではお母さんが子供を背負いながら調理するため、抵抗力の弱い子供にも影響を与えています。

一般的なかまど。石と石の隙間から薪を入れますが、火もそこから逃げてしまいます。

一般的なかまど。石と石の隙間から薪を入れるが、火もそこから逃げてしまう。


調理風景。真ん中の子供が、かまどから出る煙で少し白く見えます。

調理風景。真ん中の子供が、かまどから出る煙で少し白く見える。

活動地の家の造りは、竹や木の骨組みにヤシの葉や藁のような草を屋根に葺いています。雨風の影響もありますが、煙で熱せられることでも劣化が早まり、1~2年で交換しなければなりません。

屋根葺き替え用の藁(草)を運んでいる子供

屋根葺き替え用の藁(草)を運んでいる子供。

家の中には、次の植え付けの為のトウモロコシの種が吊るして保存してあります。調理時に出た煙の熱で水分を飛ばしたり、燻って病害虫の発生を抑えているのではという昔ながらの知恵も、このかまどを利用する意味ではないかという考えもあります。

また、調理に使用する薪も十分に乾燥させていないものを使っていることが多く、そのため調理するために多くの時間を要します。東ティモールで「バタールダン(Batar daan)」というトウモロコシの粒を豆などと一緒に茹でる料理があります。これを家族10人分ほど作るのに、水を煮立てるとことから含めて3時間近く要します。

バタールダン(Batar daan)。特に味付けはないので、食べる時は唐辛子や塩をかけて食べます。

バタールダン(Batar daan)。特に味付けはなく、唐辛子や塩をかけて食べる。

このような状況を改善するべく、私たちは薪の使用量を調査し、薪の効率的な利用方法の指導と、かまどの改良などに取り組みました。次回はその様子をお伝えしたいと思います。

(東ティモール事務所 宮田悠史)

]]>
【ウォレス線の向こう:東ティモールでミツバチに出会う】報告会レポート https://www.parcic.org/report/timor-leste/timor_forest_conservation/4231/ Thu, 11 Jul 2013 08:47:03 +0000 https://www.parcic.org/?p=4231 梅雨が明け、とろけてしまいそうな暑さが続いていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?

7月9日に【ウォレス線の向こう:東ティモールでミツバチに出会う】というテーマで、報告会を行いました。今回はその報告をしたいと思います。

現在パルシックは、昨年から東ティモールで開始した「山間部農民の生計向上事業」(外務省HP参照:https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/data/zyoukyou/ngo_m/e_asia/easttimor/120621.html)において、アジアミツバチの養蜂に取り組んでいます。自然に作られた蜂蜜を採ることは昔から行われていますが、生業としての「養蜂」はまだ東ティモールで行われていません。比較的身近な所に多数生息しており、養蜂としての可能性が見出せたアジアミツバチを、現金収入源の限られた山間部に暮らす人々の新たな収入源として活用していきたいと考えています。

それに先駆け、今年の5月~6月にかけて約10日間、日本の養蜂家、御園孝さんと小野俊英さんのお二人を現地に招いて、東ティモールに生息するミツバチの生態調査を行いました。この報告会では、その際にお二人が東ティモールで見たミツバチの生態、蜂蜜の蜜源や餌(花粉)となる植物について、ビデオや写真を使ってご報告して頂きました。

報告会の風景。参加者の方々からたくさん質問も出て、とても有意義な報告会となりました。

報告会の風景。参加者の方々からたくさん質問も出て、とても有意義な報告会となりました。

 

トウヨウミツバチとオオミツバチの違いをご説明する小野さん

アジア(トウヨウ)ミツバチとオオミツバチの違いをホワイトボードで説明する小野さん。

 

オオミツバチ

オオミツバチ(アジアミツバチに比べて体が大きい)

 

アジアミツバチ

アジアミツバチ(ニホンミツバチに比べて体が小さい)

東ティモールでは、2種類のミツバチから蜂蜜を採取しています。大きな木の枝につり下がるように巣を作る「オオミツバチ」と、岩の隙間や木の洞に巣を作る「アジアミツバチ」です。

アジアミツバチは、日本にも生息する「ニホンミツバチ」と同じトウヨウミツバチの種類に位置付けられるため、現地を訪れる前には生態的にも似たような部分が 多くあるのではと、お二人も考えていらっしゃったようです。しかし、東ティモールに行き実物を見てみると、ニホンミツバチよりも体が小さかったり、性格も かなりおとなしかったりと、色々な違いがあることが分かりました。

