食べる – 特定非営利活動法人パルシック(PARCIC) https://www.parcic.org 東ティモール、スリランカ、マレーシア、パレスチナ、トルコ・レバノン(シリア難民支援)でフェアトレードを含めた「民際協力」活動を展開するNGO。プロジェクト紹介、フェアトレード商品販売など。 Tue, 23 Oct 2018 02:16:13 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.4.1 デニヤヤの雨季(6~8月頃)に旬を迎える果物 https://www.parcic.org/report/srilanka/srilanka_deniyaya/13902/ Tue, 23 Oct 2018 02:13:33 +0000 https://www.parcic.org/?p=13902 こんにちは。スリランカ・デニヤヤインターンの下里真以です。

デニヤヤは先週までしばらくの間、雨の日が続いていましたが、今週に入り晴れの日が増えてきました。
紅茶の茶木のことを考えると、溜まりがちな洗濯物にも適度に雨が降ってほしいなあと思う毎日です。

さて今回は、デニヤヤの雨季(6~8月頃)に旬を迎える果物を紹介したいと思います。

まず、ランブータン。

エクサメンバー宅で出てきたランブータン

エクサメンバー宅で出てきたランブータン

6、7月が旬。農家をはじめたくさんの家庭で栽培されており、路上に出店している小さなお店でもよく売っています。
外側のイボイボの皮を剥き、中の実だけを食べます。実の中心には種があり、それにランブータンの果肉がくっついているので種を壊さないように果肉だけをはがしながら食べます。
このランブータン、ナイフなど使わずに手だけで食べる事ができるため、旅のおともに最適。

旬の時期に出没する露店

旬の時期に出没する露店

こんな感じで道端に良く売っています。
バスで隣の席に座った知らないおばあさんがランブータンをくれたこともありました。

黄色のランブータン

黄色のランブータン

通常のランブータンは真っ赤な色ですが、こちらの写真はあまり見かけることのないレアな黄色のランブータンです。地元では美味しいと評判!私も黄色のランブータン、大好きです。

次にドリアン、7月が旬です。

ドリアンを切る現地スタッフのソーマラットさん

ドリアンを切る現地スタッフのソーマラットさん

果物の王様と呼ばれるドリアンは、スリランカでは値段も王様級!
日本円で1個400円ほどです(外食2~3回分に相当します)。
農家さんによるとムスリムの商人にドリアンの木を貸し出すことがあるそう。
木の貸し出しってなかなか聞かない言葉ですよね。
食物繊維がたくさん含まれているため、スリランカでは夜に食べることで翌日の便通が良くなると考えられているそう。そのため、ドリアンの香りと共に就寝することもしばしば(笑)
食感は生クリームのようにクリーミーで、癖になります。

続いて、アボカド。
7月から9月頃にかけて食卓に並びます。値段はなんと1個あたり10円以下!スリランカにはいろいろな種類のアボカドがあるそうですが、デニヤヤで見られるのはこちら。

エクサメンバー宅のアボカドの木

エクサメンバー宅のアボカドの木

写真が見にくくて申し訳ないのですが、
日本でよく見るメキシコ産のアボカドと違い、ラウンド型でグリーン。

その他にも皮が赤みがかったとても貴重で美味しいアボカドもあります。

ホームステイ先のお父さんがもらってきた赤いアボカド

ホームステイ先のお父さんがもらってきた赤いアボカド

緑のものと比べると、食感が柔らかい気がします。
日本では、サラダとして食べることが主流のアボカドですが、スリランカでは砂糖またはキトゥルパ二(孔雀椰子の糖蜜)をかけてデザートとしていただきます。

最後に、ホームステイ先の庭の木にマンゴーの実がなりはじめました!

実がついたばかりで小さいマンゴー

実がついたばかりで小さいマンゴー

まだ実がついたばかりで小さいですが、12月、1月頃には食べられるそう。
日に日に大きくなっています。早く大きくなってほしいです!

