観る – 特定非営利活動法人パルシック(PARCIC) https://www.parcic.org 東ティモール、スリランカ、マレーシア、パレスチナ、トルコ・レバノン(シリア難民支援)でフェアトレードを含めた「民際協力」活動を展開するNGO。プロジェクト紹介、フェアトレード商品販売など。 Wed, 11 Oct 2017 07:39:53 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.4.1 生き物天国スリランカ https://www.parcic.org/report/srilanka/srilanka_life/12324/ Tue, 10 Oct 2017 09:32:35 +0000 https://www.parcic.org/?p=12324 かつて青年海外協力隊でスリランカ南部に2年間過ごした時にも、スリランカって生き物天国だなぁと思ったのですが、北部で過ごす今もそう思います。

家や事務所で毎日見かけるヤモリは日常過ぎて何とも思わないのですが、道で牛や水牛、ヤギの団体さんに出くわしたりすると、ほぼ慣れてしまったのですが、それでも日本ではなかなか見ない光景なので写真に収めたりしています。

牛の大群で前に進めません

牛の大群で前に進めません

事業地の池の畔で出会った水牛。「あいつ誰?」って感じでこちらを見ています

事業地の池の畔で出会った水牛。「あいつ誰?」って感じでこちらを見ています。

事務所近くで見かけたヤギの群れ

事務所近くで見かけたヤギの群れ

ムライティブ事務所にも我らのパピー、クティ、ちびすけがいます。

パピーとクティ、親子で寝ています。

パピーとクティ、親子で寝ています。

ちびがよくしているポーズです。首が痛くならないのかと気になってます。

ちびがよくしているポーズです。首が痛くならないのかと気になってます。

夜にかけてねずみも事務所に出てきます。。。

夜にかけてねずみも事務所に出てきます。。。

時々サルが事務所にやってきます。人間に近づくことはないのですが、屋根の上で飛び跳ねたりして、うるさいです。追い払うふりをすると、歯をむき出して威嚇してくるので、ちょっと怖いです。

 

私が住んでる家に来たサルの写真です。視線を感じてふと窓に目をやるとサルが家の中を覗き込んでいて、鳥肌が立ちました。このタイプのサルが時々事務所に来ます。

私が住んでる家に来たサルの写真です。視線を感じてふと窓に目をやるとサルが家の中を覗き込んでいて、鳥肌が立ちました。このタイプのサルが時々事務所に来ます。

 

写真は撮り忘れてしまいましたが、移動中に野生の象を見たことが一度あり、事業対象地の池の畔でワニを見たこともあります。

そして、とある週末、パピーたちにエサをあげようと事務所に行くと、セキュリティ担当のパピーを先頭にクティとちびすけが木に向かって吠えていました。またサルかなと思っていたのですが、低いタイプの木に向かって吠えているので、違う。何だろうと思ってよく見ると、ヘビでした。しかも、コブラ。。。

3匹が一斉に吠えまくっているので、威嚇状態のコブラですし、これでパピーたちがかまれたらどうしようと思い、すぐさまエサで釣って、パピーたちを安全なところへ移動させました。

自分にとってヘビはものすごく苦手な生き物で、出来たら関わりたくない。でも、このままにしておくと猛毒なことを知らないパピーたちが咬まれるかもと思うと、立ち去ることもできず、ほうきで敷地外に追い払おうとしましたが、逃げてくれません。

仕方ないので、隣の家の姉弟に「コブラがいる」と伝えて来てもらいました。ヒンズー教の彼らがまず言ったのは「神様なんだよねぇ」と。「ほっとけばどこかに行く」と言うけれど、少なくとも敷地の外に追い出さないと、パピーたちが危ないと説得し、お姉さんはコブラに向かって「行きなさい!行って!」と大声で言うだけ。コブラは聞く耳持たず動きもせず。水をかけたら?と提案したところ、弟さんが近くにあったペットボトルに入った水をかけたのですが、コブラは動じず。。。ホースで水をかけたところ、これには反応して事務所地敷地の外に逃げていきました。外に出て行った後のことは、考えないようにしつつ。。。

青年海外協力隊時代も含め、ヘビは見たことありますし、去年は道端で死んでいた大蛇(直径15センチほど)も目撃したことがあり衝撃的でしたが、本物のコブラは人生初でした。しかも、こんな身近なところで出くわすとは驚きです。

生き物天国スリランカだと思ったのは間違いではないと、コブラを事務所で見て確信しました。

事務所で見たコブラさま

事務所で見たコブラさま

(ムライティブ事務所 飯田彰)

