学ぶ – 特定非営利活動法人パルシック(PARCIC) https://www.parcic.org 東ティモール、スリランカ、マレーシア、パレスチナ、トルコ・レバノン(シリア難民支援)でフェアトレードを含めた「民際協力」活動を展開するNGO。プロジェクト紹介、フェアトレード商品販売など。 Fri, 21 Apr 2017 06:28:43 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.4.1 東日本大震災 復興の現在~石巻市北上町から見る~ 開催レポート https://www.parcic.org/news/5657/ Wed, 05 Mar 2014 09:34:16 +0000 https://www.parcic.org/?p=5657 東日本大震災の発生から3年を迎えるのを前に、3月1日(土)に御茶ノ水ソラシティにて「東日本大震災 復興の現在~石巻市北上町から見る~」と題した集会を開催しました。パルシックの石巻市北上町での事業報告とともに、自らも被災されながらも各々の立場から地域の復興において重要な役割を担われている北上町の3名の方より、震災から現在までのお話をお聞きしました。

東日本大震災 復興の現在~石巻市北上町から見る~ 開催概要

日時: 3月1日(土) 13:00-15:00
場所: 御茶ノ水ソラシティ カンファレンスセンター 1F Room A

主催: 特定非営利活動法人パルシック / 協賛: 法政大学人間環境学部

第一部 事業報告:
  水産物販売支援事業担当 岩尾恒雄
  農産物加工支援事業担当 西村陽子
 
第二部 北上から見る復興の現在 トーク:
  佐藤清吾さん(宮城県漁業協同組合北上町十三浜支所 運営委員長)
  今野照夫さん(石巻市北上地域振興課)
  佐藤尚美さん(WE ARE ONE 代表 / 石巻北上地区復興応援隊)
事業報告をする岩尾、会場は満席

北上での事業報告をする漁業支援担当の岩尾。会場は満席となりました

被災地や復興に関する報道は次第に減っており、人々の関心も薄れてきたと感じるなかで、当日の会場はいまだ強く関心を持つ方々で満席となりました。

途中の休憩では、北上からその日の朝に届いた新鮮な生わかめのしゃぶしゃぶを試食していただきました。茶色の生ワカメを沸騰したお湯に入れると、パッと一瞬でとても鮮やかな緑色になり、普段食べているワカメの食感からは想像できないほどのシャキシャキ感に、みなさん驚かれていました。

わかめしゃぶしゃぶの試食コーナー

わかめしゃぶしゃぶの試食コーナー。お湯の中でパッと色が変わるワカメにみなさん驚いた様子

 

わかめしゃぶしゃぶを食べる大学生のみなさん

わかめしゃぶしゃぶをおいしそうに食べる大学生のみなさん。十三浜の漁業チーム「鵜の助」の塩蔵ワカメも販売しました

第二部では、北上町で被災され、現地で復興に携わる佐藤清吾さん、今野照夫さん、佐藤尚美さんから、当時の被災状況や今後の課題について、また、震災直後から今どのように北上が変わってきているのか、そして今現場では何が求められているかなど、じっくりお話しをお聞きしました。

登壇者 左から、佐藤清吾さん、佐藤尚美さん、今野照夫さん

登壇者 左から、佐藤清吾さん(宮城県漁業協同組合北上町十三浜支所 運営委員長)、佐藤尚美さん(WE ARE ONE 代表、石巻北上地区復興応援隊)、今野照夫さん(石巻市北上地域振興課)

集会後に記入していただいたアンケートでは、ほとんどの方から「北上の魅力を知りに現地を訪れたい」「今求められていることを何か支援したい」などの回答をいただくと同時に「佐藤尚美さんが話していた “復興とは、あれこれ建築したりして、もともとよりも便利な場所にすることではなく、普通に死ねること” という言葉が非常に印象的だった」との感想もあがりました。また「今どういった支援が必要とされているか」という質問には「北上の人たちと交流し、北上のものを食べてほしい」との回答があり、身近に誰でもできることが支援につながるのだと気付かされました。

2時間と短い時間での集会となりましたが、被災地の現在の状況や今求められていること、復興とは何かについて考える、とても貴重な時間を持つことができました。

WE ARE ONE ホームページ:  http://www.wao-kitakami.com/

(東京事務所 西森光子)