また、東ティモールはアジアミツバチの最南端生息地ではないかといわれており、その一つに、報告会のタイトルにもある「ウォレス線」が関係しているのではと思われます。

(ウォレス線についてはhttps://www.pteron-world.com/topics/world/wallecea.htmlをご参照ください)

これまで生業として利用されてこなかったため、ミツバチの生態や養蜂手段など、まだまだ不明な部分が数多くあります。今後も御園さん、小野さん、そして養蜂家の皆さまやミツバチに興味を持つ方など、様々なご協力を仰ぎながら東ティモールでの養蜂実現に向けて、歩んでいきたいです。記録を続けて、「東ティモール養蜂までの道のり」をまたご報告できればと思います。

(東ティモール事務所 宮田悠史)

]]>
天災?それとも人災? https://www.parcic.org/report/timor-leste/timor_forest_conservation/4220/ Mon, 01 Jul 2013 12:46:16 +0000 https://www.parcic.org/?p=4220 ボンディア(おはようございます)!もう乾季に入ってもよい頃ですが、今年は天候が不順で7月に入った今もまだ雨が続いています。南海岸に接しているスアイ県、東部のビケケ県とラウテム県で大規模な洪水が発生、死亡者がでて家畜や家が流され、水田も泥に浸かってしまい、すべてを失ってしまった人々が多数出ています。スアイ県では政府の緊急救援も丸3日間こなかった、と泣きながら怒りを露わにする住民のインタビューがテレビのニュースで放映されていました。活動地マウベシでも雨が続いており、組合メンバーのコーヒー加工にも影響が出ています。

どうしてこんなに甚大な被害が出たのでしょうか?まず、はじめて東ティモールに来た際、飛行機のなかから見るティモール島に驚く方が多いと聞きます。実際私もそうでした。何故なら山肌が丸見えで赤茶の土壌が露わになっているからです。インドネシア時代にインドネシア軍が独立派ゲリラの掃討作戦で空爆し、山を焼いたそうですが、現在はおもに調理用の薪のための大量の樹木伐採が要因であるといわれています。他には焼畑農業で延焼、住民が邪魔な木を勝手に伐採、など理由はさまざまです。農業省にも森林局があり植林を促進しており、また環境省も声高に政策提言をすすめておりますが、残念ながら目に見えた結果は出ていません。私どもも含めたNGOやその他団体もワークショップやイベントを各種開催していますが、そもそも時間のかかることなのかも知れません。

集中豪雨が発生した場合、すぐに地すべり、山崩れが発生。しかも山崩れで道が塞がれる箇所は毎年決まって同じです。すると交通手段を絶たれ物資の運搬ができずに陸の孤島となり、米など食料が底をついてしまいます。また急速な開発を推し進める東ティモール政府の公共工事の質を問題視する声もあり、大規模な予算をつぎ込んで道路や川や橋の修繕工事をしても、しばらくすれば水に流される、といった悪循環も起きています。

赤土が流出

赤土が流出、運転怖かった!

冒頭にお話したこれら洪水の被害も天災・人災の両面だと人々はみているようです。スアイ県の被害は、政府要人が以前視察に来た際に、水害が心配なのでどうかここは早急に対応して欲しい、と伝えたが結局何もしてくれずにこうなった、と伝えていました。また工事が入っても業者のピンハネが横行しており質のよい材料は使っていない、または計画より少ない材料で仕上げてしまう、といわれています。公共事業の監査も行き届いていない様子。

工事の質は一体?

工事の質は一体?

このような状況のなか、しわ寄せや被害にあうのは結局のところ住民です。しかし、その一方で、住民は生活に大量の薪を使用しています。

よく乾燥した薪を使って煮炊きしたり、お鍋の底についた‘すす’をとるだけで、燃焼率は大幅にアップし、薪使用量をずいぶん削減することができます。しかし現状は、子どもや女性が1週間に2~3度薪を集めに行き、薪が濡れていても仕方なく使っています。すると煙が大量に発生し、調理をする女性たちの健康にも深刻な影響がでます。

人々の意識や習慣をかえることは時間のかかることです。しかしできることをいま行わなければ、2030年には200万人になるといわれている東ティモールには数えられるだけの木々しか残らなくなってしまうでしょう。私たちが現在、推し進めている循環型農業プロジェクトは一刻を争う、しかし長い時間を必要とする、これら問題を解決するためのツールのひとつといえると考えています。

(東ティモール事務所 大坂智美)

