学ぶ – 特定非営利活動法人パルシック(PARCIC) https://www.parcic.org 東ティモール、スリランカ、マレーシア、パレスチナ、トルコ・レバノン(シリア難民支援)でフェアトレードを含めた「民際協力」活動を展開するNGO。プロジェクト紹介、フェアトレード商品販売など。 Tue, 05 Jan 2021 09:38:20 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.4.1 中村尚司と歩く スリランカの歴史ツアー 2017/8開催 https://www.parcic.org/news/tour/11684/ Tue, 02 May 2017 07:47:28 +0000 http://parcic-ph2-test.jpn.org/?p=11684 「インド洋の真珠」ともよばれる、涙の形をした美しい島国、スリランカ。

紅茶や宝石の産地としても有名ですが、多民族・多宗教社会であることや、2009年に26年にも及ぶ内戦がようやく終わったことはあまり知られていません。

古代スリランカの知恵が詰まった高度な灌漑システム、大航海時代のオランダやポルトガルの要塞跡、イギリスの植民地支配とタミル人の強制労働が支えた紅茶プランテーション、極彩色のヒンドゥー教寺院と荘厳な仏教遺跡、激しい内戦の爪痕…悲しくも豊かな歴史に想いを馳せながら、スリランカを一緒に旅してみませんか?

「人びとのアジア」「豊かなアジア、貧しい日本」などの著書で知られ、50年以上スリランカに関わり、農村を歩いて来たスリランカ研究の第一人者、中村尚司氏が同行する、パルシック史上最高に贅沢なスタディツアー!

このツアーのポイント

★スリランカ研究の第一人者、中村尚司氏の解説により、スリランカの歴史とその背景がよく理解できます
★普通のツアーや個人ではなかなか訪れることができない場所も訪問します
★ジャフナのゲストハウスやサリーリサイクル事業などパルシックの活動を実際に見ることができます
★スリランカが生んだ伝説の建築家ジェフリー・バワが設計した大人気ホテル、ヘリタンス・カンダラマを始め、こだわりのホテルに宿泊します
★成田空港から全行程を通してパルシックスタッフと中村尚司氏が同行します
★お一人様でのご参加も大歓迎!

開催概要

開催時期: 2017年8月14日(月)~8月24日(木) 11日間

定員   : 12名(定員になり次第、締め切ります。お早めにお申し込みください。)
旅行代金: 320,000円(パルシック会員は10,000円割引)
       (往復航空運賃、燃油等付加運賃、全行程宿泊費、食事代、移動費、入国税、航空税等含む)

申込締め切り:2017年6月26日(月)

現地プログラム企画:特定非営利活動法人パルシック

募集型企画旅行条件書:https://www.pitt.jp/rules/joken/boshu.php

 

旅行日程 (現地の都合などによって変更になる場合があります)

日付 時間 旅程 宿泊
8月14日(月) 11:20 成田発 UL455 ネゴンボ Paradise Beach Hotel
17:10 スリランカ到着
18:30 ネゴンボへ移動、ホテルチェックイン
8月15日(火) AM ホテル出発、陸路でジャフナへ移動 ジャフナ KAIS City Guest House
PM 有名なナルーヒンドゥー寺院、ジャフナ市内などを見学
8月16日(水) 終日 仏陀が訪れたと言われる北端の島ナーガディーパ、ヒンドゥー教徒の聖なる水辺であるキリマライ、ポルトガルやオランダの拠点だった要塞跡などを見学 ジャフナ KAIS City Guest House
8月17日(木) AM ジャフナからムライティブへ移動、内戦が終結した地、戦争博物館、サリーリサイクル事業の事業地などを見学 トリンコマリー Welcombe Hotel
PM ムライティブからトリンコマリーへ移動
8月18日(金) AM コーネシュワランヒンドゥー寺院を見学、ミヒンタレへ移動 アヌラーダプラ Palm Garden Village Hotel
PM 仏教寺院見学、アヌラーダプラへ移動、インドから持ち帰った菩提樹、仏教寺院を見学
8月19日(土) 終日 古代スリランカの知恵が詰まった灌漑設備や溜池を見学 アヌラーダプラ Palm Garden Village Hotel
8月20日(日) AM アヌラーダプラからダンブッラへ移動、世界遺産のシーギリヤロック見学 ダンブッラ Heritance Kandalama Hotel
PM スリランカの著名な建築家ジェフリー・バワが設計したホテルにチェックイン
8月21日(月) AM ダンブッラからキャンディへ移動、世界遺産の仏歯寺見学 ヌワラエリヤ Black Pool Hotel
PM キャンディから紅茶の名産地ヌワラエリヤへ移動
8月22日(火) AM 紅茶プランテーション見学 コロンボ Grand Oriental Hotel
PM ヌワラエリヤからコロンボへ移動
8月23日(水) AM 博物館、コロンボ市内散策、自由行動 機内泊
19:15 コロンボ発 UL454
8月24日(木) 7:30 成田着  

 

旅行企画・実施: 株式会社 風の旅行社

観光庁登録旅行業第1382号/日本旅行業協会会員

〒165-0026 東京都中野区新井2-30-4 IFOビル6階
総合旅行業務取扱管理者 原 優二

受託販売: 株式会社 ピース・イン・ツアー

東京都知事登録旅行業第3-7212号/日本旅行業協会会員

〒162-0042 東京都新宿区早稲田町67 早稲田クローバービル5階
総合旅行業務取扱管理者 小林 奈々
TEL:03-3207-3690  FAX:03-3207-6343  E-mail:info@pitt.co.jp

 

お申込み・お問い合わせ

ご不明点・ご質問は、お気軽にメール・電話・FAXにてご連絡ください。

特定非営利活動法人 パルシック(PARCIC)
〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町1-7-11 東洋ビル1F
Tel:03-3253-8990 Fax:03-6206-8906 メールフォームへ

 

スリランカ研究の第一人者、中村尚司氏

紅茶園がひろがる風景

ヒンドゥー寺院

菩提樹が茂る、仏教寺院のアヌラーダプラ

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<参加者募集>スリランカ 南部デニヤヤ おいしい紅茶のルーツを訪ねる旅 2015 https://www.parcic.org/news/7451/ Thu, 02 Jul 2015 09:04:08 +0000 https://www.parcic.org/?p=7451 スリランカ おいしい紅茶のルーツを訪ねる旅 <参加者募集>