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【3月1日開催】 東日本大震災 復興の現在~石巻市北上町から見る~ @御茶ノ水 https://www.parcic.org/news/5404/ Thu, 06 Feb 2014 09:23:49 +0000 https://www.parcic.org/?p=5404 はじめに

2011年の3月11日から3年が経過し、被災地や復興に関する報道も次第に減ってきましたが、被災者の多くは今も狭い仮設住宅での生活を余儀なくされており、 高台移転に伴う集落の統合や分割、それぞれの自宅の建設にともなう負担など多くの課題に直面しています。

パルシックが支援を行っている宮城県石巻市北上町から、自らが被災者として多くを失いながらも復興において重要な役割をされている3人の方をお招きして お話を伺います。北上の採れたて生ワカメのしゃぶしゃぶもいただきます。

皆さまお誘い合わせのうえ、ぜひご参加ください。

開催概要

東日本大震災 復興の現在~石巻市北上町から見る~
  

日 時: 3月1日(土) 13:00-15:00 (12:30開場)
場 所: 御茶ノ水ソラシティ カンファレンスセンター 1F Room A   
参加費: 一般 1,000円  学生 500円   
定 員: 50名   

主 催: 特定非営利活動法人パルシック
協 賛: 法政大学 人間環境学部

 

タイムテーブル

12:30 開場
13:00

第一部: パルシック 北上事業報告

     水産物販売支援事業担当 岩尾恒雄
     農産物加工支援事業担当 西村陽子

13:20 休憩: ワカメしゃぶしゃぶを味わう
13:40

第二部: トーク 被災地住民が語る北上の被災と復興の現在

     佐藤清吾さん(宮城県漁業協同組合北上町十三浜支所 運営委員長)
     今野照夫さん(石巻市北上地域振興課)
     佐藤尚美さん(We Are One 代表 / 石巻復興応援隊)

14:40 質疑応答

会場までのアクセス

御茶ノ水ソラシティ

所在地:

東京都千代田区神田駿河台4-6
電話:03-6206-4855 Fax:03-6206-4854
Web:https://solacity.jp/cc/

交通:

JR中央・総武線 御茶ノ水駅 聖橋口から徒歩1分
千代田線 新御茶ノ水駅 B2出口 【直結】
丸ノ内線 御茶ノ水駅 出口1から徒歩4分
都営新宿線 小川町駅 B3出口から徒歩6分

 

お申し込み・お問合わせ

ご参加ご希望の方は、メール・FAX・電話のいずれかで、①お名前  ②ご連絡先  ③参加人数を、
下記までご連絡ください。定員がありますので、お早目のご予約をお勧めいたします。

特定非営利活動法人パルシック       

メール:office@parcic.org FAX:03-6206-8906 電話:03-3253-8990
お問合わせフォーム

 
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9/28(土) 「連帯経済」とは何か? 東北復興支援における連帯経済の役割を考える勉強会 https://www.parcic.org/news/4769/ Fri, 13 Sep 2013 05:48:46 +0000 https://www.parcic.org/?p=4769 連帯経済勉強会

「絆」が2011年の漢字に選ばれたように、私たちは災害時や復興支援の過程において、人と人とのつながりの重要性に気づかされてきました。そして多くの人がお金のためではなく、人と人が支えあうために事業を立ち上げ、これまでの復興をリードしてきました。そんなお金のためではない経済、人と人とのつながりに価値を置く「連帯」を軸にした経済が社会の主流となったら、どのような世界が実現できるのでしょうか?
本勉強会では私たちには比較的なじみの薄い「連帯経済」という言葉のコンセプトを整理し、復興における連帯経済の役割を、協同組合や地域で活動するNPOの取り組み事例も交えて考えていきます。

■日時:2013年9月28日(土)14:00~17:00(開場13:30)

■会場:在日本韓国YMCA 9階 国際ホール 
〒104-0064 東京都千代田区猿楽町2-5-5

交通
・JR総武線各駅停車 水道橋駅 徒歩5分
・JR中央線快速・地下鉄 御茶ノ水駅 徒歩9分
・都営地下鉄新宿線 神保町駅 徒歩7分

会場案内:https://www.ymcajapan.org/ayc/jp/map1.htm

 