]]>
マウベシ女性グループ、料理コンテストに参加! https://www.parcic.org/report/timor-leste/timor_forest_conservation/4125/ Wed, 12 Jun 2013 12:52:41 +0000 https://www.parcic.org/?p=4125 ボノイティ(こんばんは)!東ティモールでは一般的に3月か4月までが雨季とされており、そろそろ本格的な乾季に入ってもいい頃なのですが、今年は6月に入ってもジメジメとした雨が毎日降り続き、日本の梅雨を彷彿させています。南国にいながらも、実はギラギラとした太陽よりも陰湿な雨の日が好きな私としては、大いに歓迎する天気が続いているのですが、コーヒーの収穫が始まりつつあるマウベシではコーヒー組合のメンバーさんたちが「加工後のコーヒーが乾燥できない!」とこぼしている、と聞きました。天候が今年1年分の収入に直結する農家の皆さん、気が気でないはずです。昨年同様、どうか天候に恵まれますよう、乾季が早く来ますよう祈るばかりです。

東ティモールで採れる馴染みの食材を使った初の料理コンクールに出席するため、先週、マウベシの女性グループメンバー4名が首都ディリに来ました。全国から気合の入った女性グループが一同に集まりました。3日間開催され、2日目がコンテスト。マウベシ女性グループは特産の甘いサツマイモを使って、焼き芋、サツマイモチップス、サツマイモコロッケ、サツマイモプリンの4品を出品。どれも大変美味しく、よく頑張った!と思ったのですが、いやいや、他の参加グループは様々な食材を多彩に使用し、たいへん工夫を凝らした料理をこしらえていました。残念ながらマウベシ女性グループは最下位の成績となってしまいましたが、こと料理となると女性の意地があるようで、「準備が足りなかった」「次回は絶対リベンジ!」「優勝してみせる!」と悔しさをあらわにしていました。

こんなに頑張ったのに…

こんなに頑張ったのに…

ディリに来た女性メンバーと、先日オープンした一村一品商品空港ショップに一緒に行きました。一村一品とは大分県が発祥の地元商品の活性化プロジェクトです。東ティモール農業省とJICAの協力で試験的ではありますが、地元団体の運営で店舗を開店することができたのです。女性グループが作るハーブティ3種が一村一品商品に認定され販売されています。他地域の女性グループの商品も一村一品商品に認定、陳列されており、東部で作られているココナッツオイルや、バナナチップス、アクセサリーやタイス(伝統織物)商品も販売されています。売り子さんから直接「ハーブティは人気でよく売れるわよ」と聞いて嬉しそうでした。マウベシに暮らすメンバーにとっては販売されている状況や販売側の反応を聞く機会は稀で、「一日の売り上げは?」「タイス商品の値段が高い!」など様々な質問や意見を出していました。

空港ショップにて

空港ショップにて

ここのところディリでの仕事が多く、女性グループと接する機会が少なくなってしまったため私にとっては久々の再会で、話は尽きることなく大賑わいの女性メンバー、ディリ滞在の3日間でした。

(東ティモール事務所 大坂智美)

]]>
各地の女性グループメンバーとの出会い、そして… https://www.parcic.org/report/timor-leste/timor_forest_conservation/3930/ Wed, 01 May 2013 12:11:11 +0000 https://www.parcic.org/?p=3930 ボンディア(おはようございます)!そろそろ雨季も終わりつつあるのか、明け方は少し肌寒く、一度5時ごろ目が覚めタオルケットを掛けなおす季節となりました。しかし朝日が昇るや温度が一気に上昇、午前中はまだ爽やかですが、午後は汗だくで仕事、の毎日です。

今回は再び活動内外を通して知り合った東ティモールの女性たちを紹介したいと思います。明るく、温かい東ティモールの人々、普段接していると、日本占領時代、インドネシア時代の暗く悲しい歴史をふと忘れかけてしまうのですが、やはり今でもなお苦しんでいる方々がたくさんいらっしゃるのです。

昨年10月に出会ったボボナロ県マリアナ郡の女性グループ【ノビノビ】。日本語的にはなんだか可愛いらしく聞こえますが、ポルトガル語で【99】そう、1999年の意なのです。1999年8月30日の独立に関する住民投票で78%以上が独立を支持、9月4日の投票結果発表前後からインドネシア国軍と併合派民兵による破壊・襲撃行為が広がり、短期間で全土をほぼ壊滅状態にしました。ノビノビのメンバーはこの騒乱時にご主人を殺された寡婦グループ。西ティモールに隣接したボボナロは、破壊や虐殺はひどかったそうです。