インド洋の光り輝く島、スリランカの豊かな自然の中で、有機紅茶栽培に取り組む小規模農家を訪ねます。南部マータラ県デニヤヤは熱帯雨林シンハラージャ森林保護区に隣接し、さまざまな熱帯植物が生息し、色鮮やかな鳥たちが暮らす、とても自然が豊かな地域です。農家が有機で育てる茶畑を見学し、ホームステイをして人びとの暮らしに触れ、フェアトレードのおいしい紅茶ができるまでをたっぷり学びます。
海外旅行が初めての方、お一人でのご参加の方、大歓迎です!お気軽にお問い合わせください。

ツアー概要

開催時期:2015年816日(日)~2015年823日(日) 8日間

旅行代金:228,000円
(往復航空運賃[成田-コロンボ]、全行程宿泊費、食費、全行程移動費、入国税・空港)税等含む。旅行代金は2015年5月1日現在の燃油等付加運賃を基準として算出しております。燃油料金が変更となった場合、追加料金をいただく場合がございます。)

申込締め切り:2015年7月16日(木)

現地プログラム企画: 特定非営利活動法人パルシック
旅行企画・実施: 株式会社ピース・イン・ツアー

◎ 最少催行人数:5名
◎ 出発空港:成田空港
◎ 添乗員:なし。現地到着後、パルシックのスタッフが同行します。
◎ 利用ホテル(宿泊先):The Saffron または同等クラス(コロンボ)、Grand Oriental Hotel(コロンボ)、民泊(デニヤヤ)
◎ 利用航空会社:スリランカ航空
◎ 食事:スリランカ国内での全行程食事付き

旅行条件(PDF:約2.15MB)

ツアーのポイント!

★ 紅茶農家のお宅にホームステイ
★ フェアトレード紅茶ができるまでの流れが分かる
  (茶摘み・紅茶加工場見学・テイスティング・英国式アフタヌーンティーを体験)
★ 牛の堆肥を使った有機栽培、森林保全型農業の現場が見られる
★ 現地を良く知る駐在員が案内します

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ツアースケジュール(現地側の都合などによって変更になる場合があります。)

日付 時間 行程 宿泊地
8月16日(日) 13:20 成田空港発(スリランカ航空) コロンボ
19:10 コロンボ空港着後、車にてコロンボ市内へ
8月17日(月) AM 車にてデニヤヤへ移動 デニヤヤ
ホームステイ
PM 紅茶農家、茶畑訪問
8月18日(火) AM 茶摘み体験 デニヤヤ
ホームステイ
PM 椰子蜜つくり見学
夕方 農家宅で料理教室
8月19日(水) AM 周辺森林を散策、茶葉回収の様子を見学 モロワカ
バンガロー
PM 紅茶農家と懇談
8月20日(木) AM ミルミニ有機紅茶加工工場を見学 コロンボ
PM ゴールフォートを見学、車にてコロンボへ移動
8月21日(金) AM 紅茶パッケージ会社訪問、紅茶のテイスティング体験 コロンボ
PM 自由行動(アーユルベーダ、寺院訪問など)
8月22日(土) AM 自由行動、昼食はペタでご当地料理、紅茶など 機中泊
PM 有機食品市場見学、英国式アフタヌーンティー(コロンボ市内)
23:50 コロンボ空港発(スリランカ航空)
8月23日(日) 11:50 成田空港着後、解散

旅行企画・実施

株式会社ピース・イン・ツアー
観光庁長官登録旅行業第1917号 一般社団法人 日本旅行業協会 正会員
〒162-0042 東京都新宿区早稲田町67 早稲田クローバービル5F
総合旅行業務取扱管理者 松永充弘

お申込み・お問い合わせ

ご不明点・ご質問は、お気軽にメール・電話・FAXにてご連絡ください。

特定非営利活動法人 パルシック(PARCIC)
〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町1-7-11 東洋ビル1F
Tel:03-3253-8990 Fax:03-6206-8906
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【5月15日(金)開催】2015年のスリランカ:政局、人権、民族融和―スリランカ市民団体代表による報告 https://www.parcic.org/news/7330/ Fri, 08 May 2015 09:31:55 +0000 https://www.parcic.org/?p=7330 2015年1月に行われた大統領選挙で注目を集めたスリランカ。新政権による改革はどこまで進んだのか?
今後の政局の動きは?人権問題の指摘にどのように応えようとしているのか?民族融和はどこまで期待できるのか・・・。
今回の集会では、スリランカで市民運動を主導する第一人者であるサラワナムットゥ氏をお招きして、スリランカの現状と今後について報告していただきます。

ぜひお誘い合わせのうえ、ご参加ください。

開催概要

【プログラム】

2015年のスリランカ:政局、人権、民族融和
  スピーカー: パイキアソシー・サラワナムットゥ氏
(※通訳付き)

【日時】

2015年5月15日(金) 19:00-20:45 (開場 18:30)

【会場】

連合会館 201号室 (東京都千代田区神田駿河台3-2-11) アクセス・地図

  • 東京メトロ 千代田線 新御茶ノ水駅、 丸ノ内線 淡路町駅
  • 都営新宿線 小川町駅
  • JR中央線・総武線 御茶ノ水駅
【参加費】

一般:1,000円 学生:500円 (スリランカ紅茶付き)

【定員】

60名 ※定員になり次第締め切りとさせていただきます。

【主催】
特定非営利活動法人 パルシック
【後援】
ビコーズインスチチュート株式会社
 

パイキアソシー・サラワナムットゥ氏 (Dr. Paikiasothy Saravanamuttu)

パイキアソシー・サラワナムットゥ氏 (Dr. Paikiasothy Saravanamuttu)

コロンボに本部を置く調査研究団体 Centre for Policy Alternatives(CPA) 代表。政策提言、平和構築に関わる調査研究や社会調査の他、国内の選挙監視活動も行う。国際機関での報告やアドバイザー的役割も務めるスリランカの人権活動家。2003年6月に東京で開催された「スリランカ復興開発に関する東京会議」では、スリランカでの市民社会を代表して活動状況についての報告を行った。2013年、ニューヨークで開催された「High Level Event on Supporting Civil Society」にオバマ米大統領から招待され出席。紛争解決・平和構築を支援するベルクホフ財団(Berghof Foundation)評議員。

【お問い合わせ・お申し込み】

お電話、メール、お問い合わせフォームにてお申し込みください。
(学生の方は、お申し込み時にその旨をお伝えください。)

