海外ルーツの市民との共生 – 特定非営利活動法人パルシック(PARCIC) https://www.parcic.org 東ティモール、スリランカ、マレーシア、パレスチナ、トルコ・レバノン(シリア難民支援)でフェアトレードを含めた「民際協力」活動を展開するNGO。プロジェクト紹介、フェアトレード商品販売など。 Tue, 28 Mar 2023 02:51:58 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.4.1 「春節パーティー」イベントレポート https://www.parcic.org/report/ibasyo/22329/ Tue, 28 Mar 2023 02:51:58 +0000 https://www.parcic.org/?p=22329 2023年2月4日(日)に、異文化交流イベント「春節パーティー」をみんかふぇにて開催しました。

中国をはじめ、台湾、韓国、ベトナム、マレーシア、シンガポールなどのアジアの国々でお祝いされている旧正月・ルナーニューイヤーをお祝いするため、中国に由来のある講師の方々をお招きして本場の水餃子の作り方を教えていただきました!

日本でももちろん餃子を食べる機会はありますが、日本の餃子と中国の餃子の中身や食べ方には色々な違いがあり、今回私たちは皮から作っていきました。

中国では皮をこねるのは男性の仕事なのだそうで、男性の参加者にこねていただきました!

みんなで皮を作成中

皮を形にするのがとっても上手だった小学生の参加者!

皮の完成!

次は皮にタネを包み

餃子の形に仕上げていきます。日本だと皮でひだを作っていくのが割とメジャーですが、講師の方々はこのようにギューっと両手で押すだけで形を作っていたのがとても印象的でした!

出来上がりはこのような感じです!

こちらは餃子のタネに油をかけた写真。常温ではなく火で温めた油を一気に投入するのがポイントのようです!

出来立てをみんなでいただきます♪

完成した水餃子。一人10個以上は食べたかもしれないです笑

酢漬けされているニンニクを餃子と一緒に食べると美味しさ倍増でした!緑色のニンニクは人生で初めて見ました!

当日は中国ルーツの方々をはじめ、子どもから大人までたくさんの方に参加していただき、みんなで作った餃子はとても美味しかったです!!

料理だけでなく、講師の方たちからは、花火があがる旧正月の街の様子やうさぎや金魚の飾り、各々の家庭料理の写真や動画、また実際に家で飾っている「福」を逆さまにした飾りなどを見せていただきました。

実際に中国で旧正月に家で飾っている飾り

そして餃子をみんなで食べた後はカラオケ大会も始まり…

とても楽しい時間を過ごすことができました。 ご参加いただいた皆さん、講師の皆さん、ありがとうございました!!

(みんかふぇインターン 小谷一華)

※この事業はニッセイ財団、令和4年度東京都在住外国人支援事業助成と皆さまからのご寄付で実施しています。

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多様な人が集う「居場所」を目指して https://www.parcic.org/report/ibasyo/21696/ Wed, 14 Dec 2022 06:27:50 +0000 https://www.parcic.org/?p=21696 みんかふぇ吉浦です。
11月はこれまでのスタッフレポートとは少し趣向を変えて、最近のカフェの様子についてレポートします!

賑やかな小学生の放課後利用

カフェを再開した6,7月から比べると、本当に多くの小学生に来ていただいています。
町内会のハロウィンイベントや、11月にみんかふぇの近隣の小学校2校に配布したみんかふぇのチラシで、近隣の子育て世帯に知っていただけたのかなと感じています。

よく来る子たちは毎週来て、宿題をやったり塗り絵をしたりカルピスを飲んだりして、思い思いに過ごしてくれています。(カルピスはおすそわ券で無料です!) ボランティアさんも交じって、ボードゲーム・モノポリーに挑戦したこともありますが、最低金額が10万円になるお金のやり取りは、まだ少し難しそうです…。

ボードゲームや折り紙なども人気ですが、最近はなぞなぞがお気に入り!ご寄付いただいたなぞなぞ本から、なぞなぞを出し合っています。

なぞなぞによっては大人でも難しいものも多く、「わからない!」「ヒント!」とたくさんのヒントをもらいながら盛り上がります ()

他にも、学級会の準備をしに来てくれたグループ、待ち合わせに使ってくれるグループ、2人で大人のようにカフェをしに来てくれた子たちなど、同じ小学生でも様々な利用があります。