デニヤヤの茶畑にはこの他にも紹介しきれないほどの果物やスパイスがあります!
日本はだんだんと冬に近づき、寒くなっていると聞いていますが、そんな冬に向かうこの時期にこそぜひ、パルシックの有機ルフナ茶で温まり、南国の肥沃なスリランカの地に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

以上、デニヤヤからでした。

(デニヤヤインターン 下里 真以)

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スリランカのベジタリアンの食事事情 https://www.parcic.org/report/srilanka/srilanka_deniyaya/9853/ Thu, 13 Oct 2016 08:04:19 +0000 https://www.parcic.org/?p=9853 突然ですが、「ベジタリアン」と聞いてどんなことを思い浮かべますか?

「痩せている人が多い」「食べられるものが極端に限られる」などでしょうか。70%以上が仏教徒である、ここスリランカでも、ベジタリアンの人は少なからずいます。

パルシックのデニヤヤスタッフの中に、ベジタリアンが2人います。私のホームステイ先のお父さん、お母さん、おばあちゃんもベジタリアンです。「ベジタリアン」といっても種類があり、デニヤヤスタッフもホームステイ先の家族も乳製品はとる「ラクト・ベジタリアン」です。

南アジアにはベジタリアンが多いのですが、その皆が仏教徒というわけではなく、ヒンドゥー教のベジタリアンもいれば、イスラム教のベジタリアンもいます。スリランカのベジタリアンは、仏教のアヒンサ(不殺生)の教えの影響を大きく受けています。アヒンサの教えは「生命(いのち)あるものを殺すな」というだけでなく「自他の生命(いのち)を生かす、大切に生きる」ということ示しています。ホームステイ先の家族は、5年前までは肉も魚も食べていたそうなのですが、僧侶からこの不殺生の教えを受け、ベジタリアンになったそうです。

この国にはベジタリアンのレストランが沢山あり、種類も豊富です。ホームステイ先のお母さんはとても料理上手で、ほうれん草、じゃがいも、ジャックフルーツ、へちま、空芯菜、マンゴーなどなど、毎食色々な種類のカレーを作ってくれます。

 

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料理上手なお母さん

 

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色とりどりのおかず。肉や魚は使っていないが、どれも辛くておいしい。

 

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左から、ココナッツサンボル、いんげんのカレー、ポロス

 

日本でベジタリアンというと、サラダぐらいしか食べるものが無いような印象を受けますが、この国のベジタリアンの食事はバラエティーに富んでいて美味しいです。また、ベジタリアンに痩せている人が多いということもなく、ベジタリアンでない人と同じような体つきをしているか、少しふくよかな人が多いです。沢山ある野菜のカレーの中で、現地の人びとが好んで食べるのが「ポロス」と呼ばれる小さいうち(直径約20cm)のジャックフルーツ(大きくなると呼び名が変わります)のカレーです。見た目が牛肉に似ていて、食べるとほろほろとした食感で、コクも酸味もあって美味しいです。

 

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手のひらを広げてひと回りくらい大きいサイズのジャックフルーツ「ポロス」

 

スリランカには家族で食卓を囲む習慣はなく、ご飯におかずをのせたプレートを持って皆、思い思いの場所でごはんを食べます。ご飯を食べる時は、ごはんとおかずを手で混ぜて食べます。なぜこのようにごはんを食べるのかスタッフや家族に聞いたら、「手で食べたほうがおいしいから」と言っていました。私も毎日手でごはんをたべますが、やはり手でごはんを食べたほうがおいしいです。

 

お母さん、今日はここでごはんを食べる様です

お母さん、今日はここでごはんを食べる様です

 

ちなみに、お母さんが小さい子どもにごはんを食べさせる時、ごはんとおかずを混ぜた小さなおにぎりを手の平で作り、子どもの口にぽいっと放り込みます。私はこの光景が面白くて、いつもまじまじと見てしまいます。