特定非営利活動法人パルシック  担当:中村
〒101-0063 千代田区神田淡路町1-7-11 東洋ビル1F
TEL:03-3253-8990 お問い合わせフォーム

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スリランカ おいしい紅茶のルーツを訪ねる旅 2014 参加報告 https://www.parcic.org/news/7168/ Fri, 03 Apr 2015 07:44:02 +0000 https://www.parcic.org/?p=7168

セイロンの名で知られる世界でも有数の紅茶の産地、スリランカ。南部マータラ県のデニヤヤでは、甘い香りの「ルフナ茶」として知られる紅茶を生産しています。「おいしい紅茶のルーツを訪ねる旅 2014」では、スリランカでも特に自然が豊かな熱帯雨林シンハラージャ森林保護区に程近いこの地域で、有機紅茶栽培に取り組む農家を、日本からの7名の参加者で訪ねてきました。農村の訪問やホームステイと通じて自然と共に生きる人びとの暮らしに触れ、茶畑から紅茶加工場、そしてパッケージ工場まで一連の流れを見学し、美味しい紅茶ができるまでをたっぷり味わいました。

ツアーに参加してくださった方々からの感想文を集めた「旅の感想文集」から一部をご紹介します。

⇒旅の感想文集全文はこちら

おいしい紅茶のルーツを訪ねる旅 2014 開催概要

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訪問地 : スリランカ 南部マータラ県 デニヤヤ
開催日 : 2014年12月25日(木)~2015年1月1日(木) 7泊8日
参加者数: 7名

主な旅程

日付 行程 宿泊地
12月25日(木) 成田空港⇒コロンボ空港 コロンボ
The Saffron
12月26日(金) ・紅茶農家のコンポストセンターのオープニンググセレモニーに参�
・ホームステイ先で夕食、交流
デニヤヤ
ホームステイ
12月27日(土) 茶摘み体験、料理教室 デニヤヤ
ホームステイ
12月28日(日) 森を散策、紅茶農家組合と懇談 デニヤヤ
バンガロー
12月29日(月) ・自然農法の森、茶畑散策
・ニルミニ有機紅茶加工工場見学(お祭り参加)
・ゴールフォート散策
コロンボ
Grand Oriental Hotel
12月30日(火) ・紅茶パッケージ会社訪問(テイスティングなど)
・コロンボ市内見学(買物、パルシック事務所訪問、
紅茶局のティーハウス)
コロンボ
Grand Oriental Hotel
12月31日(水) ・コロンボ市内見学(市場見学、茶屋訪問、寺院、アーユルベーダ
マッサージ、買物など)
・アフタヌーンティー体験
・深夜 コロンボ空港発
機中泊
1月1日(木) 成田空港着後、解散

ツアー滞在地マップ

スリランカ南部紅茶ツアー滞在地マップ

参加者の声

参加してくださった方々の感想文を、一部ご紹介します。

F.Kさん(男性)

今回の旅行には妻と二人で参加しました。実は出発数日前の忘年会で飲みすぎたのがたたったのか体調が回復せず、前日まで止めようかと迷っていました。出発当日、何とか行けそうになって良かったです。今回、茶摘み作業から始まって、一連の紅茶が製品として出来るまでを見学することが出来て良い経験をさせてもらいました。それから、宿泊させていただいたアーユルヴェーダドクターの家族の方々、特に娘さん二人と仲良くなり、色々な話ができて楽しかったです。また、特に感じたのは、現地駐在員の高橋知里さんの存在です。村人全部が会うたびに笑顔であいさつしてくれて、ここまでの関係を築くには相当の努力が必要だったのではと感じました。また、子どもたちのくったくない笑顔も印象的でした。日本の同世代の子どもにはない生き生きとした活力を感じました。

総じて食べ物が辛い物ばかりなのには参りました。無理かもしれませんが、出来れば、もう少し辛くない物も出していただければ、ありがたかったです(なにしろカレーで食べられるのはポテトカレー位でしたので)。期間中は体調も大体安定していて良かったです。

津島さん(女性)

スリランカ・南部ルフナ~有機紅茶をつくる人びとを訪ねる旅、と題したパルシックさんのスタディツアーは私にとって一生心に残る素晴らしい思い出となりました。様々な体験・経験をさせていただきましたが、とりわけ多くの素敵な方々との出会いは何よりも私の人生の宝物です。

★サラットさん:コンポスト事業のメインスタッフ

コンポストセンター、茶摘み体験、シンハラージャ散策等に同行してくれました。なかなかのイケメンであり、インディジョーンズに出てきそうな三日月型の刃物でスパッとココナツの皮をむく様、裸足でガンガンと蛭だらけの沢を登って行ってしまうワイルドさに、ひそかにほれぼれ・・・。

★ランジャンさん:バンガローの主

おじい様から受け継いだ築100年以上の邸宅と10エーカーの土地を再生させて、素敵なゲストハウスとアグロフォレストリーの手法を用いた広大な庭、畑、森を管理する素敵なおじさま。植物のこと、自然のことを学びながら暮らし、トライアル&エラーを楽しんでいらっしゃいます。弟子入りしたい。

そして、異国の地で寝食を共にしたパルシックのスタッフ高橋さん、ロバーツさん、伊藤さん、ツアーに参加したみなさんとの出会いは私にとって大きな糧となりました。再会を心待ちにする、という人生の楽しみもできました。本当にみなさんのおかげで貴重な経験ができました。ありがとうございました。

2014年ツアーを終えて
デニヤヤ駐在員 高橋知里

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デニヤヤのスタディー・ツアーでは、できるだけ村での時間をゆっくりとりたいと思い準備しています。ホームステイ2泊は、言葉が通じないし生活環境も全く違うし、大変だったかと思いますが、楽しんでいただけたのではと思っています。このツアーは毎年、少しずつですが内容を変えていますので、来年、もしくは少し時間がたってから、また農家のおじちゃん、おばちゃんに会いにいらしてください。彼らにとって、はるか遠い日本から自分たちの活動を見に来てくれる方たちは、大切な応援隊です!

またツアー中、いろいろと至らなかったりしてご不便をおかけしました。ツアー中もありがたいアドバイスをいただきました。もしさらに、忘れたころに「この時こうだったらもっと楽しめたかも!」ということがありましたら、今後の参考にさせていただきますので、パルシックまでご連絡くださると幸いです。ボホマイストゥーティ!