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(少々閲覧注意)ワッターパライのお祭りに行ってきました! https://www.parcic.org/report/srilanka/srilanka_see/11866/ Thu, 22 Jun 2017 07:07:19 +0000 https://www.parcic.org/?p=11866 ※ご注意※ 以下、痛々しい写真や動画が含まれますので、苦手な方は閲覧をご遠慮ください。

ムライティブが年に一度人であふれ返るワッターパライのお祭りに行ってきました。去年もこのお祭りについて書いたのですが、もう1年が経ったのだと感慨深い気持ちになりました。

さて、今回は祭りの雰囲気がより伝わるようにと思い、臨場感あふれる動画でご紹介したいと思います。ムライティブ駐在3年目の私ですが、今でも祭りの光景は衝撃的です。

昨年はクルマで行ったのですが、今年は現地のスタッフとバイクで行きました。50万人が訪れるといわれるお祭りに、家族などで訪れる人たちのクルマや臨時バスがひっきりなしに到着し、大渋滞。その中をバイクで前に進むのですが、砂ぼこりと排気ガスにまみれながらワッターパライのヒンズー寺院に着きました。

多くの人たちでにぎわっている歩道

多くの人たちでにぎわっている歩道

ワッターパライのヒンズー寺院

ワッターパライのヒンズー寺院

この女性を去年も見たとスタッフが言っていて、確かに去年の写真を見るといました!ジャフナ出身の別のスタッフによると、ジャフナのお祭りでは女性を見ないそうで、ワッターパライのお祭りの特徴とも言えるようです。

夫婦で参加している人たちもいました。

大きい釣り針のようなもので吊り下げられているのですが、間近で見ると本当に痛々しいです。それでも、ある種の興奮状態にあるからか、本人たちは痛みを感じないそうです。

1人で吊り下げられているパターンもありますが、2人の場合もよく見かけます。自分の感覚がおかしいのかもしれませんが、美しささえ感じられます。

▼ 動画(音声あり)

それから、踊り歩くパターンもあります。動画中央には何かに憑依されたかのような人もいます。。。

▼ 動画(音声あり)

小さな子どもをぶら下げてる人は初めて見ました。周りの人たちとっても珍しいようで、写真を撮りまくられていました。

▼ 動画(音声あり)

最後に、一番のお気に入りを紹介して終わりにしたいと思います。

通常、何時間もかけてワッターパライに来るので疲労困ぱい状態なのですが、このお兄さんはまだまだいけそうな感じで、吊り下げられながらも音楽に合わせてノリノリで踊っていて、不謹慎かもしれませんが、笑ってしまいました。

▼ 動画(音声あり)

 

いかがでしたでしょうか。いつ見ても、異文化を感じる瞬間で、見慣れることはなさそうです。現地のスタッフにいつかしてみたいか聞いたところ、みんな揃って「やだやだ、痛そうだから」とのこと。これが通常の感覚なのだろうなと思い、願掛けやお礼参りで参加している信者の方たちに敬意を払いつつ、ワッターパライのヒンズー寺院を後にしました。

(ムライティブ事務所 飯田彰)

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中村尚司と歩く スリランカの歴史ツアー 2017/8開催 https://www.parcic.org/news/tour/11684/ Tue, 02 May 2017 07:47:28 +0000 http://parcic-ph2-test.jpn.org/?p=11684 「インド洋の真珠」ともよばれる、涙の形をした美しい島国、スリランカ。

紅茶や宝石の産地としても有名ですが、多民族・多宗教社会であることや、2009年に26年にも及ぶ内戦がようやく終わったことはあまり知られていません。

古代スリランカの知恵が詰まった高度な灌漑システム、大航海時代のオランダやポルトガルの要塞跡、イギリスの植民地支配とタミル人の強制労働が支えた紅茶プランテーション、極彩色のヒンドゥー教寺院と荘厳な仏教遺跡、激しい内戦の爪痕…悲しくも豊かな歴史に想いを馳せながら、スリランカを一緒に旅してみませんか?

「人びとのアジア」「豊かなアジア、貧しい日本」などの著書で知られ、50年以上スリランカに関わり、農村を歩いて来たスリランカ研究の第一人者、中村尚司氏が同行する、パルシック史上最高に贅沢なスタディツアー!