メンバーの年齢層は50代くらいでしょうか。タイスでアクセサリーやカチューシャ製作、ミシンでバッグや服の縫製、冠婚葬祭時に使用するイスやテーブル、調理器具のレンタル、キオスク運営・・・など、活動は多岐にわたります。活動拠点はマリアナ市場正面の一等地。政府が提供してくれたそうです。みんなで協力した活動によって収入を得ることもさることながら、みんなで集まって話をしながらミシンを動かしたり、アクセサリーを作るのがなにより楽しい、と話していました。同じ痛みや悲しい経験をした者同士、心を開けるのだと思います。私たちがお邪魔した際も「よく来て下さった」と、温かいおもてなしを受けました。

【ノビノビ】メンバーと代表理事の井上礼子

【ノビノビ】メンバーと代表理事の井上礼子

また、あるきっかけで出会ったひとりの女性。インドネシアの軍人に3ヵ月監禁・強姦され続けたそうです。トラウマで自宅から一歩も出ることができなくなり、最近になってようやく、少しずつですが用がある際に外出できるようになってきたそうです。何年、何十年経っても傷や恐怖は拭い去ることはできないのです。

東ティモールに赴任した当初、若年層がとにかく目立ち、50代以上の方々が非常に少ないことに驚きました。地方に行けばおじいちゃん、おばあちゃんも見受けますが、実はインドネシア時代に大勢の人々が殺され、亡くなっているからなのです。

活動地マウベシの女性グループのメンバーにも当時のことを聞きましたが、森に逃げた、ひどく恐怖だった、など、普段活動で接している以外の女性たちのもうひとつの顔を覗かせました。

急激に変わりつつある東ティモールで、過去の歴史を後世に残す作業を急いでしなければ、と懸念する人々があると聞きます。「昔のことはよく知らない」という若者もいるそうです。授業の課外授業などで語り部に話を聞く、などプログラムを取り入れることも必要かもしれません。

今後、観光省も観光開発の一環で、独立闘争時の拠点を整備・保全し、観光客が訪れることができるようにするそうです。観光客も大切ですが、東ティモールの子供や学生も、行って、観て、学ぶ機会があればいいな、と思います。

(東ティモール事務所 大坂智美)

 

]]>
苗木配布後のモニタリング https://www.parcic.org/report/timor-leste/timor_forest_conservation/3729/ Sat, 02 Mar 2013 09:11:54 +0000 https://www.parcic.org/?p=3729 苗木を配布した後、それらがちゃんと苗木を植えられているか、確認しに行きます。

よくあるのが、貰えるものは貰うけど、後はそのまま放置なんてことも。せっかく種から苗になるまで育ててもらったのですから、植えなければ宝の持ち腐れです。今回はクロロ地区のお宅へ訪問しました。

お宅訪問といっても一筋縄にはいきません。途中までは車で行けるのですが、それから家のある場所までは川を渡らないといけないのです。

車で行けないので、歩いて川を渡ります

車で行けないので、歩いて川を渡ります

家へ着いたら、配った苗木を植えてあるか確認します。案の定、まだ植えていないとのことだったので、手が空いていた子供たちに植え方のトレーニングをしました。本当は大人も一緒にというところなのですが、雨季で作物の植え付け期ということで、みんな畑へ出てしまっているそうです。

植え方は以下のような手順で行いました。

1. 植えるための穴を開けます。鉄の棒で穴掘り。

植えるための穴を開けます。鉄の棒で穴掘り

2.苗木をポリバッグから取り出して、掘った穴に植えます。

苗木をポリバッグから取り出して、掘った穴に植えます

穴の中心にきれいに植え付け

3.穴の中心にきれいに植え付け、

植えた後は、土を被せます

4.植えた後は、土を被せます。

植え終わったら、動物に食べられないように、木の棒で囲います

5.植え終わったら、動物に食べられないように、木の棒で囲います。

目印となるよう、ポリバッグを木に刺して

6.目印となるよう、ポリバッグを木に刺して、

目印となるよう、ポリバッグを木に刺して

7.完成!

完成

参加者全てのお宅を回れれば良いのですが、同じ地区内でも家と家が遠く離れている箇所も多く、なかなか難しいです。色んな調査に付随して、今後も苗木のモニタリングを続けていきたいと思います。

(東ティモール事務所 宮田悠史)

]]>