⇒旅の感想文集全文はこちら

フォトアルバム

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デニヤヤの茶園にて、一芯二葉の茶葉

 

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有機栽培に必要な堆肥づくりの主役、牛の子どもと

 

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有機栽培紅茶の加工工場で働く女性たち


 

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コロンボの紅茶会社で産地別・茶葉別のテイスティング体験

 

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定番のスリランカカレー。お祭りのため、種類が多くて、豪華バージョン。

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2月18日 緊急討論会「大統領選挙とこれからのスリランカ」開催報告 https://www.parcic.org/news/7077/ Fri, 20 Mar 2015 03:51:03 +0000 https://www.parcic.org/?p=7077 2015年2月18日に、「緊急討論会 大統領選挙とこれからのスリランカ」を開催しました。平日の開催にも関わらず、スリランカに思い入れのある様々な分野の方が集まってくださいました。

2015年1月8日に行われたスリランカの大統領選挙で、野党統一候補として出馬したマイティ・パリティー・シリセーナ(以下、シリセーナ)氏が新しく大統領になり、新政権が誕生しました。スリランカにとって、そしてスリランカに携わる人びとにとって、驚きの結果となった大統領選挙―スリランカに今後大きな変化をもたらすであろうこの選挙について、清水研氏、足羽與志子氏、中村尚司氏をスピーカーに迎えて、大統領選挙の背景、選挙へ向けての攻防、新政権の課題、そしてスリランカの今後について議論をしました。

スリランカ緊急討論集会 開催概要

【日時】 2015年2月18日(水) 19時~  連合会館にて
【プログラム】
  • 「スリランカ大統領選挙から見えたこと」
    清水 研(特活パルシック理事)
  • 「新政権の課題とスリランカ社会」
    足羽 與志子(一橋大学社会学研究科教授、平和と和解の研究センター)
  • 「スリランカ社会の今後」
    中村 尚司(特活パルシック理事)

代表理事 井上礼子より、開会のご挨拶

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司会進行は、パルシック代表理事の井上礼子

「パルシックは、2002年ラニル政権の停戦合意の際に“このスリランカの平和をなんとか維持したい”という想いで、スリランカでの支援事業の開始を決めました。2004年からジャフナで事務所をかまえてから、軍のプレゼンスがある難しい状況下で事業を進めてきました。今回の選挙は、ラージャパクサ氏が長期的に大統領として続投するための選挙だという様相があり、難しい結果になるだろうと思っていました。しかしその中で、南部の農村の多くの人たちまでもが「チェンジだ」と言っており、もしかしたら流れがかわるかな…と思うきっかけとなりました。そして、2015年1月8日にシリセーナ氏が勝利をおさめ、この驚きの結果に非常に興奮して、みなさんとともに議論をしたいと考え、この集会を緊急に企画しました。」

「スリランカ大統領選挙から見えたこと」 清水研氏

パルシックの理事のひとりであり、開発コンサルタントとしてスリランカ北東部での復興開発事業に携わっている清水研氏は、選挙について「まさかこんなことが起きるとは思っていませんでした」と言います。

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開発コンサルタント、パルシック理事の清水研氏

「シリセーナ氏が51.28%、ラージャパクサ氏が47.58%の投票を獲得した今回の選挙は、前回・前々回の選挙と比べてみても、81.52%とかなり高い投票率でした。一部を除いてメディアは、虚偽のニュースを流したり、新聞一面に野党候補の写真を一枚も載せなかったりなど、与党のコントロール下にありました。資金面でも明らかな差があり、そのような厳しい選挙戦であったにも関わらず、野党が勝利しました。ラージャパクサ陣営の敗因のひとつは、与党として国を大きく前進させる機会であったにも関わらず、権力の私物化や汚職・不正を行い、三権分立を軽視していたことが挙げられます。また、投票権をもつ人びとの3割りがソーシャルメディアネットワークを使用する世代であったことも、選挙結果に影響があったのではないでしょうか。」

「新政権の課題とスリランカ社会」 足羽與志子氏

「目に見えないような息苦しさが、一挙に解き放たれた開放感。2002年の停戦協定を思い出した」と一橋大学社会学研究科教授、「平和と和解の研究センター」共同代表の足羽與志子氏。

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一橋大学社会学研究科教授、「平和と和解の研究センター」共同代表の足羽與志子氏

「野党がうちだした“100日プログラム”という、物価の安定や生活基本物資の値下げ等の着実な実行によって、生活の安心、安全、安定度が上がり、生活の変化を実感した人びとが新政権を歓迎しています。しかし、野党の選挙勝利とはいっても、前大統領の支持者と現大統領の支持者はほぼ同数であること、そして、現政府が複数党の連立政府であることを忘れてはいけません。また、地域によって政権に期待する項目がちがっており、呉越同舟の政権のバランスを維持するのか、それとも崩すのか、重要な時期になってくると思います。南部では汚職問題の告発と浄化等、東部ではシンハラ化の抑制と三民族の共存等を期待しています。そして、北部では軍支配の排除、不正義の告発などを求めており、その中でも紛争中の虐殺や失踪の調査が、新政権にとって今後とても難しい問題となるだろうと予想されます。」

「スリランカ社会の今後」 中村尚司氏

元龍谷大学教授であり、パルシック理事の中村尚志氏は、スリランカを“ポジティブディスインテグレーションの社会”だといいます。

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龍谷大学教授、パルシック理事の中村尚志氏

「古代よりさかのぼってみても、スリランカでは集権的な体制をつくるものの、長期安定的に中央集権体制をつくることに成功したケースはほとんどありません。ポルトガルやオランダは、それぞれの根拠地であるジャフナやバティカロアなどの特定の地域だけを管理するような植民統治をしていました。スリランカ史上初めて中央集権的な体制を整えたのはイギリスです。“ディスインテグレーション”というと、分解や崩壊、壊れてばらばら・・・という様な意味に捉えがちですが、“ポジティブ・ディスインテグレーション”は、本来のスリランカ社会の伝統だと思います。その伝統に忠実に政権を担っていけば、新政権も維持できるのではないでしょうか。ラニル氏もシリセーナ氏も、あまり中央集権的なシステムを作ることにこだわっていないという共通点があります。中央集権的な体制を組織していたLTTEともラージャパクサ氏とも違った、新しいスリランカの新政権になるかもしれません。」

 