このツアーのポイント

★スリランカ研究の第一人者、中村尚司氏の解説により、スリランカの歴史とその背景がよく理解できます
★普通のツアーや個人ではなかなか訪れることができない場所も訪問します
★ジャフナのゲストハウスやサリーリサイクル事業などパルシックの活動を実際に見ることができます
★スリランカが生んだ伝説の建築家ジェフリー・バワが設計した大人気ホテル、ヘリタンス・カンダラマを始め、こだわりのホテルに宿泊します
★成田空港から全行程を通してパルシックスタッフと中村尚司氏が同行します
★お一人様でのご参加も大歓迎!

開催概要

開催時期: 2017年8月14日(月)~8月24日(木) 11日間

定員   : 12名(定員になり次第、締め切ります。お早めにお申し込みください。)
旅行代金: 320,000円(パルシック会員は10,000円割引)
       (往復航空運賃、燃油等付加運賃、全行程宿泊費、食事代、移動費、入国税、航空税等含む)

申込締め切り:2017年6月26日(月)

現地プログラム企画:特定非営利活動法人パルシック

募集型企画旅行条件書:https://www.pitt.jp/rules/joken/boshu.php

 

旅行日程 (現地の都合などによって変更になる場合があります)

日付 時間 旅程 宿泊
8月14日(月) 11:20 成田発 UL455 ネゴンボ Paradise Beach Hotel
17:10 スリランカ到着
18:30 ネゴンボへ移動、ホテルチェックイン
8月15日(火) AM ホテル出発、陸路でジャフナへ移動 ジャフナ KAIS City Guest House
PM 有名なナルーヒンドゥー寺院、ジャフナ市内などを見学
8月16日(水) 終日 仏陀が訪れたと言われる北端の島ナーガディーパ、ヒンドゥー教徒の聖なる水辺であるキリマライ、ポルトガルやオランダの拠点だった要塞跡などを見学 ジャフナ KAIS City Guest House
8月17日(木) AM ジャフナからムライティブへ移動、内戦が終結した地、戦争博物館、サリーリサイクル事業の事業地などを見学 トリンコマリー Welcombe Hotel
PM ムライティブからトリンコマリーへ移動
8月18日(金) AM コーネシュワランヒンドゥー寺院を見学、ミヒンタレへ移動 アヌラーダプラ Palm Garden Village Hotel
PM 仏教寺院見学、アヌラーダプラへ移動、インドから持ち帰った菩提樹、仏教寺院を見学
8月19日(土) 終日 古代スリランカの知恵が詰まった灌漑設備や溜池を見学 アヌラーダプラ Palm Garden Village Hotel
8月20日(日) AM アヌラーダプラからダンブッラへ移動、世界遺産のシーギリヤロック見学 ダンブッラ Heritance Kandalama Hotel
PM スリランカの著名な建築家ジェフリー・バワが設計したホテルにチェックイン
8月21日(月) AM ダンブッラからキャンディへ移動、世界遺産の仏歯寺見学 ヌワラエリヤ Black Pool Hotel
PM キャンディから紅茶の名産地ヌワラエリヤへ移動
8月22日(火) AM 紅茶プランテーション見学 コロンボ Grand Oriental Hotel
PM ヌワラエリヤからコロンボへ移動
8月23日(水) AM 博物館、コロンボ市内散策、自由行動 機内泊
19:15 コロンボ発 UL454
8月24日(木) 7:30 成田着  

 

旅行企画・実施: 株式会社 風の旅行社

観光庁登録旅行業第1382号/日本旅行業協会会員

〒165-0026 東京都中野区新井2-30-4 IFOビル6階
総合旅行業務取扱管理者 原 優二

受託販売: 株式会社 ピース・イン・ツアー

東京都知事登録旅行業第3-7212号/日本旅行業協会会員

〒162-0042 東京都新宿区早稲田町67 早稲田クローバービル5階
総合旅行業務取扱管理者 小林 奈々
TEL:03-3207-3690  FAX:03-3207-6343  E-mail:info@pitt.co.jp

 

お申込み・お問い合わせ

ご不明点・ご質問は、お気軽にメール・電話・FAXにてご連絡ください。

特定非営利活動法人 パルシック(PARCIC)
〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町1-7-11 東洋ビル1F
Tel:03-3253-8990 Fax:03-6206-8906 メールフォームへ

 

スリランカ研究の第一人者、中村尚司氏

紅茶園がひろがる風景

ヒンドゥー寺院

菩提樹が茂る、仏教寺院のアヌラーダプラ

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RADIO TxT の番組に出演! https://www.parcic.org/report/srilanka/srilanka_deniyaya/9846/ Tue, 13 Sep 2016 07:46:34 +0000 https://www.parcic.org/?p=9846 こんにちは!デニヤヤ駐在を終えて日本に戻った高橋です。

2016年9月8日、北海道で活躍されているフリーアナウンサー安達祐子さんのラジオ番組『安達祐子の木曜お結びラジオ』に呼んでいただきました。パルシックのこと、デニヤヤでの紅茶事業のこと、東ティモールのコーヒーのことなどお話をしました!