たまに漏れ聞こえる会話に「ふふっ」となりながら、周りの常連さんやボランティアさんと顔を見合わせることも、よくある光景になってきています。

海外ルーツの方の日本語勉強

日本語を勉強している、海外ルーツの学生さんの利用もあります。 葛飾区在住の海外ルーツの方は、ほとんどが非英語話者です。そのため、「やさしい日本語」や翻訳アプリを駆使して、コミュニケーションとることが多くなります。

勉強しているテキストでわからないことがあると、質問をくれるのですが、普段使っているにもかかわらず、意味をうまく説明できない日本語がたくさんあります。「このカバンは、重たいものを持つの”に”いいです。」と、「このカバンは、重たいものを持つの”には”いいです。」の違い、「ついでに」「順調」「無理しない」などの単語の意味など、言い換えられなかったり、翻訳したり言い換えてもニュアンスが伝わり切らないものもあったり、改めて日本語は難しいのだろうなと感じます。

ある日は、たまたま中国語話者の学生さんと、同じく中国語話者の日本人ボランティアさんが鉢合わせる日があり、突然、中国語での日本語教室が始まったときもありました。 改めて、みんかふぇが、海外ルーツの方も含んだ地域住民のための居場所になっていけたらよいなと思いながら、彼らの訪問を心待ちにしています。

コーヒーの注文率が高い!常連さん

さて、今年カフェ営業を再開してから、お客様として一番支えてくださっているのが、常連の方々です。ほとんどの方が、なぜか毎回コーヒーを注文してくださいます。 物販をよく買ってくださる方、店内装飾用のご自身の作品を持ってきてくださる方、健康のために散歩がてらお越しいただく方、本を読みに来る方、スタッフと話しに来る方、ボランティア登録もしてくださる方など、利用の仕方は人それぞれです。

お迎えするカフェボランティアさんも、常連さんのお名前を憶えて、「〇〇さん、今日は、あの懐かしい”あたり前田のクラッカー”がありますよ」「あぁ、あの藤田まことの…」と、会話が始まることもあります。

余談ですが、このクラッカーを小学生に紹介したときに、「パーティーで鳴らすクラッカーしか知らない」と言われ、クラッカーとビスケットとクッキーの違いを調べたこともありました(笑)

懐かしい話や趣味の話などで盛り上がることもありますが、あるときは満員御礼で少しもお話ができないままお帰りになることも…。 それでも、また立ち寄ってくださる皆さんに感謝して、せめていつも笑顔でお出迎えしていたいなと思う毎日です。

(みんかふぇスタッフ 吉浦諒子)

※この事業はニッセイ財団、赤い羽根共同募金、草の根育成財団、令和4年度東京都在住外国人支援事業助成と皆さまからのご寄付で実施しています。

 

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10月のみんかふぇイベントレポート https://www.parcic.org/report/ibasyo/21671/ Tue, 13 Dec 2022 08:16:30 +0000 https://www.parcic.org/?p=21671 こんにちは。みんかふぇスタッフの吉浦です。

9月のスタッフレポートでもお伝えしたように、子ども食堂を再開し、フードパントリーを月1回程度の開催にしたため、10月は新しい営業時間でオープンしていました。カフェ営業は、これまでと同じく月・火・金曜日の13時~17時、フードパントリーは月末27日に1回、子ども食堂は14日と28日に2回開催しました。

カフェも、子ども食堂も、少しずつ新しいお客さまも増えて、とてもありがたいことに、日によっては人がお店に入りきらない!という日もあります。

人で溢れてわちゃわちゃとしていると、落ち着ける場所にはなれていないかもしれない・・・と思うときもありますが、その日その日で集まる人や雰囲気が変わっていくのもまた、居場所なのだろうと感じます。

そんな、人が集まりだしたみんかふぇですが、10月は3つも大きなイベントを開催しました!
・10/16 おむすびでつながろう♬(異文化交流イベント)
・10/22 町内会ハロウィンイベント
・10/29 衣服リサイクルイベント

また、10/14と28に開催した、みんかふぇ食堂の様子もご報告します。

おむすびでつながろう♬

異文化交流イベント第2弾 おむすびでつながろう♬ おむすび×海外

2022年10月16日(日)に異文化交流イベント「おむすびでつながろう♬」が開催されました。 今回は日本の文化でもある“おむすび”を一緒に作って、みなさんで楽しい交流の時間を過ごすことを目的として開催されました。