プログラム(予定)

 ■第一部 連帯経済とは
  「連帯経済」のコンセプトと、社会的企業、協同組合、ソーシャル・ファイナンスなどのキーワードとの関係性・相違点を整理します。
  発表者:
   井上礼子氏(パルシック)
   藤井敦史氏(立教大学教授/PARC理事)
   他数名を予定

 ■第二部 3.11後の連帯経済
   3.11後の東北復興支援における連帯経済の事例を紹介し、復興支援における連帯経済の役割を考えます。
  発表者:
   三本裕子氏(日本NPOセンター)
   梶田恵臣氏(認定NPO法人女子教育奨励会(JKSK)理事/事務局)
   他数名を予定

■参加費:500円(当日受付にてお支払いください)

イベントチラシはこちら http://www.parc-jp.org/freeschool/event/pdf/20130928.pdf

 

主催・お問い合わせ・お申し込み

連帯経済日本委員会(事務局:アジア太平洋資料センター<PARC>/担当:田中)
〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町1-7-11 東洋ビル3F
TEL.03-5209-3455  FAX.03-5209-3453
E-mail: office@parc-jp.org
HP http://www.parc-jp.org/
Twitter:https://twitter.com/parc_jp

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10/5開催(東京) 復興はどこまできたか―北上町の復興から学ぶ―講座 https://www.parcic.org/news/4667/ Thu, 05 Sep 2013 03:12:14 +0000 https://www.parcic.org/?p=4667 北上地区は、どんな歴史をたどってきたところなのか、そしてどんな復興まちづくりを目指しているのか。
自然とコミュティとの関係を中心に、震災前から地域の研究をされていた宮内泰介氏から学びます。

また、パルシックは北上町で、不自由な仮設住宅での生活の中、悲しみを胸に漁業を開始し農作業を行う被災者の方々に励まされながら活動を行ってきました。その過程を、パルシック代表理事の井上礼子がお話します。

 わかめ加工風景

 日時と参加費

日時:10月5日(土) 13:00-15:00   
場所:東京都千代田区神田淡路町1-7-11 東洋ビル2階
    PARC事務所 (パルシック東京事務所と同じ建物内)   
参加費:500円  

テーマと講師    

◇宮内泰介氏(北海道大学教員/さっぽろ自由学校「遊」共同代表/PARC理事)
『北上に見る自然・コミュニティ、そして復興』     

◇井上礼子 (パルシック代表理事)      
『コミュニティ復興支援でのパルシックの仕事』    

お申込み・お問合せ

お問い合わせフォームよりお申し込みください。

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パルシック東日本大震災復興支援事業報告会 ~北上町の今とこれから~ https://www.parcic.org/news/3294/ Thu, 31 Jan 2013 05:11:31 +0000 https://www.parcic.org/?p=3294 パルシック 東日本大震災復興支援事業報告会

2011年3月11日の東日本大震災から、2年が経とうとしています。震災直後、がれきの山だった当時からは街の風景が変わり、復興が進んでいることを感 じますが、その一方で、長引く仮設住宅での暮らしや、地域での就業機会の不足など、これからの課題もまだ多くあります。パルシックは、宮城県石巻市北上町 で、ワカメ養殖支援、仮設住宅近くでの共同農地の運営、かわら版発行によるコミュニティ復興支援などを行ってきました。地域の皆さまと一緒に、北上町の農 漁業の復活を目指して日々活動しています。2年間の報告を、現地で活動に加わってくださっているお母さんたちの声とともにお伝えします。
新鮮なワカメしゃぶしゃぶの試食や、海産物の販売も行います。

 ※当日の農業報告資料はこちらよりご覧いただけます。(PDF:1.21MB)

 

日 時 2013年3月2日(土) 13:30 開場 14:00 開始
会 場 築地本願寺 講堂
参加費 一般 1,000円、学生 500円 (資料代、試食代含む)
共 催 特定非営利活動法人 パルシック
特定非営利活動法人 アーユス仏教国際協力ネットワーク
法政大学 人間環境学部