 

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スタジオで祐子さんと記念撮影✌

 

祐子さんには、私の大学時代の知人を通して2年ほど前にお会いしました。その時から「道産子が常夏のジャングルで頑張って美味しい紅茶を作っている!」と、折に触れ応援してくださっています。食に詳しく、美味しくて安全なものを紹介するお仕事もされている祐子さんの ‘美味しいものアンテナ’ にお世話になっています。私が札幌にいる間は、札幌周辺の紅茶やコーヒーを扱っているお店をご紹介してくださいます。

ラジオ出演は初めての経験で緊張していましたが、祐子さんが普段のおしゃべりのようにしてくださって、始まってからはすっかりリラックスできました。祐子さんのお友達や知り合いを結んで、つながりを広げて、という「お結びラジオ」でしたが、まさにいろいろな人をデニヤヤの小規模紅茶農家グループ「エクサ」のメンバーにつなげる、というデニヤヤでの私のメインの仕事とも重なりました。

(元デニヤヤ駐在員 高橋 知里)

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北部 ムライティブの面白い世界 https://www.parcic.org/report/srilanka/srilanka_life/9616/ Tue, 09 Aug 2016 08:27:17 +0000 https://www.parcic.org/?p=9616 デニヤヤ事務所でインターンをしている村上さんの記事に触発されて、
ムライティブからも “面白い!” と思ったものをご紹介したいと思います。

1.バスの名前(国営)

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朝の通勤時によく見かけるバスです。
誰も気にかけていないと思うのですが、多くのバスに名前が付いています。
このバスにも名前が付いているのですが、その名も。。。

 

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「Tsunami Express」

バスの速さを表現するには適切な感じもしますが、ここも津波で被害のあった地域と考えると、
あまりにもブラックジョーク(?)な気がして、笑っていいのか悩むネーミングでした。
しかも、これが国営のバスというのが、このバスの名前のすごさが増すところです。

 

2.パルシック ムライティブ事務所の庭に・・・

mullai_20160809_c

 

普段の事務所の庭はこのような状態です。
癒し担当のクティ(Kutti)が気持ちよさそうに寝ていますね。

しかし、雨期になると、容赦なく雨が降り続け、庭が池と化してしまうこともあります。

 

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雨が降り続けばこうなるのですが、非日常的な光景だなぁと思ったのが、どこから来たのか、小さな魚が群れをなして事務所の庭で泳いでいたことです。(写真でお見せできないのが残念!)

 

3.民家の不思議なオブジェ?!

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元スタッフの家を訪ねる機会があり、その帰り道に見かけた民家です。
「えっ?なんだ、あれ?」と思ってよく見ると。。。

 

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マ、マネキンの頭!
シュールな光景で、笑ってしまいました。

シンハラ人の暮らす地域では、よく新築中の家でかかしのようなもの見かけます。以前、「家を建てていると周りの人が嫉妬を抱き、それが災いを招くので、かかしでそれらをはねつける」といった話を聞いたことがあります。

ここムライティブやジャフナでもかかしを見かけることがありますが、この家は新築ではないので「浜に上がったマネキンの頭を見つけて、意味もなく置いたのだろう」と現地スタッフ。
真相はいかに?! いつか家主に聞いてみようと思います。

<後日談>

先日、日本からのスタディツアーの一行とともに、このお宅を訪ねてみました。 ちょうど家の人がいたので真相を尋ねてみると、浜に上がったマネキンの頭を見つけて、飾った(?)そうです。子どもが泣きわめいたりしたら、「泣き止まないとあの悪魔(邪悪なもの?)にお前を渡しちゃうぞ!」と言ってるそうです。しつけの方法は、日本とさほど変わりありませんね(笑)

 

事業とは関係ない話でしたが、たまには別の視点から、少しでもムライティブの魅力が伝わればと思います。また面白い光景に出くわしましたら、ご紹介します。

(ムライティブ事務所 飯田彰)

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ムライティブ ヒンズー寺院ワッターパライのお祭り https://www.parcic.org/report/srilanka/srilanka_life/9236/ Fri, 15 Jul 2016 06:43:41 +0000 https://www.parcic.org/?p=9236 今回は、ムライティブが年に一度だけ人であふれ返る、伝統的なお祭りについてお伝えします。