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質疑応答に答える登壇者の三名

会場を交えた質疑応答の時間には、登壇者の3名へ、スリランカの新政権の今後や選挙の攻防に関する鋭い質問が飛びました。平日夜の開催のため、2時間という限られた中での集会となり、十分に議論するには時間が足りなかったというご意見を多数いただきました。

パルシックは今後もスリランカの新政権や社会の変化などに関する情報を、現地から発信していきます。

(東京事務所インターン 監物もに加)

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【2月18日(水)】 緊急討論集会 大統領選挙とこれからのスリランカ https://www.parcic.org/news/6872/ Tue, 27 Jan 2015 10:45:24 +0000 https://www.parcic.org/?p=6872 1月8日に、スリランカで大統領選挙が実施され、当初の予想に反して現職のマヒンダ・ラージャパクサが破れ、野党統一候補のマイトゥリパラ・シリセーナ氏が、勝利しました。2009年5月に長年続いた内戦を終結に導いて以来、強力な権力を行使してきたラージャパクサ氏に対してスリランカ国民はノーと言ったのです。

この大統領選挙の結果をどうみるか、シリセーナ新大統領とラニル新首相の下でスリランカ社会は今後どのように変わっていくのか、おおいに議論する場を緊急に設定しました。

ぜひお誘い合わせのうえ、ご参加ください。

開催概要

【日時】

2015年2月18日(水) 19時-20時40分(開場 18時30分)

【プログラム】
  • 「スリランカ大統領選挙から見えたこと」
    清水 研(特活パルシック理事)
  • 「新政権の課題とスリランカ社会」
    足羽 與志子(一橋大学社会学研究科教授、平和と和解の研究センター)
  • 「スリランカ社会の今後」
    中村 尚司(特活パルシック理事)
【会場】

連合会館 201号室 (東京都千代田区神田駿河台3-2-11)
アクセス・地図
・東京メトロ 千代田線 新御茶ノ水駅、 丸ノ内線 淡路町駅
・都営新宿線 小川町駅
・JR中央線・総武線 御茶ノ水駅

【参加費】

一般:1,000円 学生:800円 (スリランカ紅茶付き)

【定員】

60名
※定員になり次第締め切りとさせていただきます。

【共催】

特定非営利活動法人 パルシック
一橋大学 平和と和解の研究センター

【お申し込み】

お電話、メール、お問合わせフォームにてお申し込みください。
(学生の方は、お申し込み時にその旨をお伝えください。)
お問い合わせフォーム

【お問い合わせ・お申し込み】

パルシック東京事務所 担当:中村
〒101-0063 千代田区神田淡路町1-7-11 東洋ビル1F
TEL:03-3253-8990

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スリランカ:大統領選挙を1月に控えて https://www.parcic.org/report/srilanka/srilanka_life/6667/ Wed, 10 Dec 2014 06:15:10 +0000 https://www.parcic.org/?p=6667 11月下旬、2015年1月8日にスリランカの大統領選挙が実施されることが発表されました。現在の大統領の任期は2016年の11月までで、まだ2年もの任期を残して実施される選挙です。

26年間に亘った内戦を2009年に終結させ、和平をもたらしたマヒンダ・ラジャパクサ大統領は、その功績が支持され2010年に大統領に再選されました。スリランカの憲法では、大統領は3期以上連続してその職を務めることができないことが定められていましたが、再選後彼自身が憲法に修正を加え、3期目の出馬を可能にしました。

内戦は確かに終結したものの、再選当時期待された民族間対立の解決は、人びとが期待したように進んでおらず、どちらかというとタミル人の要求を抑圧する形で、表面上の平和が維持されているというのが現在の状況です。いまだ北部の広大な土地は、高度警戒地域として、または政府軍の基地として占有されたままで、現在も10万人はいると推定される北部に駐屯する兵士の数も、平時に戻ったというには多すぎる数です。また、政府軍、LTTE軍が行った、戦争犯罪に関する外部調査実施を求める国連人権委員会の採択に対して、政府は再三協力を拒否、いまだにスリランカ国内への調査団の派遣は実現していません。

 

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選挙に向けて数が増している大統領の広報ポスター。北部の都市キリノッチの幹線道路にて。元々あった横断幕に加え、街灯すべてに大統領のポスターが貼られている

 

ラジャパクサ氏が大統領に就任してから約10年が経ち、一族に集中する財と権力が目立ち、その一方で物価の上昇により人びとの暮らしが圧迫されることで大統領人気に陰りが見え始めると、彼の主な支持基盤である農村シンハラ人層からの支持を失う前に選挙を行おうとの動きが窺えるようになり、2014年の半ばごろから、2015年初頭選挙実施の情報が流れていました。9月に行われたウバ州議会選挙の結果が、与党スリランカ自由党(SLFP)の辛勝だったことも、大統領選挙実施の動きを加速したと見られています。

3期目の再選を狙うラジャパクサ氏に対し、当初最大野党の統一国民党(UNP)には対抗できるだけの支持を得られそうな人物がおらず、誰を対立候補として擁立するか、水面下の動きが進んでいました。そんな中、11月下旬に選挙日程が決定され、大統領が自らの出馬を表明した翌日、SLFPの幹事長で、現政権の保健大臣を務めていたマイトゥリパーラ・シリセーナ氏が、突如、UNPの支持を得て対立候補として立候補するという、予想外の展開が起きました。

 

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シリセーナ氏の立候補を伝えるニュース記事(2014年11月21日ウダヤン紙)

 

この背後では、前大統領でラジャパクサ氏に政権を譲ってから現政権の批判に回っていたチャンドリカ・クマラトゥンガ氏が、シリセーナ氏らの決断を後押ししたと見られています。立候補表明は大統領にも事前の連絡がなかったといわれており、与党連合側には衝撃が走りました。シリセーナ氏をはじめとする数人の大臣、議員たちは、大統領に過度の権力が集中し、3期目の出馬をはじめ、様々な決定が彼の独断で決められるシステムになっていること、政権の要職がラジャパクサ一族に占められており、誰も彼らの判断に意見できないことを厳しく批判しています。

ラジャパクサ大統領が出馬を表明した11月末以降、1週間で既に10人の与党連合所属の現職大臣、国会議員が対立候補側に付いており、州議会、村落議会のレベルでも鞍替えをする議員が出ています。これまで与党連合に加わっていた、強硬なシンハラナショナリズムで知られる仏教政党、国民遺産党(JHU)も対立候補の支持を表明する一方、UNPから鞍替えをして大統領支持に回る議員も出るなど、現大統領が結局勝つのだろうというムードが一転、どちらが優勢か見極めがつかない状態となり、状況の変化に伴い緊張感も増しています。

