国内避難民への物資配付および教育支援 – 特定非営利活動法人パルシック(PARCIC) https://www.parcic.org 東ティモール、スリランカ、マレーシア、パレスチナ、トルコ・レバノン(シリア難民支援)でフェアトレードを含めた「民際協力」活動を展開するNGO。プロジェクト紹介、フェアトレード商品販売など。 Tue, 14 Nov 2023 05:09:52 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.4.1 ミャンマークラウドファンディング活動報告:医療従事者たちの診療の様子 https://www.parcic.org/report/myanmar/myanmar_support2208/23502/ Tue, 14 Nov 2023 05:08:13 +0000 https://www.parcic.org/?p=23502 こんにちは。パルシック東京事務所です。
ミャンマーの医療従事者を支援するためのクラウドファンディングで支援を届けた医療従事者たちの活動についてご紹介します。

訪問診療チームは、1日かけて村まで訪問します。2021年2月のクーデター前であれば、舗装された道路を使って短時間で移動できていたのが、今は国軍に見つからないよう、険しい森のなかを移動しなければなりません。途中で何度もタイヤを修理しながら、1日がかりで対象の村まで向かいます。

タイヤを修理する様子

ある訪問診療の日。村に到着したときには既に日は落ちていました。村人たちは熱心に医療従事者による話に耳を傾けます。

医療従事者による衛生教育

この日は学校の校舎を借りて、臨時の診療所です。子どもたち含め、患者さんが列を作って順番を待っています。

学校での診療の様子

自宅で医療を提供する医療従事者のもとにも、多くの患者さんが訪れます。

クラウドファンディングにより購入した聴診器を用いた診察

出産はいつも突然です。医療従事者(助産師さん)はお産の時には妊婦さんの家まで駆け付け、出産を手伝います。

生まれたばかりの赤ちゃんを抱く長女

自宅で妊婦健診を行っている助産師さんは、ピナードホーンと呼ばれる器具で、胎児の心拍を確認しています。

胎児の心拍を聞く助産師

医療従事者の声 

Aさん(訪問診療)

 私たちは、3人から5人から成る訪問診療チームで、あらゆる年代の、あらゆる病気を治療しています。 医療従事者として大切にしているのは、患者さんの声に耳を傾け、悩みを理解し、患者さんと一緒に治療方針を決定することです。 一番の課題はセキュリティ(安全)です。攻撃を避けて山道を行くため村への訪問に丸一日かかってしまうことや、医薬品・医療機器の不足によって、適切な医療提供ができないことに困っています。ご支援ありがとうございます。

診察の様子

Bさん(在宅診療)

私の自宅で患者さんの治療に当たっています。治療用の部屋や医薬品用の倉庫はありません。急性呼吸器感染症、慢性疾患、周産期医療、出産、小児疾患などの診療をしています。出産は月に10件ほどあります。医薬品の費用がとても高いので、私たちの活動はとても必要とされています。治療に当たるだけでなく、病気予防や、公衆衛生の啓発にも力を入れています。 電気が無いので、ソーラーパネルが必須です。保健衛生・医療への行政からの支援は全くありません。そのため人びとは、数少ない私たちのような医療従事者に頼らざるを得ない状況です。医療支援は今まさに必要とされています。皆さんからの支援はとても貴重なものです。

急性呼吸器感染症の生後7か月の男児の治療

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医療従事者の声にもあったように、医療について、行政機関は何もしてくれません。 空爆や戦闘により衛生状況が悪くなり、経済状況の悪化から食糧不足、そして栄養状態も悪いという、医療が最も必要とされる時にも関わらず、自分たちで何とかするしかない状況です。 そのような中でのクラウドファンディングで、皆さまからのご支援により、医薬品、医療機器、そして医療従事者への報酬を届けることができました。本当にありがとうございました。

ミャンマーの人びとが置かれた状況は、忘れられた人道危機と言われるようになりました。 ミャンマーと近い関係性にある日本だからこそ、できることがあるはずです。 パルシックではこれからも、ミャンマーの国内避難民および脆弱層の人びとを支える活動を続けていきます。 どうか引き続きご支援のほど、よろしくお願いいたします!