ワッターパライという約1,400名の村にヒンズー寺院があり、いつもは閑散としているのですが、年に一度だけ盛大なお祭りがあり、主に北部各地から50万もの人が訪れると言われています。

 

夜店も出てにぎやかな様子

夜店も出てにぎやかな様子

遠く中央に見えるのがワッターパライのヒンズー寺院

遠く中央に見えるのがワッターパライのヒンズー寺院

 

普段は寺院近くまで車で行けるのですが、この日はかなり離れた臨時駐車場から寺院まで歩くことになり、日頃の運動不足を感じずにはいられませんでした。また、年に一度ムライティブで道路が渋滞するところを見ることができます。

 

ワッターパライのヒンズー寺院

ワッターパライのヒンズー寺院

 

ヒンズー教お祭りの醍醐味(?)と言えば、これかと思います。

タミル・ヒンズー教文化になじみのない者にとって、この光景はやはり衝撃的です。現地スタッフに聞いたところ、様々な願をかけて地元のお寺から出発してワッターパライの寺院を目指すそうで、遠いところだと朝に出発して何時間もかけて来るそうです。また、お礼参りとしてもこの苦行をするそうです。

 

吊られているヒンズー教徒

吊られているヒンズー教徒

吊られているヒンズー教徒

吊られているヒンズー教徒、アップで。吊られ方がショッキング!

 

弾力性のある木に吊られているのですが、上にいる人が勢いつけて揺らします。釣り針の大きいもので吊っていて、見るからに痛々しいです。それでも、吊られている人は痛みを感じないそうで、既に別世界にいるような様相でした。目的地のヒンズー寺院に着いたときに、どう針を取り除くのか見たのですが、遠慮なく取り外していて、消毒なんかもせず、見ているほうが痛かったです。

 

別世界に行ってるような表情

別世界に行ってるような表情

 

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ほとんどの人が男性ですが、女性もいて、びっくりしました。

ほとんどの人が男性ですが、女性もいて、びっくりしました。

 

基本的な姿勢は上の写真にあるような形ですが、人によって涅槃仏のような恰好だったり、座っている格好だったりと興味深いです。

この光景を普通のものとして見られる時が来るのかわかりませんが、異文化を感じる瞬間でワクワクします。それでも、苦行を課して願を掛ける、もしくはお礼参りする気持ちは、日本でも似たような感覚があり、根底に流れる同じような思想を感じました。

(ムライティブ事務所 飯田彰)

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デニヤヤ駐在報告 村で発見した面白いもの! https://www.parcic.org/report/srilanka/srilanka_life/9198/ Fri, 08 Jul 2016 09:11:42 +0000 https://www.parcic.org/?p=9198 おはようございます(スバ・ウダーサナック)。デニヤヤインターンの村上です。

日々、視察のため農家の家を訪れていると面白いものを発見することがあります。今回は、村で発見した面白いものを少し紹介したいと思います。

皆さん、これは何だと思いますか。飛行機のプロペラ?こどものおもちゃ?

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手動扇風機

これはなんと、手動扇風機です。

私も最初見たときは、ただの遊び道具だと思いました。プロペラの後ろにハンドルがついていて、ハンドルを回すとプロペラが回転するシンプルな仕組みになっています。結構強い風が来て涼しいのですが、持続時間が2、3分なので継続してハンドルを回し続ける必要があり、余計に汗をかきそうです。

私が「これは何ですか?」と尋ねるとおじさんが「涼しいでしょ」と得意げに手動扇風機を回して見せてくれました。扇風機を回す楽しそうなおじさんの姿に癒されました。

 

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手動でまわる扇風機。得意げな顔です!

 

他の農家の家を訪れた際には、鳥かごの中にどこかで見たことがあるような形の何かが入れられているのを見つけました。よく見ると腕の折れた人形が入れられていました。

この家のおばちゃんに恐る恐る「なぜ鳥かごに人形がいるんですか」というと、「あははは」と笑っていました。この家の人達は夜トイレに行くのが怖くはないのだろうか(スリランカの家は大体トイレが外にあります)、と思いました。

 

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鳥かごの中に入れられた人形 (※写真の右下あたりに注目)

また村で面白いものを発見したら紹介したいと思います。
(デニヤヤインターン 村上紘寿美)