今回は、日本とは大きく異なるスリランカの食文化についてでした。

(デニヤヤインターン 村上紘寿美)

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4月6日(土)開催! パルシック アールグレイ紅茶発売記念イベント https://www.parcic.org/news/3585/ Tue, 05 Mar 2013 07:52:38 +0000 https://www.parcic.org/?p=3585 4月6日(土)開催!パルシック アールグレイ紅茶 発売記念イベント @ 御茶ノ水 KZ [ケーズ]

パルシック新商品 アールグレイ紅茶

パルシックは、2011年からスリランカ南部のデニヤヤで、小規模紅茶農家の生産者グループの有機紅茶栽培を支援しています。生産者は農薬を一切使わない茶葉作りに挑戦しています。

農家が育てた茶葉をフェアトレード製品として購入し、スリランカの加工場で天然のベルガモットオイルで着香して、アールグレイ紅茶に仕上げました。そしてこの度、日本での販売を開始いたします。

このアールグレイ紅茶は、ルフナ紅茶のほんのり甘いコクと、ベルガモットの爽やかなハーモニーが特徴の紅茶です。ぜひこの機会に味わってみてください。

堂島のティーハウスムジカ代表で紅茶専門家の堀江さんと、お茶の名産地・静岡県菊川で紅茶・緑茶の両方を手掛ける株式会社流通サービス代表の服部さんにもお越しいただき、世界の紅茶にまつわるお話と、美味しい飲み方についてお話いただきます。

ぜひみなさまお誘い合わせの上、お越しください。

 スリランカ デニヤヤの風景

[日時] 2013年4月6日(土) 14:00~16:00 (13:30開場)
[場所] 御茶ノ水 KZ [ケーズ] https://www.kz-party.com/
[入場料] 1,000円 (アールグレイティー、スリランカ菓子、お土産付)
[定員] 50名

お申込み締切 : 4月3日(水)
※スリランカ菓子・お土産のご用意がありますので、必ず事前にお申込みください。

プログラム

第一部

14:00~14:05 開会挨拶
14:05~14:20 世界の紅茶 : 服部吉明さん(株式会社流通サービス 代表取締役)
14:20~14:35 紅茶のたのしみかた : 堀江敏樹さん(ティーハウスムジカ 代表取締役)

休憩

14:35~14:55 新商品のアールグレイ紅茶をおたのしみください

第二部

14:55~15:25 現場からの報告 ~南部デニヤヤでの紅茶有機転換プロジェクト~ : 高橋知里(パルシック デニヤヤ駐在員)
15:25~15:40 質疑応答
15:40~15:45 閉会挨拶 : 井上礼子(パルシック 代表理事)

会場までのアクセス

御茶ノ水 KZ[ケーズ] 
東京都千代田区神田淡路町2-23 菅山ビル1F
TEL:03-3253-3811

<最寄駅>
JR御茶ノ水駅 徒歩5分
千代田線 新御茶ノ水駅、丸ノ内線 淡路町駅、都営新宿線 小川町駅 各徒歩2分

御茶ノ水KZ アクセスマップ

申込み・お問合せ

特定非営利活動法人 パルシック
〒101-0063 千代田区神田淡路町1-7-11 東洋ビル1F
電話:03-3253-8990 FAX:03-6206-8906 メール:office@parcic.org

参加ご希望の方は、メール・FAX・電話のいずれかで、①お名前、②ご住所、③お電話番号、④参加人数を上記までご連絡ください。

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デニヤヤの山奥よりジャフナを訪問 ― その2 https://www.parcic.org/report/srilanka/srilanka_life/1833/ Fri, 01 Jun 2012 15:00:42 +0000 http://test.parcic.org/?p=1833
写真1:もちろん、つまみ食いもしました

写真2:PARCICの干しエビを売っているジャフナの干物屋さん。写真には納まっていませんが、とても鮮やかな赤い色(着色していると思われます)の干しエビも並んでいます