診察の様子

(パルシック東京事務所)

この活動は皆さまからのご寄付で実施しました。

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ミャンマー クラウドファンディング活動報告 https://www.parcic.org/report/myanmar/myanmar_support2208/23276/ Thu, 12 Oct 2023 11:05:56 +0000 https://www.parcic.org/?p=23276 こんにちは。パルシック東京事務所です。
改めまして、この度は、ミャンマーの医療従事者を支援するためのクラウドファンディングにご協力いただき、誠にありがとうございます。

<戦闘が続くミャンマーで、国内避難民に無償で医療を提供している元医療従事者たちを支えたい! クラウドファンディングのページはこちら

おかげさまで、無事に医薬品を購入し、医療従事者たちに報酬とともに届けることができました。

医薬品については、当初クラウドファンディングの目標が100万円だったところ、ネクストゴール150万円を達成することができたため、購入費を予定の2倍の約116万円にすることができました。

購入した医薬品

医薬品の整理をしています

医療従事者たちへの報酬については、当初30人を支援予定でしたが、その後、30人だけではなく、報酬を受け取れずに活動している医療従事者60人に支援を届けたいという声が、現地の医療従事者たちからあがりました。 そこで、医療従事者たち自身にどうするか検討してもらったところ、一人当たりが受け取る報酬の金額を半分にする代わりに、60人へ報酬を届けたいとのことだったため、その決定を尊重し、60人に報酬を送りしました。

<支出内訳>

  • 医療従事者60人への報酬(各3,517.5円/月×2か月) 422,100円
  • 医薬品購入費 1,161,800円

合計 1,583,900円

【医薬品】 解熱鎮痛剤、抗生物質、消毒薬、ビタミン剤、気道感染症薬、尿路感染症薬、細菌感染症薬、亜鉛欠乏症薬、血圧降下薬、胃腸炎薬、抗ヒスタミン薬、咳止め、肝機能薬、皮膚炎治療剤、副腎皮質ホルモン製剤、目薬、皮膚炎薬

【医療器具・検査キット】 血圧計、血糖値測定器、聴診器、医療用手袋、パルスオキシメーター、B型肝炎検査キット、尿検査キット、デング熱検査キット 購入した

医薬品のレシートの一部です。

 

食糧不足による栄養不良の子どもが多いため、ビタミン剤も重要です。幅広い種類の医薬品を用意することができ、患者一人一人に合った治療をできるようになりました。

次回は診察の様子と医療従事者の声をお届けします!

(パルシック東京事務所)

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国内避難民の生活 – ミャンマー https://www.parcic.org/report/myanmar/myanmar_support2208/23095/ Tue, 29 Aug 2023 05:51:32 +0000 https://www.parcic.org/?p=23095 パルシックは、2022年9月から、ミャンマーの少数民族地域で国内避難民への食料配付を続けています。戦闘や空爆により家を追われ、ミャンマー国内で避難している人びとは「国内避難民」と呼ばれます。2023年8月14日時点で、191万人が国内避難民となっています。

もともと住んでいた地域での戦闘が激しくなり、1か月前に避難してきた国内避難民の人たちの様子が現地より届きました。(※音声無し、映像)

この国内避難民の方々は、ここに定住すると決めたわけではありません。この場所が危なくなったら、あるいは、もともと住んでいた場所に戻れるようになったら、また移動するでしょう。いつになったら安定した住居に住んで、仕事をしたり学校に通ったりすることができるのか、今は全く見通せません。 

パルシックは、スリランカ、東ティモール、パレスチナ、シリアなど、さまざまな地域で生計支援をしてきました。ミャンマーでも、人びとが自身で畑を耕して、生計を立てられるようになるような支援をしたいと思っています。しかし、1か月後にこの場所に住んでいるかどうかすら分からない状況で、種を配ることはできません。