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デニヤヤより、インターンの駐在報告 家族の紹介 https://www.parcic.org/report/srilanka/srilanka_life/8986/ Tue, 05 Jul 2016 03:26:15 +0000 https://www.parcic.org/?p=8986 はじめまして。スリランカ・デニヤヤインターンの村上紘寿美(こすみ)です。

私は山形県大江町の出身で、スリランカでは老若男女誰もが知っている゛おしん”の舞台となった町です。現在は、広島大学大学院国際協力研究科修士課程に所属し、文化人類学を専攻しています。当初は、調査をするためだけにスリランカに滞在する予定でしたが、以前、横浜にある国際協力のNPOでインターンをした経験から、現地での経験が積めるパルシックのデニヤヤインターンに応募しました。

今日は、私がお世話になっているホームステイ先の家族を紹介します。

家族はお父さん、お母さん、娘2人、おばあちゃんの5人です。お父さんは、外科を専門とするアーユルベーダのお医者さんで、家に併設された診療所には毎日大勢の患者が訪れます。お金を稼ぐためではなく、怪我をした人に奉仕するために働いているというお父さんは、貧しい人には無料で治療を行っています。アーユルベーダ医師が普段どういう仕事をしているかは、またの機会にじっくり紹介したいと思います。

 

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アーユルベーダ医師のお父さん。ちょうど診療中に、パシャリ。

 

お母さんは歌と僧侶の説教を聞くのが好きで、日曜日にはお寺で子ども達に仏教の教義を教えています。長女のジャヤニは小学校で音楽の先生をしており、人の世話が好きで、近所の赤ん坊を実の子の様に可愛がっています。4つ歳の離れた次女チャラニは、マータラにある私立学校に通っており、おしゃべりが好きで、次女が帰ってくると家が一気に賑やかになります。

 

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お母さんのナンダ

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次女のチャラニ(20)。カメラを向けたら、素敵なポーズをキメてくれました!

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小学校で音楽を教える、長女のジャヤニ(24)

 

プンチハーミおばあちゃんは耳が遠いのですが、手を振るといつも優しく微笑んでくれます。

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プンチハーミおばあちゃん

 

ホームステイ先のお宅は、アーユルベーダの診療所を併設していることもあり、朝から晩まで沢山の人が訪れていつも賑やかです。

以上、簡単ですがホームステイ先の家族の紹介でした。次回は、私のデニヤヤでの暮らしの様子をお伝えしたいと思います。

(デニヤヤ事務所インターン 村上紘寿美)

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<参加者募集>スリランカ 南部デニヤヤ おいしい紅茶のルーツを訪ねる旅 2015 https://www.parcic.org/news/7451/ Thu, 02 Jul 2015 09:04:08 +0000 https://www.parcic.org/?p=7451 スリランカ おいしい紅茶のルーツを訪ねる旅 <参加者募集>

インド洋の光り輝く島、スリランカの豊かな自然の中で、有機紅茶栽培に取り組む小規模農家を訪ねます。南部マータラ県デニヤヤは熱帯雨林シンハラージャ森林保護区に隣接し、さまざまな熱帯植物が生息し、色鮮やかな鳥たちが暮らす、とても自然が豊かな地域です。農家が有機で育てる茶畑を見学し、ホームステイをして人びとの暮らしに触れ、フェアトレードのおいしい紅茶ができるまでをたっぷり学びます。
海外旅行が初めての方、お一人でのご参加の方、大歓迎です!お気軽にお問い合わせください。

ツアー概要

開催時期:2015年816日(日)~2015年823日(日) 8日間

旅行代金:228,000円
(往復航空運賃[成田-コロンボ]、全行程宿泊費、食費、全行程移動費、入国税・空港)税等含む。旅行代金は2015年5月1日現在の燃油等付加運賃を基準として算出しております。燃油料金が変更となった場合、追加料金をいただく場合がございます。)

申込締め切り:2015年7月16日(木)

現地プログラム企画: 特定非営利活動法人パルシック
旅行企画・実施: 株式会社ピース・イン・ツアー

◎ 最少催行人数:5名
◎ 出発空港:成田空港
◎ 添乗員:なし。現地到着後、パルシックのスタッフが同行します。
◎ 利用ホテル(宿泊先):The Saffron または同等クラス(コロンボ)、Grand Oriental Hotel(コロンボ)、民泊(デニヤヤ)
◎ 利用航空会社:スリランカ航空
◎ 食事:スリランカ国内での全行程食事付き

旅行条件(PDF:約2.15MB)

ツアーのポイント!