当日は海外ルーツの方だけでなく日本人の方も参加され、みなさんで一緒にいろんなおむすびを作って楽しい時間を過ごしました!! 久しぶりにおにぎりを作られる方や初めての方も一緒に作り方を学び、いろんな具(梅、おかかだけでなく、ツナマヨややきとりなども用意しました)を入れたおにぎりやいろいろな形のおにぎりを作り、いっしょに食べて交流しました。

開催スタッフ(ボランティア)のおすすめのおにぎり紹介やご当地おにぎりの紹介、おにぎり検定にチャレンジ!など、みなさんで楽しく交流し、参加された皆さんからも“楽しかった♬”とのお声をいただきました。 おむすびを通じてみなさんとつながる時間となりました!! ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!

(ボランティアスタッフ 西野裕子)

町内会ハロウィンイベント

10月22日(土)に、みんかふぇが加入している白鳥町内会のハロウィンイベントが開かれました。

町内の子育て世帯を対象にしたスタンプラリー形式のイベントで、町内に数か所設けられたスタンプポイントを回ってスタンプをすべて集めると、お菓子の詰め合わせがもらえるというイベントでした。

みんかふぇは、スタンプポイントの1か所になって、お子さんたち・親御さんたちをお迎えしました。 当日は、100名を超えるご家族が参加して、みんかふぇには、今まで来たことのない数のお子さんたちがいらっしゃいました。思い思いの仮装をしていて、迎えるこちらも楽しませてもらいました。

お店の前に、顔をはめて面白い写真が撮れるボードを数枚用意したところ、大人気!やはり、現代っ子に「映える写真」は響くようです。

後日、イベントに参加して、みんかふぇに来た小学生がカフェを利用してくれるように♪ 地域とのつながりの大切さを感じたイベントでした。

(みんかふぇスタッフ 小柴麻実)

衣服リサイクルイベント

町内会のハロウィンイベントに続いて、どなたでも無料で衣類をもっていっていただける、衣類リサイクル会も11月29日(土)に開催しました!

事前申し込みなしで、どなたでも立ち寄っていただけるようなイベントの開催ははじめてだったため、どのくらいの方に来ていただけるのか不安もありましたが、フードパントリーの利用者さんや常連さんをはじめ、通りがかりの親子連れや海外ルーツの方まで、多くの人にお立ち寄りいただけました。

店内スペースが限られるため、普段はリサイクル品をお預かりできないのですが、できる限り長く丁寧に使いたいと思う人たちの気持ちで、開催できたイベントだと思います。 服を寄付してくださった皆さま、お迎えしてくださった皆さま、ありがとうございました。

また今回は、企画からボランティアさんと一緒にやらせていただきました。 企画以外にも、衣類集め、仕分けや検品作業、当日のお手伝い、片付けまで、ご協力いただいたボランティアの皆さま、本当にありがとうございました。お疲れさまでした!

(※ 今回残った衣類は、葛飾区の「古布資源回収」に出させていただきました。 https://www.city.katsushika.lg.jp/kurashi/1000048/1001534/1001608.html

(みんかふぇスタッフ 吉浦諒子)

10月のみんかふぇ食堂

10月も、引き続きフードパントリーの利用者の方々を主な対象として、小規模に開催しました。 10月は10月14日(金)と10月28日(金)の2回開催しました。

【10/14】
参加者:利用者5名、ボランティア2名、スタッフ2名の総勢9名。
メニュー:ご飯・味噌汁・豚の生姜焼き・もやしと小松菜の胡麻和え。

【10/28】
メニュー:ご飯・スープ・ハンバーグ・カニカマとさつまいものサラダ。

今回も、フードパントリーの利用者の方々を主な対象として、小規模に開催しました。 参加者は、利用者10名、ボランティア4名、スタッフ2名の総勢16名。 さつまいもは、ボランティアさんからご寄付頂いたものを使用しました。

徐々に迎える側も参加者側も慣れてきて、食後は畳のスペースでお子さんとスタッフが遊ぶ光景もおなじみになってきました。 調理の段取りもスムーズになってきて、全体的に余裕が出てきたように思います。