ラジャパクサ大統領は9月頃から、目に見えて選挙対策と分かる支援を全国で始めていました。10月には、24年ぶりのコロンボ-ジャフナ間の鉄道運転再開が大統領の参加の下、新ジャフナ駅で盛大に行われました。この北部訪問で大統領は、北部州に住む20,000世帯への土地所有権の分配、内戦中LTTE銀行に質として預け入れられ、戦後は政府が管理していた貴金属の一部返還などを人びとに約束しました。また、政府職員へのバイクの割引販売、公共バスの新しい車体の導入なども各地で実施され、大統領は現政権が行っている開発面、生活面での社会の改善を強調しています。選挙日程決定後に国会を通過した2015年度予算は、政府職員の給与・手当の増額、民間部門の最低賃金増額、付加価値税減額、水道・電気料金の減額などが盛り込まれており、一部批評家からは票を取るための「ばらまき」とも指摘される内容でした。

 

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鞍替えする議員を脅す大統領を風刺するタミル紙の漫画(12月3日ウダヤン紙。党に参加する議員にはカネを(左手)、離れる議員には書類を(右手:不正に関する報告の意)提示する大統領。実際、大統領は予算審議最終日の11月24日、メディアを通じて「離反した議員の過去の不正に関する書類を手元に揃えている」旨の発言をしました。)

 

この動きの中、タミル人を代表するタミル国民同盟(TNA)はいまだにどちらの候補を支持するか、正式に立場を表明していません。TNAが支持の条件として提示しているのは、内戦中の1987年に定められた第13次憲法修正に基づき、北部州、東部州への警察権と土地の管理権を移譲することです。民族対立の解決、北部における政府軍の規模縮小、自らの土地に戻ることができていない人びとへの帰還の保証も条件に含まれています。この条件は、2013年9月にTNA率いる北部州議会が誕生した際にも、TNAが人々に実現を約束したものの、ラジャパクサ政権は結局権限の移譲を拒否し、いまだに実現されていないものです。人口の5%にのぼり約100万票の支持基盤を持つといわれるTNAの動向は、選挙の勝敗を左右するため見過ごすことのできない要素ですが、どちらの候補にとっても、この条件を承諾することは、シンハラ人支持層からの反発を受けることになるため難しい選択とならざるを得ません。

 

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開通日のジャフナ鉄道駅の様子

 

ムライティブで働くAさんは「現大統領はタミル人の人権問題に関して、成果を上げることができなかった。新しい大統領になったら変化が期待できるかもしれない」と、政権が変わることでタミル人が置かれる状況の変化への期待を語る一方、漁民のBさんは、「対立候補も元々現政権の一翼を担っていた人物。立候補の数週間前は、会議で大統領に賛同する旨の発言をしていた。今回は彼が勝つかもしれないが、タミル人に対する政策が変わるとは思えない」と悲観的です。漁民のCさんは「これまでどの大統領も、選挙の前は民族問題の解決を掲げていたが、就任後実施されたことはなかった。今回も同じだろう」と話しています。一方Dさんは「2013年の北部州議会選挙で現政権を支持しなかったため、その後村への支援が少なくなったと感じる。今回の選挙は、権力を握っているラジャパクサ大統領が再選されるのではないか。今回は支援を受けられるよう、彼を支持しようかと考えている」と話しており、人々の捉え方もそれぞれ違うことが分かります。

8日、立候補者の正式な届出が行われました。投票まで1ヶ月、今後状況が大きく変化する可能性もあり、人びとは日々の各候補、政党の動向を固唾を飲んで見守っています。

※International Crisis Groupのウェブサイトから引用

(ムライティブ事務所 伊藤文)

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スリランカ・南部マータラ県デニヤヤ おいしい紅茶のルーツを訪ねる旅 https://www.parcic.org/news/6336/ Thu, 25 Sep 2014 10:00:08 +0000 https://www.parcic.org/?p=6336 141225_srilanka01

インド洋の光り輝く島、スリランカの豊かな自然の中で、有機紅茶栽培に取り組む小規模農家を訪ねます。南部マータラ県デニヤヤは熱帯雨林シンハラージャ森林保護区に程近い、特に自然が豊かな地域。ここで農家の人びとの暮らしに触れ、フェアトレードのおいしい紅茶ができるまでをたっぷり味わいましょう。

ツアー概要

開催時期:2014年1225日(木)~2015年11日(木) 8日間

旅行代金:243,000円
(往復航空運賃[成田-コロンボ]、全行程宿泊費、食費、全行程移動費、入国税・空港)税等含む。旅行代金は2014年9月1日現在の燃油等付加運賃29,000円を基準として算出しております。燃油料金が変更となった場合、追加料金をいただく場合がございます)

申込締め切り:2014年11月21日(金)

現地プログラム企画: 特定非営利活動法人パルシック
旅行企画・実施: 株式会社ピース・イン・ツアー

◎ 最少催行人数:5名
◎ 出発空港:成田空港
◎ 添乗員:なし。現地到着後、パルシックのスタッフが同行します。
◎ 利用ホテル(宿泊先):
The Saffron、monsoon suite、または同等クラス(コロンボ)
民泊(デニヤヤ)
◎ 利用航空会社:スリランカ航空
◎ 食事:スリランカ国内での全行程食事付き

旅行条件(PDF:約2.5MB)

ツアーのポイント

★ 紅茶農家のお宅にホームステイ
★ ルフナ紅茶ができるまでをたっぷり知る
(茶摘み・紅茶加工場見学・テイスティング・英国式アフタヌーンティーを体験)
★ 牛の堆肥を使った有機栽培への転換、環 境保全型農業の仕組みに触れる