ミャンマーでクーデターが起きたのは2021年2月1日。2年半前です。 状況は悪化の一途をたどり、今も多くの場所で戦闘が起きています。 動画の国内避難民のように、今も、移動を強いられている人びとがいます。 そのため、今をとにかく生き延びるための食料支援を、パルシックは続けています。

(パルシック 東京事務所)

※この事業はジャパン・プラットフォームからの助成と皆さまからのご寄付で実施しています。

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(元)医療従事者の声 – ミャンマー https://www.parcic.org/report/myanmar/myanmar_support2208/23004/ Tue, 08 Aug 2023 05:38:05 +0000 https://www.parcic.org/?p=23004 いつも温かいご支援をありがとうございます。
2023年6月12日から、元・医療従事者への支援活動のためのクラウドファンディングを始めました。

戦闘が続くミャンマーで、国内避難民に無償で医療を提供している元医療従事者たちを支えたい!

期間:2023年6月12日(月)13時~8月31日(木)18時
目標金額:100万円 (達成しました!ネクストゴール150万円挑戦中)

8月7日時点で、113人もの方からご支援いただき、107万円が集まりました。より多くのお金が集まれば、より多くの医薬品を届けることができます。 ネクストゴール150万円を目標に頑張っておりますので、どうぞ応援よろしくお願いします。

このクラウドファンディングで支えたいのは、病院が無い地域で人びとの治療に当たる、元・医療従事者たちです。

2021年2月のクーデターの後、公務員であった医療従事者のなかで、国軍に異を唱えた人たちは、それまで働いていた公立病院では働けなくなりました。見つかると逮捕される可能性があるため、家も追われてしまいました。家も、収入も無くなり、絶望的な状況へと追いやられた元医療従事者たちですが、自身の生活が困窮しているにもかかわらず、ボランティアの医療従事者として、避難先の地域の人びとの治療に当たっている人たちがいます。 そんな元医療従事者たちが医療の提供を続けられるように生活費をサポートし、必要な医薬品を届けます。

国軍に燃やされた家のあと ミャンマー

国軍に燃やされた家のあと

国軍に燃やされた自転車 ミャンマー

国軍に燃やされた自転車

元医療従事者たちは今、何を思い、何を願うのか、現地からの声をお届けします。

Kさん(外科助手)

市民不服従運動(CDM)に参加する以前は、地域の総合病院で働いていました。総合病院では、専門医による治療や医療支援を提供していて、新型コロナウイルスの感染拡大のときにも地域の人びとに医療を提供し続けていました。CDMに参加し職を失ってからは「よい治療をしたい!」という熱意はあっても、必要な物資を購入する余裕がありません。薬、医療機器、手術機器、超音波などがないため、高度な医療を提供することができないのです。CDMに参加したのは、決して働きたくないからではありません。ボランティアでできることは、なんでもやっています。それでも、私の患者さんたちには申し訳ないと思っています。彼らのことをもう治療できなくなってしまい、私がCDMに参加したことを理解してもらえないのではと心配しています。

※「理解してもらえないかもと心配している」というKさんからのメッセージに、私たちも心配になり、現地スタッフに確認したところ「人びとは医療従事者にはCDMに参加してほしいと思っていて、CDMに参加した医療従事者を非難はしていない。ただただこの現状(国軍がもたらした医療・公衆衛生の崩壊)に落胆している」とのことでした。人びとはCDMに参加した人に連帯を示すことが難しい状況のため、KさんのようなCDM参加者に励ましや応援の声が十分に届いていないのだろうと思われます。

森の中の国内避難民の家 ミャンマー

森の中の国内避難民の家

家を作る国内避難民 ミャンマー

家を作る国内避難民

とにかく医薬品が不足しているため、治療したくても治療できない状況が、医療従事者として申し訳ないという声もあります。

Nさん(看護師)

CDMに参加する前は、昼夜問わず救急患者を治療していました。多少の困難はありましたが、適切な医薬品と医療機器で手術ができていました。しかし今は、あらゆる面で困難に直面しています。夜間外出禁止令のため、緊急の患者の治療ができないのです。医薬品も不足しているため、出産時の処置ができない妊婦や、酸素吸引が必要な患者が特に危機的な状況に置かれています。心筋梗塞の患者は、朝まで痛みに耐え続けなければなりません。手術を受けるには都市の病院まで行く必要がありますが、高額な医療費を払えないために治療を受けられない患者も少なくありません。