写真3:この日の昼食は、ロティ(パンのようなもの)、エビカレー、フィッシュボールカレー、サラダ

写真4:味見をたくさんさせてくれたり、マンゴーを1個おまけしてくれたりと、気前のいい果物屋さん。ジャフナ駐在スタッフのお気に入り。

写真5:人気のアイスクリーム屋さん。写真は平日の4時頃に撮影したためお客さんもまばらですが、休みの日には大賑わいです。

ワナッカム(タミル語で「こんにちは」)!普段はデニヤヤの山奥にいる高橋が、5月初旬にパルシックのジャフナ事務所を訪問した際の感想を前回に引き続き報告させていただきます。今回は、ジャフナの味覚がテーマです。

まずは、ジャフナと言えばシーフードです。我々パルシックでの事業でも干物作りをしています。今回はジャフナタウンからほど近い、ヴェラナイの干しエビ加工センターを訪問する機会があったのですが、センターの倉庫では山盛りのパッキングされるのを待っている干しエビを見ました(写真1)。干しエビはこの加工場でパッキングされ、ジャフナの干物屋さん(写真2)やコロンボなどで売られています。

そして、ジャフナ滞在中はオフィスのアッカー(ここではケア・テイカーさんのことですが、一般に自分より年上の女性に対して「アッカー」と声をかけるのは、シンハラ語でも同じです)が作ってくれる昼食をご馳走になっていました(写真3)、エビカレー、フィッシュボールカレー、サラダ)。何と言っても、干していないエビはデニヤヤで目にすることはありません。ぷりぷりのエビカレーに感激してしました。また、美味しいイカカレーもご馳走になりました。デニヤヤではイカは全く食べません。以前、ジャフナで作っているスルメをデニヤヤの我が家に持ち帰ったところ、完全にゲテモノ扱いされました。その時のスルメは私が喜んで一人占めしましたが。手前味噌ですが、ジャフナ事務所のアッカーの食事はかなり美味しいと評判で、とても楽しみにしていました。確かにバリエーションも豊富で、塩分と辛みが南部に比べて控え目で、日本人の口にとても優しい味でした。

野菜市場を覗いてみると、旬のジャフナマンゴー(写真4)が並んでいました。マンゴーはデニヤヤでももちろん採れるのですが、ジャフナマンゴーは格別です。濃厚な甘さが特徴で、コロンボなどでは、他のマンゴーに比べて値段が高いようです。

最後は衝撃を受けたジャフナのアイスクリーム屋さんです。ジャフナにはちょっとレトロチックなアイスクリームパーラーという風情のアイスクリーム屋さんが数軒ありました(写真5)。デニヤヤにはもちろんこんな洒落たアイスクリーム屋さんはありませんが、コロンボでも見かけたことがありません!こちらの人は老若男女甘い物が好きですので、私が訪れた時もムスリムのおじちゃんたちが団体でお店に来ていました。

ジャフナ滞在中、ジャフナの味覚を色々と楽しむことができたのですが、ジャフナ・クール(ジャフナ名物のシーフードスープ)を食べそびれた!ということにデニヤヤに戻ってから気が付きました。次回は、ジャフナ・クールを忘れずに食べて行きたいと思います。

(パルシック 高橋知里)

 

 

 

 

 

 

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南インド料理に近い、ジャフナの食事情 https://www.parcic.org/report/srilanka/srilanka_gourmet/1822/ Sun, 22 Jan 2012 15:00:54 +0000 http://test.parcic.org/?p=1822 ジャフナには、主に、紀元前に南インドから渡ってきたスリランカ・タミルの人々が生活しているため、ジャフナの食事は、南インド料理に近く、スリランカ南部のシンハラの人たちの食事(スリランカ南部の食事については、デニヤヤ日誌に掲載)とは、食べるもの、スパイスの使い方などが違っています。地元でとれる食材を調理した「カレー」を食べるという点では共通していますが、スリランカ南部では朝、昼、晩とお米を食べるのに対し、ジャフナでは昼食は基本的にお米を食べるものの、その他の朝と夜はお米以外の穀物を食べます。