十三浜地図

北上町十三浜マップ

プログラム

14:00 北上町の復興のいま:西城戸誠(法政大学教員)
14:10 漁業復興支援 活動報告:日方里砂(パルシック北上町駐在員/復興応援隊)
14:25 農業復興支援 活動報告:西村陽子(パルシック北上町駐在員)
14:40 ワカメ料理試食
15:10 北上町の女性たちが語る
15:40 質疑応答

会場までのアクセス

築地本願寺までのアクセス
東京メトロ日比谷線「築地」駅 徒歩1分、
都営浅草線「東銀座」・東京メトロ有楽町線「新富町」・都営大江戸線「築地市場」駅 徒歩5分

お申込み・お問い合わせ

特定非営利活動法人 パルシック
〒101-0063 千代田区神田淡路町1-7-11 東洋ビル
電話:03-3253-8990 FAX:03-6206-8906 Eメール:office@parcic.org
参加ご希望の方は、メール・FAX・電話のいずれかで、①お名前、②ご連絡先、③参加人数を上記までご連絡ください。

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十三浜の伝統芸能 『南部神楽』地元の力で復興へスタート https://www.parcic.org/report/ishinomaki/tohoku_nature_culture/1122/ Wed, 25 Jul 2012 11:52:01 +0000 http://test.parcic.org/?p=1122
▲大室南部神楽保存会が探し当てた、
大室南部神楽の演目ビデオより。

「南部神楽」は、宮城県北部から岩手県南部まで広く継承されている民俗芸能。旧来の神楽が明治維新後に農民によって一般化し、鮮やかな衣装をまとった演者 が、神話・伝説などを桶胴(おけどう)太鼓と鉦(しょう)の囃子(はやし)に合わせて演じ唄い舞う、迫力ある芸能です。石巻市北上町十三浜には、相川、大 室、長塩谷・立神地区に保存されていました。いずれも、石巻市指定無形民俗文化財です。

2011年3月11日の津波は、十三浜の南部神楽が保存されているすべての浜を襲いました。囃子道具、お面、衣装、さらには演目・台詞が記されていた「か んでぼ(神台簿、神台本)」まで、保管されていたあらゆるものが波にのまれ、消え、衣装の端切や海水を浴びてぼろぼろになった道具が発見できた程度でし た。

これまで、被災された大室の方が、何度か南部神楽の話をしてくれたことがありました。
「〇〇さんはうんと唄がうまいんだ」
「みんな神楽が好きでね」
「屋島合戦は泣きの演目で、際立って上手な人でないとだめなんだ。うまい人がやると、もうみんな泣いてしまうよ」(とくに、たくさんの亡くなった兵士の中、兄を懸命に探す場面は涙を流さずにはいられないとか)
「こういう台詞なんだ。これが泣けるんだ。『忠信と一声、呼びたまえ~~~』」


▲屋島合戦の台詞を唄いながら書き記してくださいました。

▲こうした長台詞が書かれていたものもすべて失いました。

年が明けた2012年1月初旬、十三浜小室の獅子舞の件もあり、石巻市教育委員会の文化保存を担当する方を訪ねました。担当してくれたのは木暮さんという方、訪ねた時、驚かれながらこう話してくれました。

「ずっと浜の方が気がかりだった。まして北上町は役場ごと壊滅、職員もみな被災し、大変な状況であることは分かっていた。だから獅子舞は、神楽は大丈夫 だったかとは到底、聞けなかった。(パルシックから)事情を聞き、迷ったが、地元が復活させたいと言っているなら、その“今”が、文化・芸能の復興のタイ ミングなのだと思った」。

この木暮さんの一言から、十三浜の神楽復興への道のりがスタートしました。2月には被災した長塩谷南部神楽、相川南部神楽、大室南部神楽が集まり、各保存 会の組織体制、運営、練習場所、道具の確保について話し合われました。これまで、「おらほの神楽が一番」と思ってきたそれぞれの保存会。ですが、木暮さん により、体力を蓄え、保存会を残していくためにも、独自性を大事に活動しながらも、例えば「十三浜南部神楽連合」としてゆるやかに連携してお互い励まし 合って行こうということが提案されました。それから、資金調達や道具の作り手探しなどそれぞれに動き始めました。しかし、後継者がいない保存会もありま す。今後、南部神楽はどうなっていくのか、先が見えない保存会もあります。お金さえあれば復活できるものではありません。現保存会の思いと、我慢強く道具 の作り手を探しできるまでを待つ、そう簡単に「復興」とはいきません。そんな中、大室南部神楽はいち早く、大室出身の若手が動き始めました。