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ツアースケジュール

日付 時間 行程 宿泊地
12月25日(木) 13:20 成田空港発(スリランカ航空) コロンボ
The Saffron(または同等クラスのホテル)
19:10 コロンボ空港着後、車にてコロンボ市内へ
12月26日(金) AM 車にてデニヤヤへ移動 デニヤヤ
ホームステイ
PM 紅茶農家、茶畑訪問
12月27日(土) AM 茶摘み体験、椰子蜜つくり見学 デニヤヤ
ホームステイ
PM 農家宅で料理教室
12月28日(日) AM シンハラージャの森を散策 デニヤヤ
ホームステイ
PM 紅茶農家と懇談
12月29日(月) AM ミルミニ有機紅茶加工工場見学 コロンボ
monsoon suite(または同等クラスのホテル)
PM 車にてコロンボへ移動
12月30日(火) AM 紅茶パッケージ会社訪問
(紅茶のテイスティングなど)
コロンボ monsoon suite(または同等クラスのホテル)
PM 自由行動(コロンボ市街地散策、寺院訪問、買い物など)
12月31日(水) AM ゴールフォート見学 機中泊
PM アフタヌーンティー(コロンボ市内)
23:50 コロンボ空港発(スリランカ航空)
1月1日(木) 11:50 成田空港着後、解散

旅行企画・実施

株式会社ピース・イン・ツアー
観光庁長官登録旅行業第1917号 一般社団法人 日本旅行業協会 正会員
〒162-0042 東京都新宿区早稲田町67 早稲田クローバービル5F
総合旅行業務取扱管理者 松永充弘

お申込み・お問い合わせ

ご不明点・ご質問は、お気軽にメール・電話・FAXにてご連絡ください。

特定非営利活動法人 パルシック(PARCIC)
〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町1-7-11 東洋ビル1F
Tel:03-3253-8990 Fax:03-6206-8906
メールフォームへ

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スリランカ北部 少数民族・タミルの伝統文化に触れる旅 <参加者募集> https://www.parcic.org/news/5951/ Tue, 20 May 2014 01:52:02 +0000 https://www.parcic.org/?p=5951 スリランカ北部 少数民族・タミルの伝統文化に触れる旅 2014

2009年、26年間にわたる内戦の終結を迎えたスリランカ。日本ではあまり知られていませんが、戦場となった北部州は内戦末期に激しい戦闘が繰り広げられ、大きな被害を受けました。

かつてスリランカ第2の都市として栄えたジャフナ県は、少数民族のタミル文化発祥の地として知られています。海岸やラグーンではエビやカニなどのおいしい海 産物が獲れ、現地ならではの料理も豊富です。復興は目覚ましく、道路が改良され、鉄道も開通して人びとの往来が盛んになり、新しいホテルやスーパーも徐々 に増えて観光地化が進んでいます。

その一方で、ジャフナ県、ムライティブ県の村落では避難先から帰還した人々の生活再建が続いています。帰還直後にトタン板の仮設ばかりだった地域に、ようやく石造りの家が立ち並ぶようになりました。

内戦と開発により失われようとしているジャフナの伝統食・ヒンドゥー教の祭り・暮らしの文化を体験しながら観光地を巡り、そしてパルシックが帰還民の生活再建支援を行う村々を訪れて内戦の傷跡を知り、復興に向けて歩を進める人びとのお話を聞き、交流するツアーです。

ツアー概要

開催時期:2014年817日(日)~824日(日) 8日間

旅行代金:244,800円
(往復航空運賃、全行程宿泊費、食費、全行程移動費、入国税・空港税等含む。旅行代金は2014年5月1日現在の燃油等付加運賃を基準として算出しております。燃油料金が変更となった場合、追加料金をいただく場合がございます。)

申込締め切り:2014年7月11日(金)

現地プログラム企画: 特定非営利活動法人パルシック
旅行企画・実施: 株式会社ピース・イン・ツアー

◎ 最少催行人数:5名
◎ 出発空港:成田空港
◎ 添乗員:なし。現地到着後、パルシックのスタッフが同行します。
◎ 利用ホテル(宿泊先):Camerot Beach Hotel 又は同等クラス(ニゴンボ)/ Thusare Hosue & Spa 又は同等クラス(コロンボ)/ パルシックゲストハウス 又は同等クラス(ジャフナ) / ムライティブタウン教会(ムライティブ)
◎ 利用航空会社:スリランカ航空
◎ 食事:スリランカ国内での全行程食事付き

旅行条件(PDF:1.15MB)

ツアーのポイント

★ 普段の旅行ではなかなか行くことのできないスリランカ北部!
★ 内戦終了後、まだ間もなく、今まさに復興のタイミング!
★ ジャフナの失われつつある伝統文化に触れるチャンス!
★ パルシックの事業地だから、村の人びとから内戦の体験や想いをじっくり聞ける!
★ 成田空港より日本人スタッフ同行、現地では日本人駐在員による通訳付き!
★ お一人様でのご参加大歓迎!

ムライティブタウンの内戦の跡が残る建物

ムライティブタウンの内戦の跡が残る建物

ヒンドゥー寺院のお祭り

ヒンドゥー寺院のお祭り

ホッパーの屋台

ホッパーを売るお店

海に面した沐浴所

海に面した沐浴所

ツアースケジュール

日付 時間 行程 宿泊地
8月17日(日) 13:20 成田空港発(UL455便) ニゴンボ
ホテル
19:10 コロンボ空港着
20:30 ニゴンボ着、ホテルチェックイン後、夕食(食堂)
8月18日(月) 6:30 コロンボ発、ムライティブに向けて出発(陸路)
道中、食堂で朝食
ムライティブ
教会
11:00 アヌラーダプラ仏教遺跡見学
13:00 昼食(アヌラーダプラまたはワウニア)
17:00 ムライティブタウン着後、夕食(ムライティブ教会)
8月19日(火) 7:30 朝食(食堂) ムライティブ
教会
8:30 パルシック ムライティブ事務所でブリーフィング後、コクライヘ
スリランカの内戦、人々への影響、パルシックの活動について
11:30 コクライ地域の漁家、キリスト教会神父訪問
戦争中の体験や現在の暮らし、漁の様子について話を聞く
13:00 昼食(食堂)、ムリワイカイへ移動
15:00 ムリワイカイの家庭訪問、内戦中最後まで戦場となり、近年帰還が許されたばかりの地域の現状を見る
19:00 夕食(事務所または教会)ジャフナ名物のスープなど
8月20日(水) 7:00 朝食(教会) ジャフナ
ゲストハウス
8:00 ジャフナに向けて移動、道中、戦争博物館を見学
11:30 パルシックジャフナ事務所でブリーフィング、昼食、
ジャフナでの戦争の歴史、パルシックの活動について
15:00 ヒンドゥー寺院のお祭、ジャフナタウン、港・図書館などを見学
18:30 ゲストハウスチェックイン後、夕食
8月21日(木) 7:30 朝食(ゲストハウス) ジャフナ
ゲストハウス
10:00 沐浴所、ヒンドゥー寺院等を見学、ジャフナの伝統的な家屋を改装したホテルでお茶休憩
13:00 昼食(ホテル)後、ジャフナ北西部観光(ビーチ、要塞、仏教遺跡など)
16:00 ジャフナタウンで買い物、ジャフナのアイスクリーム屋へ
18:30 ゲストハウス着後、夕食(ジャフナ市内食堂)
8月22日(金) 7:00 朝食(ゲストハウス) コロンボ
ゲストハウス
8:30 ヴェラナイの干物センター訪問、女性たちの乾燥魚加工場、
作業現場見学、インタビュー
12:00 昼食(ジャフナ事務所)、ジャフナ空港へ 空路でコロンボへ移動
17:30 コロンボ・ラトマラナ空港到着
19:30 ホテルチェックイン後、夕食(コロンボ市内レストラン)
8月23日(土) 8:00 朝食(ゲストハウス) ゲストハウス
(休憩)機内泊
9:00 コロンボ市内観光(市場・博物館など)
12:00 昼食(コロンボ市内の食堂)、自由行動(買い物など)
19:00 ホテル出発、夕食(コロンボ市内の食堂)
23:30 コロンボ空港出発(UL454便)
8月24日(日) 11:50 成田空港着後、解散