CDMに参加した看護師として、治療を必要とする人を治療できない現状を、本当に申し訳なく思います。もし必要な医療器具と医薬品、手術に必要な設備があれば、高齢者、患者、緊急患者を助けることができます。そして地域の人びとの抱えるリスクが軽減され、治療が必要な時や緊急時に、より安心することができます。医療用品、医薬品、医療器具の支援を心からお願いします。

移動する国内避難民 ミャンマー

移動する国内避難民

国内避難民の家 ミャンマー

国内避難民の家

医薬品が不足しているだけでなく、医療従事者たちの生活も非常に厳しい状況です。CDMに参加して職を失い、今はボランティアで訪問診療をする2人に話を聞きました。

Cさん(訪問診療チーム)

CDMに参加する前は、人生は順調でした。毎月もらえるお給料で、私の家族は暮らすことができていました。2003年9月13日に夫が亡くなってからは、娘と私の2人で暮らしています。月収は10万チャット(当時のレートで約7,800円)と、多くはなかったので、洋服を一括払いで買うことは出来ませんでしたが、お店にお願いして、つけ払い(後払い)で買うことが出来たので、問題ありませんでした。食べ物やお菓子だって好きなものを買えましたし、結婚式のお祝儀やお葬式の香典も渡せました。専門的な治療が必要な時は、私が働いていた病院で適切な治療を受け、医薬品を処方してもらっていました。

CDMに参加してから、人生は非常に辛いものとなりました。収入が無く、この辛さは筆舌に尽くしがたいものです。これは極度の困難です。何が起ころうと私はCDMをやめませんが、生活はとても厳しいです。以前のように十分に物を買うことは出来なくなりました。払える見込みが無いため、つけ払い(後払い)で買うことすらできません。頼れる夫もいません。親戚に頼んで2回、お金を恵んでもらいましたが、これ以上頼み続ける気力はもうありません。払えるお金が無いので、結婚式やお葬式にも行けません。

娘は高校を卒業しましたが、国軍系企業での就職はしないように伝えました。この違法な政府の元で娘に働いてほしくはありません。国軍の病院で治療してもらいたくないので、今は病院にすらいけません。そのため、私と娘の生活は非常に厳しくなりました。

今は訪問診療のボランティアチームにいますが、医薬品は十分でなく、適切な治療が出来ません。いくつもの医療機器、医薬品、緊急手術用の医療器具を私たちは必要としています。

Mさん(訪問診療チームリーダー)

CDMに参加する前は、収入は多くは無かったものの、月末にお給料をもらって家計をやりくりできていたので、生活に支障はありませんでした。しかしCDMに参加してからは、生活が一気に厳しくなりました。収入が全くなく、あらゆることが出来なくなりました。収入が無いことで、夫婦間のコミュニケーションにまで悪影響が及んでいます。生活費を得るために、私たちは何かしらの仕事を探さなければなりません。

CDMに参加した私には、仕事はなかなか見つかりません。日雇い労働は私にはとても難しいのですが、今はそれを探し、やるしかありません。村に体調の悪い人や治療を必要とする人がいても、なかなか病院には行けません。民間の病院は私たちには高額すぎるのです。だからこそ、私たちは、医療支援を必要としています。医薬品と医療器具があれば、私たち、そして村の人びとは本当に救われます。

私たちのように、CDMに参加した多くの人びとは今、収入が無い状態です。訪問診療や診療所を運営できれば、村の人びとにとっても助かりますし、他のCDM参加者にとっても、収入を得られたら助かります。私たちは医療物資を必要としていて、今は必要な量に全く届いていません。どうか医療に必要な支援をお願いします。

抗議する市民 ミャンマー

抗議する市民

(パルシック東京事務所)