もともと南部神楽は子供や女性が演じるものではありませんでした。南部神楽は、明治初期の修験制度廃絶後農民に広がり伝承されていくまでは、岩手県 を巡る修験者たちが継承してきた「山伏神楽」というものであり、おそらく厳格な規則により守られてきたと想像します。ですが大室では、20~30年前、文 化芸能の継承・後継者の育成のため、そして何より当時の子どもたちが南部神楽に憧れて師に「踊りたい」と何度も頼み込んだことから、神楽を演りたい男の 子・女の子への継承がはじまりました。子どもであっても妥協を許さない当時の師匠。下手な踊りをすると「だいにおしぇらいだ!(誰に教えられた!お前の師 は誰か!)」と怒られたといいます。台詞も長く、そして体力も相当に必要です。後に、当時のビデオが見つかったのですが、小学生がこのような舞ができるの かと驚かされました。

「子供神楽」であちこちのイベントに引っ張りだこだった当時の小学生たちは、現在20代~30代。大室を離れ、皆ばらばらに家族や仕事を持っています。で すが、自分たちの生まれ故郷のために何かできないか、悲しみを背負ったおじいさんおばあさんの笑顔がみたい、その思いから、道具だけでなく、神楽の恩師ま でも津波で失いましたが、お互いに連絡を取り合い、懸命に復活に向けて頑張っています。

大室は十三浜の中でも一番、冗談や笑いが多く、真面目な顔で冗談を言うので真に受けてちゃかされるということもある地域です。身内・家族を失った方も多 く、ほんの少し高いところにあった2軒を残し、浜全体が壊滅しました。若者の手によって、少しずつ元の笑顔が取り戻されるかもしれません。

大室ならではの面白いコラムがたっぷり掲載されている「大室南部神楽保存会」のホームページがあります。
大室南部神楽保存会

そして大室だけでなく、相川も長塩谷も、それぞれに踏ん張ってがんばっています。よかったら皆さんも一緒に、十三浜の南部神楽を見守り応援してください。 民俗芸能は集落が育て伝承していくもの。パルシックは、事務方など後方からお手伝いが必要なところで、できることをして、応援しています。


▲お幣束づくりの様子。神楽の演者は右手に扇子(刀に代わることも)、左手にこのお幣束を持って舞います。演じた後、お幣束は観覧に来た方に贈呈され、渡された方は家の神棚に飾るのだとか。(大室)

▲神楽の衣装は地元の方たちが縫います。生地ひとつ、生地の名前を探すところから始まりました。その生地で地元のお母さんたちが仮設住宅に集まって、ひとつひとつ確かめながら縫い上げています。(大室)

 

(パルシック 日方里砂)

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地元の木材の利用 https://www.parcic.org/report/ishinomaki/ishinomaki_zaitaku/109/ Fri, 09 Sep 2011 03:06:00 +0000 http://test.parcic.org/%e6%9c%aa%e5%88%86%e9%a1%9e/109/
石巻市北上町十三浜で、NPO法人 水守の郷・七ヶ宿の海藤さんに出会いました。
これまで十三浜を中心に支援活動を続けてきたそうです。
現在は、津波によって立ち枯れたり捜索のために伐採された木々を製材しているとのこと。
この木材を使ってわかめの加工場を作れないか?など相談。
でも、海の近くに作る加工場は、岸壁のかさ上げなどの工事がこれから予想され、
仮設の加工場テントを設置するほうが無難だろうということで、
水守さんの木材は使わないことに。。。

でもこうして赤くなったり倒れている木があちこちにあります。
これから、家の新築、村落の高台移転、復興住宅、おそらく海外から
安価な木材がたくさん輸入されてどんどん建築されていくのだと思います。
地元の木材を、できればこうした木材も使えないものでしょうか。

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