ジャフナ事務所近くのパン屋さん

ある日の朝食
(プトゥと卵焼き、ポテトカレー)

ある日の昼食(ライス&カレー)

ジャフナでの定番の3食メニューはこのような感じです。

朝 …
ストリングホッパー(インディ・アッパー)、パン、プトゥ(お米の粉と小麦、お湯を混ぜて蒸したものにココナツを和えたもの)などと簡単な野菜カレー、またはダル豆のカレー

昼 …
ご飯と3種類ほどのカレーを食べます。(この3種類のうち、1種類は特に辛いカレーを用意します!)

夜 …
チャパティ、ドーセ、プトゥなどと1-2種類のカレーとサンボル(ココナツと唐辛子の和え物)

そしておやつの時間には、ワデーなどの簡単なスナックやビスケットを食べます。

また、ヒンドゥー教徒が人口の多数を占めるジャフナでは、食事にもヒンドゥー教の慣習が反映されています。ヒンドゥー教では金曜日に殺生をしてはいけないことから、金曜日にはヒンドゥー教徒の人々は肉・魚・卵等をとらないベジタリアンの食事をします。食卓には、野菜カレーのほかソヤミートのカレー、乾燥させた唐辛子をあげたものなどが並びます(人によっては火曜日もベジタリアンの日としています)。さらに、一部の人は年中完全なベジタリアンであることから、街にはベジタリアンレストランが見られるだけではなく、普通の食堂にも常にベジタリアン用のメニューが用意されています。

毎日食卓に並ぶカレーは、野菜や魚介、肉、卵など様々な食材と唐辛子、ターメリック、クミンシード、カレーリーフなどの様々なスパイスを使って作られます。野菜カレーには、じゃがいも、なすび、おくら、いんげん等々旬の野菜が使われます。魚介では、エビ、イカ、カニ、シマアジ、イワシ、タイなど、その時々の季節の魚が調理されます。肉は鶏肉が定番ですが、ヤギ肉を食べることもあります。

いろいろな食材を使ったカレーが食べられるジャフナですが、同僚スタッフに「何が一番好き?」と尋ねると、多くの人が一番好きなのは、ジャフナの新鮮な魚介類だそうです。戦争中にジャフナを離れ、海外に渡ったディアスポラのタミルの人たちが海外にいて恋しくなるのも、ジャフナの新鮮な魚だとも聞きます。そのため、ジャフナの新鮮な魚介類をたくさん使ったスープ、ジャフナクールはジャフナの人々に人気があるだけではなく、海外で暮らすタミルの人にとっても懐かしく嬉しいメニューだとのことです。

筆者はジャフナにいて、日々新鮮でおいしい海の幸を食べられることを、嬉しく、ありがたく思っています。

(パルシック 西森光子)

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手軽なスナックとして老若男女に愛されている揚げ物『ワデー』 https://www.parcic.org/report/srilanka/srilanka_gourmet/1812/ Mon, 26 Dec 2011 16:00:35 +0000 http://test.parcic.org/?p=1812

スリランカの町のお店で広く見かける揚げ物、ワデー。日本でいうと、おからドーナッツ(甘くない)のような感じで、手軽なスナックとしてスリランカで広く 老若男女に愛されています。私たちも事業地訪問で昼食が遅くなったとき、朝ごはんを食べていないときなど、小腹がすいたときにさっと買って移動の車中でよ く食べています。名前を知らなかった頃、私はその見た目から「がんもどき」と呼んでいましたが、実際、主原料は豆で「がんもどき」と近い部分があります。

材料 ワデー(約20個分)