★ 紅茶農家のお宅にホームステイ
★ フェアトレード紅茶ができるまでの流れが分かる
  (茶摘み・紅茶加工場見学・テイスティング・英国式アフタヌーンティーを体験)
★ 牛の堆肥を使った有機栽培、森林保全型農業の現場が見られる
★ 現地を良く知る駐在員が案内します

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ツアースケジュール(現地側の都合などによって変更になる場合があります。)

日付 時間 行程 宿泊地
8月16日(日) 13:20 成田空港発(スリランカ航空) コロンボ
19:10 コロンボ空港着後、車にてコロンボ市内へ
8月17日(月) AM 車にてデニヤヤへ移動 デニヤヤ
ホームステイ
PM 紅茶農家、茶畑訪問
8月18日(火) AM 茶摘み体験 デニヤヤ
ホームステイ
PM 椰子蜜つくり見学
夕方 農家宅で料理教室
8月19日(水) AM 周辺森林を散策、茶葉回収の様子を見学 モロワカ
バンガロー
PM 紅茶農家と懇談
8月20日(木) AM ミルミニ有機紅茶加工工場を見学 コロンボ
PM ゴールフォートを見学、車にてコロンボへ移動
8月21日(金) AM 紅茶パッケージ会社訪問、紅茶のテイスティング体験 コロンボ
PM 自由行動(アーユルベーダ、寺院訪問など)
8月22日(土) AM 自由行動、昼食はペタでご当地料理、紅茶など 機中泊
PM 有機食品市場見学、英国式アフタヌーンティー(コロンボ市内)
23:50 コロンボ空港発(スリランカ航空)
8月23日(日) 11:50 成田空港着後、解散

旅行企画・実施

株式会社ピース・イン・ツアー
観光庁長官登録旅行業第1917号 一般社団法人 日本旅行業協会 正会員
〒162-0042 東京都新宿区早稲田町67 早稲田クローバービル5F
総合旅行業務取扱管理者 松永充弘

お申込み・お問い合わせ

ご不明点・ご質問は、お気軽にメール・電話・FAXにてご連絡ください。

特定非営利活動法人 パルシック(PARCIC)
〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町1-7-11 東洋ビル1F
Tel:03-3253-8990 Fax:03-6206-8906
メールフォームへ

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スリランカ おいしい紅茶のルーツを訪ねる旅 2014 参加報告 https://www.parcic.org/news/7168/ Fri, 03 Apr 2015 07:44:02 +0000 https://www.parcic.org/?p=7168

セイロンの名で知られる世界でも有数の紅茶の産地、スリランカ。南部マータラ県のデニヤヤでは、甘い香りの「ルフナ茶」として知られる紅茶を生産しています。「おいしい紅茶のルーツを訪ねる旅 2014」では、スリランカでも特に自然が豊かな熱帯雨林シンハラージャ森林保護区に程近いこの地域で、有機紅茶栽培に取り組む農家を、日本からの7名の参加者で訪ねてきました。農村の訪問やホームステイと通じて自然と共に生きる人びとの暮らしに触れ、茶畑から紅茶加工場、そしてパッケージ工場まで一連の流れを見学し、美味しい紅茶ができるまでをたっぷり味わいました。

ツアーに参加してくださった方々からの感想文を集めた「旅の感想文集」から一部をご紹介します。

⇒旅の感想文集全文はこちら

おいしい紅茶のルーツを訪ねる旅 2014 開催概要

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訪問地 : スリランカ 南部マータラ県 デニヤヤ
開催日 : 2014年12月25日(木)~2015年1月1日(木) 7泊8日
参加者数: 7名

主な旅程

日付 行程 宿泊地
12月25日(木) 成田空港⇒コロンボ空港 コロンボ
The Saffron
12月26日(金) ・紅茶農家のコンポストセンターのオープニンググセレモニーに参�
・ホームステイ先で夕食、交流
デニヤヤ
ホームステイ
12月27日(土) 茶摘み体験、料理教室 デニヤヤ
ホームステイ
12月28日(日) 森を散策、紅茶農家組合と懇談 デニヤヤ
バンガロー
12月29日(月) ・自然農法の森、茶畑散策
・ニルミニ有機紅茶加工工場見学(お祭り参加)
・ゴールフォート散策
コロンボ
Grand Oriental Hotel
12月30日(火) ・紅茶パッケージ会社訪問(テイスティングなど)
・コロンボ市内見学(買物、パルシック事務所訪問、
紅茶局のティーハウス)
コロンボ
Grand Oriental Hotel
12月31日(水) ・コロンボ市内見学(市場見学、茶屋訪問、寺院、アーユルベーダ
マッサージ、買物など)
・アフタヌーンティー体験
・深夜 コロンボ空港発
機中泊
1月1日(木) 成田空港着後、解散