11月以降は、登録利用者の方以外にも広くお知らせして、どなたでもご参加いただける「みんかふぇ食堂」にしていきます。 機会があれば、ぜひお越しください。お待ちしております。

(みんかふぇスタッフ 小柴麻実)

※この事業はニッセイ財団、赤い羽根共同募金、草の根育成財団、令和4年度東京都在住外国人支援事業助成と皆さまからのご寄付で実施しています。

 

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交流イベントを開催しました!~ネパール料理を体験してみよう~ https://www.parcic.org/report/ibasyo/21071/ Fri, 12 Aug 2022 03:39:29 +0000 https://www.parcic.org/?p=21071 皆さん、こんにちは!海外ルーツの市民との共生(在留外国人支援)の活動を始めて半年が経過しました。4月にボランティアの振り返りを行い、その後パルシックとして在留外国人支援をどのように進めていくか議論を重ね、活動の見直しを行いました。

これまで飲食店を中心に訪問しチラシを配りながら相談カフェの周知を続けてきましたが、相談カフェの利用にはあまり結びついていません。何か困ったことがあっても、相手との信頼関係がないとなかなか相談に至らないのではないか、まずは地域に一緒に暮らす人として顔の見える関係を作ることが大事ではないかと考え、

① 日本人も外国籍の人も参加できる「ぐろーばるかふぇ」(第2・4土曜日)の開催
② 交流イベント(月1回ほど)の開催
③ 地域の様々な外国籍の人や関係団体と繋がるアウトリーチ活動の継続

の交流をメインにした3本柱で進めることに決めました。

今回はその中の1つ、7月に開催した交流イベントについて、ボランティアスタッフのメイさんからレポートしてもらいます!

異文化交流イベント 料理 x 海外 ~ネパール料理を体験してみよう~

2022年7月16日(土)にコミュニティカフェみんかふぇ(東京都葛飾区)で、ネパール料理体験イベントを開催しました。 イベントには、お子様から50代の方まで、また日本人だけではなく外国籍の方も参加いただくなど、年齢や国籍を超えた幅広い方に集まっていただきました。

このイベントは、海外料理を通して在留外国人と地域の皆さんとの交流を深めることを目的に開催されたもので、美味しい食事を一緒に作る・食べることで、会話をしながら良い繋がりを作ることを目指しました。

今回は、お花茶屋駅の近くで営業している『アジアン料理まんぷく』のオーナーとシェフをお招きして、ネパール料理を作りながら、調理工程を説明したり、色んな香辛料を嗅いでもらったり、下準備を手伝ってもらったりしながら、大いに盛り上がりました。

13:00 ボランティア集合!

会場準備と買い出しチームに分けて準備を進めました

14:30  開会式&自己紹介タイム!

家族のように同じ食卓を囲んで

15:00 まんぷくオーナーとシェフが到着!

オーナーのモハンさんが料理用の香辛料を紹介

材料について説明しているところ

17:00 熱々料理が出来上がり!

大鍋で作ったチキンビリヤニ!皆さんに大好評でした

18:00 満腹満足ご馳走様でした!!

楽しい時間はあっという間に過ぎ、18時には閉会となりましたが、参加した皆さんからの「また次回も楽しみにしております」という、熱い要望がありました!!

みなさん、また次回お会いしましょう!

(ボランティアスタッフ:メイ)

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初めての交流イベントで慣れない部分はたくさんありましたが、この交流会をきっかけにボランティアスタッフがモハンさんのお店にご飯を食べに行ったり、配達の帰りにモハンさんがみんかふぇに立ち寄ってくれたりといった変化が生まれています。

新型コロナウイルス感染症の収束の兆しが見えませんが、色々と試行錯誤しながら、みんかふぇが大事にしてきた交流を通じて地域の人が支えあえる関係づくりを続けていきたいと思います。

(東京事務所 小栗清香)

※この事業は赤い羽根共同募金、令和4年度東京都在住外国人支援事業助成と皆さまからのご寄付で実施しています。

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活動を始めて2か月…ボランティアの振り返りを行いました! https://www.parcic.org/report/kyousei/20568/ Fri, 13 May 2022 03:07:44 +0000 https://www.parcic.org/?p=20568 今年から新たに始めた海外ルーツの市民との共生(在留外国人支援)では、1月にボランティアスタッフを募集し、2月から15名のボランティアスタッフが活動を始めています。先日、これまでの活動を振り返り、今後の活動を計画するためのボランティア会議をみんかふぇで行いました。