  • ウルンドゥ豆・・・250g
  • たまねぎ・・・5個(中サイズ)
  • 唐辛子・・・4本
  • クミンシード・・・少量
  • 塩・・・少量
  • ココナッツ・・・家庭により好みで適量 (加えない家庭もある)
  • アワル(お米をつぶして薄くし、乾かしたもの)・・・水分が多い場合に少量加えて水分を吸収させる

ワデーの作り方

1.ウルンドゥ豆を前夜から水につけておく。
2.翌朝、豆をよく洗う。前夜から水につけていると、簡単に豆の皮がむける。
3.ミキサーで豆をつぶす。


一晩水に浸けたウルンドゥ豆を
ミキサーに入れる

ミキサーにかけて豆をつぶす

4.たまねぎと唐辛子を適当なサイズに刻む。

 
玉ねぎを刻む
 
刻んだ唐辛子

5.ココナッツを粉状にする。
6.3に5のココナッツと4のたまねぎ、唐辛子を加えて、再度ミキサーにかける。


豆に玉ねぎ、唐辛子、ココナツを加えて
混ぜ合わせる

7.アワルをミキサーにかけて砕き、6に混ぜ合わせる。アワルを加えることで、水分がアワルに吸い取られて、水っぽさがなくなる。
8.混ぜ合わせたものを手のひらで小さなサイズにこねて、真ん中を少しへこませる。
9.形を作ったものを油であげて、完成。

 
直径7-8cmほどの円形に形を作った後、
真ん中をへこませる
 
油でしっかりと揚げる

(パルシック 西森光子)

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ジャフナの伝統的シーフードスープ『ジャフナ・クール』 https://www.parcic.org/report/srilanka/srilanka_gourmet/1802/ Mon, 26 Dec 2011 15:00:22 +0000 http://test.parcic.org/?p=1802

ジャフナ・クールはジャフナの伝統的なシーフードスープで、ジャフナの人々や海外から来た人が好んで食べる食べ物のひとつです。筆者も大好きなメニューの一つで、日本からお客さんが来られたときには、レストランに前もって注文したりもします。
スープとはいえ、様々な魚介類に野菜、お米が入ることから、この一品でかなりお腹いっぱいになり、1食分の食事にもなります。そのため、庶民の家ではカレーの代わりにジャフナ・クールを作って食費を切り詰めることもあると聞きます。そんな経済的で栄養価が高く、おいしいジャフナ・クールの作り方をご紹介します。

材料 ジャフナクール(約5人分)

レッド・ライス(赤米) ・・・ 100g
ヤムいも ・・・ 250g
ロングビーンズ ・・・ 250g
クールパウダー(パルミラパウダー) ・・・ 250g
魚介類(カニ、エビ、その他お好みの魚) ・・・ 適量
ドラムスティックの葉
唐辛子 ・・・ 8本
にんにく ・・・ 5片
こしょう ・・・ 適量
クミンシード ・・・ 適量
ターメリック ・・・ 小1片
塩 ・・・ 適量
タマリンド ・・・ 適量
ココナッツ ・・・ お好みで少量

ジャフナクールの作り方

1. 十分な量の水を入れたなべでお米をゆでる。
2. 野菜を一口サイズ小に切る。
3. 魚介を洗い、一口サイズに切る。


ヤムいもとロングビーンズ

カニ、えび、その他市場でお手ごろで新鮮な魚

4. クールパウダーに水を加えてとく。
5. ゆでた米が柔らかくなったら、なべに野菜を加える。
6. しばらくしてなべに魚介類を加える。
7. 唐辛子とにんにくをつぶしてまぜる。
8. なべにクールパウダーを加える。


クールパウダー

唐辛子とにんにくをつぶす

9. 7とともに他の香辛料をまぜてなべに加える。
10. タマリンドを加える。
11. 最後に、ドラムスティックの葉を加えて、一煮立ちさせてできあがり!


ドラムスティックの葉

ジャフナクールのできあがり!

(パルシック 西森光子)

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