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軍事クーデターから2年 https://www.parcic.org/report/myanmar/myanmar_support2208/21916/ Wed, 01 Feb 2023 06:22:02 +0000 https://www.parcic.org/?p=21916 ミャンマーで軍事クーデターが起きてから今日で2年になります。パルシックは昨年8月から、激しい戦闘が続く少数民族地域での支援を開始しました。現地スタッフから、日本の支援者の皆さまにメッセージが届きましたので紹介します。

February 1, 2023 marked two years since the tragic military coup in Myanmar, bringing with it a tremendous amount of tragedy and suffering. During this time, Myanmar people have experienced an exceptionally difficult period as the first Covid-19 case in the country was found in Myanmar on March 23, 2020, leading to months of lockdowns and ongoing hardships. To date, Myanmar people have not seen light at the end of the tunnel, and are in dire need of assistance.

<日本語訳>
2023年2月1日、ミャンマーで起きた悲惨な軍事クーデターから2年が経過し、数えられないほどの悲劇と困難がもたらされました。この間、2020年3月23日にミャンマーで初めての新型コロナウイルス感染者が確認され、数カ月に及ぶロックダウンと苦難が続き、ミャンマーの人びとは非常に困難な時期を経験しています。現在に至るまで、ミャンマーの人びとはトンネルの先の光を見出せず、支援を切実に必要としています。

燃やされた家屋

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ミャンマー少数民族地域での食料と物資の配付 https://www.parcic.org/report/myanmar/myanmar_support2208/21783/ Wed, 11 Jan 2023 07:51:35 +0000 https://www.parcic.org/?p=21783 パルシックは、2022年9月から、ミャンマーの少数民族地域での食料・物資の配付活動を開始しました。

ミャンマーの少数民族地域は、山岳地帯という地理的特徴もあり、開発が遅れ、貧困率の高い地域が多くあります。もともと人口の半数以上が貧困状態にあったようなこれらの地域の人びとは、戦闘による避難や物価上昇により、さらに深刻な人道危機に直面しています。(2022年末時点でミャンマー全体で150万人以上が国内避難民となり家を追われています。)

さらに、戦闘により道路が封鎖されたり、人道支援が入ることを制限されたりして、アクセスの悪い少数民族地域にはなかなか支援が届かない現状があります。

食料を運ぶ様子

パルシックの活動地域では、多くの人が農家として暮らしていますが、2021年2月のクーデター前は、公共事業(建設事業)があり、それで生計を立てていた人も少なくありませんでした。しかしクーデター後はその仕事が一切なくなってしまいました。公共機関で働いていた公務員の仕事もなくなり、収入を得る手段が失われてしまいました。

とうもろこしを乾燥させている農家

多くの人が農家とはいえ、そもそも不毛な土地であり、野菜はなんとか育てられるものの、米は作れず買わなければなりません。そのため、米を中心に、豆や油、卵などを600世帯に配付しました。

配付の様子

配付の様子

配付時には、混乱と間違いを避けるため、それぞれの家族の名前を確認しています。さらに何軒かの家を訪ね、配付したもののうち何が役に立ったか、何があればもっと良かったかといったことをお聞きしています。

食料と物資を受け取った方からの声をご紹介します。

「これまで、茹でたタケノコしか食べられなかったので、子どもたちは目玉焼きを食べられてとっても喜んでいました。米が高くて買えないので、米をもらえて助かりました」

仮住まいの家の中で薪をくべて料理する様子

「子どもたちは卵と食用油をとても喜びました。でも母親としては、米が一番助かりました。米の値段が一番高いので」 (ミャンマーでは米の値段は1年間で60%高騰しました*) 

家の中で料理

冬の寒い日には3,4度まで下がります。そのため、食料に加えて、ろうそくとブランケットも配布しました。

「家には電気が無いので、ろうそくはとても役に立ちました。今は子どもたちが夜も勉強できます。冬は寒いので、ブランケットも助かりました。」

*WFP Market Price Update, November 2022

(パルシック東京事務所)

※この事業はジャパン・プラットフォームからの助成と皆さまからのご寄付で実施しています。

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