ツアー滞在地マップ

スリランカ南部紅茶ツアー滞在地マップ

参加者の声

参加してくださった方々の感想文を、一部ご紹介します。

F.Kさん(男性)

今回の旅行には妻と二人で参加しました。実は出発数日前の忘年会で飲みすぎたのがたたったのか体調が回復せず、前日まで止めようかと迷っていました。出発当日、何とか行けそうになって良かったです。今回、茶摘み作業から始まって、一連の紅茶が製品として出来るまでを見学することが出来て良い経験をさせてもらいました。それから、宿泊させていただいたアーユルヴェーダドクターの家族の方々、特に娘さん二人と仲良くなり、色々な話ができて楽しかったです。また、特に感じたのは、現地駐在員の高橋知里さんの存在です。村人全部が会うたびに笑顔であいさつしてくれて、ここまでの関係を築くには相当の努力が必要だったのではと感じました。また、子どもたちのくったくない笑顔も印象的でした。日本の同世代の子どもにはない生き生きとした活力を感じました。

総じて食べ物が辛い物ばかりなのには参りました。無理かもしれませんが、出来れば、もう少し辛くない物も出していただければ、ありがたかったです(なにしろカレーで食べられるのはポテトカレー位でしたので)。期間中は体調も大体安定していて良かったです。

津島さん(女性)

スリランカ・南部ルフナ~有機紅茶をつくる人びとを訪ねる旅、と題したパルシックさんのスタディツアーは私にとって一生心に残る素晴らしい思い出となりました。様々な体験・経験をさせていただきましたが、とりわけ多くの素敵な方々との出会いは何よりも私の人生の宝物です。

★サラットさん:コンポスト事業のメインスタッフ

コンポストセンター、茶摘み体験、シンハラージャ散策等に同行してくれました。なかなかのイケメンであり、インディジョーンズに出てきそうな三日月型の刃物でスパッとココナツの皮をむく様、裸足でガンガンと蛭だらけの沢を登って行ってしまうワイルドさに、ひそかにほれぼれ・・・。

★ランジャンさん:バンガローの主

おじい様から受け継いだ築100年以上の邸宅と10エーカーの土地を再生させて、素敵なゲストハウスとアグロフォレストリーの手法を用いた広大な庭、畑、森を管理する素敵なおじさま。植物のこと、自然のことを学びながら暮らし、トライアル&エラーを楽しんでいらっしゃいます。弟子入りしたい。

そして、異国の地で寝食を共にしたパルシックのスタッフ高橋さん、ロバーツさん、伊藤さん、ツアーに参加したみなさんとの出会いは私にとって大きな糧となりました。再会を心待ちにする、という人生の楽しみもできました。本当にみなさんのおかげで貴重な経験ができました。ありがとうございました。

2014年ツアーを終えて
デニヤヤ駐在員 高橋知里

chisato_img

デニヤヤのスタディー・ツアーでは、できるだけ村での時間をゆっくりとりたいと思い準備しています。ホームステイ2泊は、言葉が通じないし生活環境も全く違うし、大変だったかと思いますが、楽しんでいただけたのではと思っています。このツアーは毎年、少しずつですが内容を変えていますので、来年、もしくは少し時間がたってから、また農家のおじちゃん、おばちゃんに会いにいらしてください。彼らにとって、はるか遠い日本から自分たちの活動を見に来てくれる方たちは、大切な応援隊です!

またツアー中、いろいろと至らなかったりしてご不便をおかけしました。ツアー中もありがたいアドバイスをいただきました。もしさらに、忘れたころに「この時こうだったらもっと楽しめたかも!」ということがありましたら、今後の参考にさせていただきますので、パルシックまでご連絡くださると幸いです。ボホマイストゥーティ!

⇒旅の感想文集全文はこちら

フォトアルバム

SL_DeniyayaTea

デニヤヤの茶園にて、一芯二葉の茶葉

 

SL_TeaTour2014_cow

有機栽培に必要な堆肥づくりの主役、牛の子どもと

 

SL_TeaTour2014_TeaFactory

有機栽培紅茶の加工工場で働く女性たち


 

SL_TeaTour2014_tasting

コロンボの紅茶会社で産地別・茶葉別のテイスティング体験

 

SL_TeaTour2014_food

定番のスリランカカレー。お祭りのため、種類が多くて、豪華バージョン。

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