旅行企画・実施

株式会社ピース・イン・ツアー https://www.pitt.jp/
観光庁長官登録旅行業第1917号 (社)日本旅行業協会(JATA)正会員
〒162‐0042 東京都新宿区早稲田町67 早稲田クローバービル5階
総合旅行業務取扱管理者 松永充弘

お申込み・お問い合わせ

ご不明点・ご質問は、お気軽にメール・電話・FAXにてご連絡ください。

特定非営利活動法人 パルシック(PARCIC)
〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町1-7-11 東洋ビル1F
Tel:03-3253-8990 Fax:03-6206-8906 メールフォームへ

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国連人権理事会と北部の状況の変化 https://www.parcic.org/report/srilanka/srilanka_life/5826/ Tue, 08 Apr 2014 05:16:09 +0000 https://www.parcic.org/?p=5826 3月3日から28日にかけて、スイス・ジュネーブで国連人権理事会の定例会議が開催されました。理事会は27日、国連人権高等弁務官事務所に対し、スリランカで内戦末期に行われた政府軍およびLTTE軍の両当事者が行ったとされる重大な人権侵害や関連犯罪について、包括的な調査を実施した上で、責任追及を実現するとした決議を採択しました。それに加え、内戦終了後も発生している拉致、拷問、脅迫などの人権侵害に対しても、現在も進行している問題として懸念が表明されています。昨年8月の国連人権高等弁務官ナビ・ピレイ氏、11月のイギリス・キャメロン首相の北部訪問の報告の中でも、スリランカ政府の人権問題への取り組みの不十分さは指摘されていました。

スリランカ政府は、今回もナビ・ピレイ氏をはじめとする人権高等弁務官事務所の組織としての中立性・独立性に疑問が残る、同事務所はイラク、アフガニスタンなどで行われている軍事侵攻に対して適切な対応を行っていない、などを理由に決議を受け入れられないこと、調査は独自に行うことを明言し、強硬な態度を示しています。4月1日には、理事会の決議に呼応する形で、西欧諸国で活動する16のタミル人グループの活動を「テロリズム」への関連があり、スリランカでのタミル人の分離運動を扇動する可能性がある、と禁止、違法とする決定を下しました。

会議の最中である3月15日、内戦中に行方不明になった家族に関する情報提供を求めるハンガーストライキに参加したことのあるタミル人女性が、キリノッチ県内の自宅で警察に逮捕されました。女性は、夫と息子が内戦中に行方不明になったまま、今も消息が分からず、キャメロン首相が北部を訪問した際に、政府による対応の遅さを訴えるためにストライキに参加、メディアに大きく取り上げられて注目を集めました。スリランカでは内戦終了後、数千人にも上るといわれる行方不明者に関する生死を含む情報が、いまだ正確には明らかにされていません。

15日、女性の自宅を、指名手配中の人物が潜んでいる可能性があるとして軍人数名が訪れた際、何者かが軍人へ向けて発砲し逃走した、というのが女性が拘束された理由でした。

この翌週には、事件の情報を集めるために近隣の村を訪れたスリランカ人神父2人が、「テロ誘導」の容疑で逮捕されました。彼らはこれまでも積極的に人権問題に関わってきた活動家で、彼らの逮捕が不当であるという動きがすぐに各地で展開され、2人は数日後に解放されましたが、逮捕後、政府による許可なしで海外への渡航を禁止することが通告されています。

女性の逮捕事件前後から、キリノッチからムライティブへ向かう道中には、新たに軍隊によるチェックポイントが置かれるようになり、ここ数か月は廃止されていた南部から北部へ移動する際の身分証確認も復活しました。この1か月で、地域での警察、軍隊による取り締まりが、以前より明らかに厳しくなっていることを肌で感じます。

これら一連の事件は主には、強くなる国際社会からのプレッシャーに対し、スリランカ政府が北部での軍隊の活動を今以上に縮小する意思がないことを示すため、また、戦争犯罪に関する情報が外部に漏れ出ることを阻止するためである、と見られています。しかし、実際に日々この社会で起きている事柄に関する情報を権力や脅迫を利用してコントロールするには限界があり、外部者としての立場から見ていると、政府の方針は時に無謀に見えることもあります。

今回の一連の事件を通し、ただでさえ不安定な状態に置かれていた帰還後のタミルの人々の暮らしが、さらに不安にさらされています。ムライティブにも、家族が行方不明なままの人や元LTTEの兵士が大勢おり、行方不明の家族を持つ人たちは行方の調査について、国外からの支援に頼る手段を制限され、また、元兵士の人々はいつ自分も逮捕されるか、という不安と共に暮らすことを余儀なくされています。

北部で暮らす人々の多くは、何にも代えて、内戦が終わったことに希望を抱いており、再び武器を取って闘いたい、そのことを支援したい、と感じている人に、村では今まで出会ったことがありません。26年間で彼らが失ったものはあまりにも大きく、同じことを繰り返すことの無意味さと、苦しさが、人々の間で共有されているからではないかと思います。そのような思いで日々を過ごしている人々の、希望やわずかな安心も奪うようなことはあってほしくない、と、切に願いながら、この1か月の状況の変化を固唾を飲んで見守っています。

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