これまでの活動

相談カフェ

2月から第1・3土曜日の午後に、在留外国人向けの相談カフェをみんかふぇでスタートしました。活動のチラシを作って、葛飾区の社会福祉協議会に置かせてもらったり、みんかふぇの活動を支えてくださる地域の方にお知らせしたりするなど活動の周知を続けてきましたが、まだまだ利用者は少なく、これまで受けた相談は片手で数えられるほど…。活動の周知方法や相談カフェの開催方法など見直しが必要な課題がいくつかあります。

どんな相談が受けられるか、英語となるべく分かりやすい日本語で相談カフェの案内チラシを作りました

外国人経営レストランへのアウトリーチ

活動を周知するために、葛飾区にある外国人経営のレストランを1軒1軒訪問して、チラシを配りながら、お困りごとがないか聞いて回っています。これまでお花茶屋、青砥、堀切菖蒲園、四ツ木、亀有周辺の30軒以上のお店を回ってきました。最初は何かの営業かと思って怪しまれることも多々ありましたが、中には、チラシを受け取って「困っている人がいたら渡しておくね~」と言ってくれたり、葛飾区から届いた給付金の申請書を書くことを手伝って欲しいとお願いされ、その場で対応するケースもありました。

インターネットで葛飾区内にあるアジア・エスニック料理のレストランを検索し、2-3人のグループでお店を訪問していきました

ボランティア勉強会

活動に参加するボランティアスタッフは学生から社会人、定年退職をしてボランティア活動に取り組んでいる人など様々です。活動の志望動機も、「自分が海外に住んでいた時に現地の人に良くしてもらったから、自分も何か役に立ちたい」、「困っている外国人を助けたい」など、非常に意欲の高い人が多いです。一方で、在留外国人支援に関する知識はばらばらなので、職員を含め、月に1回ほど講師を招いてオンラインの勉強会を開催しています。

これまでに、在留資格や日本語ボランティアを通じた外国人支援のお話など、3回の勉強会を開催しました

これまでの振り返り

4月に入って、これまでの活動の振り返りを行いました。 KPTという振り返りのフレームワークを使って、K=KEEP(良かったこと・続けたいこと)、P=PROBLEM(課題に感じていること)、T=TRY(やってみたいこと・改善点)をそれぞれ考えていきました。

ボランティアスタッフがファシリテーターを務め、まずは付箋に考えたことをそれぞれ書いていきました

KEEP(良かったこと・続けたいこと)では、「同じような興味関心がある人に出会えたこと」、「勉強会で知識をインプットできるのが良い」といった意見がありました。

付箋に書いた意見をそれぞれが発表していきます。同じトピックでもそれぞれ感じていることが違うところが面白い発見でした

PROBLEM(課題に感じていること)では、「活動が周知されていない」、「飲食店以外にも回れるところがあるんじゃないか」、「専門知識が不足している」、「行政ではなく私たちにできることって何だろう…」といった様々な意見が出てきました。

それに対して、TRY(やってみたいこと・改善点)では、「課題に優先順位をつけて活動する」、「チームに分かれて役割分担をして活動する」、「SNSを活用したら」、「相談だけではなく交流できる場としてまずは知ってもらうのが良いんじゃないか」といった前向きな意見がいくつも出ました。

TRYを終えて…、かなりたくさんの意見が出て、出てきたアイディアの中でも特に取り組みたい付箋に★をつけていきました

オンラインではそれぞれのボランティアが感じていることや、考えていることを共有することがなかなか難しいこともあり、対面で集まって話し合ういい機会になりました。

活動を始めたばかりで試行錯誤が続いていますが、私たちが地域に住む在留外国人の人びとのことを知ること、関心を持つことが大事な一歩になると感じています。 この活動をきっかけに「海外の食に興味を持つようになった」というボランティアスタッフもいます。支援する、されるという一方向の関係ではなく、多様な文化を双方向が理解しあえる活動に発展できるようにしていきたいと思っています。

(東京事務所 小栗清香)

※この事業は赤い羽根共同募金、令和4年度東京都在住外国人支援事業助成と皆さまからのご寄付で実施しています。

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